発走
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:09 UTC 版)
.mw-parser-output .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .trow>.thumbcaption{text-align:center}} 手旗を振るスターター(上) 合図を受け白旗を振る発走委員(下) スターターが台に立って小旗が振られるとゲート入りの体制になる。通常は奇数番号の馬が先にゲートに入り、その後で偶数番号の馬がゲートに入る。これはゲートの構造上隣同士の馬が2頭同時に入ることができないため、奇数と偶数で分けて入れるようにしている。ゲート入りの悪い馬の場合、番号に関わらず真っ先にゲートに入れる場合がある。馬によっては目隠しをしたり、後からロープを張って強引にゲートに押し込むなどの作業を行ってもゲートに入りにくい馬があり、発馬時刻が遅れることもある。また本来はゲートの悪くない馬でも時々ゲートを嫌がることがあり、なかなかゲートに入らない場合は一度ゲートに入っていた馬を一度出してゲート入りを嫌がっていた馬を先にゲートに入れる場合もある。または、大外枠のさらに外側の枠に入れることもある(これを外枠発走と呼ぶ)。 日本では小旗が振られた時点でファンファーレが鳴り響くが、これは日本だけの習慣であり、世界各国で一般的なのは(ゲート式の場合)ゲート入りの前に何かがあるわけではなく粛々とゲート入りが行われる。日本の場合は、特にグレードワン競走の場合、ファンファーレに合わせて手拍子の大歓声が起きる。この大歓声に驚いて興奮してしまう競走馬もいる。 ゲート入りの段階までで騎手を振り落として空馬になって走ってしまったり、ゲート内で暴れたりした場合にはゲートに入っていたとしても競走馬を出して馬体検査を行う場合がある。外傷や疲労が見られた場合には、競走から除外される。この時点での除外馬について、この馬を対象とした勝馬投票券は確定後に払い戻し(買戻し)の対象となる。 ゲートが真正に開いた時点で競走馬は全て出走馬とみなされ、それ以後、出走を取り消したりすることはできない。従ってゲートが真正に開いたにも関わらずゲートから出なかった場合や、ゲートが開いた直後に落馬した場合は全て競走中止馬とみなされる。これらの競走中止馬を対象とした勝馬投票券はすべて外れとなる。 但しゲートが不正に開いた場合、例えばある枠のゲートだけ開かなかったり逆に早く開いてしまったりした場合には発走のやり直しとなる(これを、カンパイという)。この時、ゲートの前方で旗が振られ、真正な発走でなかったことを騎手に伝える。
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