音域による分類とは? わかりやすく解説

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音域による分類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 05:39 UTC 版)

トロンボーン」の記事における「音域による分類」の解説

ピッコロトロンボーン (piccolo trombone) テナートロンボーンより2オクターヴ高いB♭管の楽器で、管長ピッコロトランペットと同じである。非常に珍しい楽器で、使われる機会ほとんどないソプラノトロンボーン (soprano trombone) テナートロンボーンよりも1オクターヴ高いB♭管の楽器で、B♭管のトランペット管長が同じである。そのためトロンボーンというよりはスライド式トランペットといった趣きだが、メーカーによってはスライドトランペットと区別してボアベル用いマウスピース大きく設定されていることがある現代ではほとんど使われないが、稀に大編成のブラスアンサンブルで使用されることがあるアルトトロンボーン (alto trombone) テナートロンボーンよりも小ぶりで、標準的には4度高いE♭管である。5度高いF管、さらにはD管の楽器存在するB♭管の迂回管や、トリルキィと呼ばれる半音分の迂回管を持つものもある。人の声とよく溶け合い前期ロマン派までのオーケストラ曲や、トロンボーンアンサンブル曲などで用いられることが多い。専門奏者はおらずテナートロンボーン奏者持ち替え演奏する標準的な設計存在しないが、11.9 - 12.5 mm程度ボアと、6.5 - 7インチ程度ベルを持つことが多い。マウスピースは細管テナートロンボーン用のものと共通で、特にカップが浅い物を使用するリム径奏者によって様々である。 テナートロンボーンtenor tromboneテノール・トロンボーンとも) 最も基本的な構造をした、トロンボーン代表格B♭管で、音域的には、男性の声と最も近い。主に軽音楽分野使われるほか、ソロ曲演奏時やオーケストラの第1奏者使用することがある低音域に構造上出せない音があったり、操作性に劣るため、クラシック奏者後述F管アタッチメント付テナートロンボーン使用するのが主流である。F管アタッチメント付テナートロンボーン区別するときには、ストレート・テナートロンボーンと呼称する。太管では13.9 mm(0.547インチ)のボアと、216 mm8.5インチ)のベル標準。細管は太管のように標準的な設計存在しないが、12.2 - 12.9 mmボアと、7〜8インチ程度ベルを持つことが多い。 F管アタッチメント付テナートロンボーン テナートロンボーン1つ迂回管(F管)とバルブ持たせた楽器である。迂回管を使用する事により、第1倍音と第2倍音スライドのみで出せる最低音(E)長3度下のCまで音域広がる迂回管のレイアウトメーカー各社によって様々である。一部日本のメーカーでは国内向けに「テナーバストロンボーン」という呼称をすることがあるが、これは日本でしか用いられない呼び方で、いわば俗名である。 バストロンボーンbass trombone、ベース・トロンボーンとも) テナートロンボーンより太いボア大きなベル持ち1つまたは2つ迂回管とバルブ備える。ボアは14.28 mm(0.562インチ)、ベル241 mm(9.5インチ)が標準である。1本目迂回管はテナートロンボーン同様にF管である。2本目Ges管が標準的だが、稀にG管を持つものもある。迂回管を2本とも使うと管長はD管(第2バルブがG管の場合Es管)になる。2つ迂回管を持つ場合2つめのバルブ主管側に(主管に対して直列に)配置されたものをインライン、F管側に(主管に対して並列に)配置されたものをオフセットと呼ぶ。バスと名が付くが、音域テナートロンボーン同一である。テナートロンボーンより低音域での操作性優れる他、太く暖かな音色を持つ。マウスピーステナートロンボーン異なりより大きいリムと深いカップ持った物を使用し奏法も全く異なる。オーケストラ吹奏楽では3番トロンボーン指定のある曲はバストロンボーン演奏する。これらの編成では音楽的役割テナートロンボーンとは異なりトロンボーンセクション一員としてだけではなくベースセクション一員としての役割期待される詳細バストロンボーンの項を参照コントラバストロンボーン (contrabass trombone) バストロンボーンよりも3度から5度低い楽器で、標準的にはF管である。2つ迂回管とバルブを持つ。迂回管の調性メーカーにより様々であり、標準存在しない長いスライド操作するためのハンドル備えことがあるまた、一部メーカーでは2重のスライド持ちバストロンボーンより1オクターヴ低いB♭管の楽器を指すことがある後期ロマン派の4管編成楽曲や、大編成のトロンボーンアンサンブル等でバストロンボーン奏者持ち替え演奏する詳細バストロンボーンの項を参照。 これに非常に近い楽器としてチンバッソ(後述)も存在する

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音域による分類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 07:50 UTC 版)

楽器」の記事における「音域による分類」の解説

オーケストラ配置決めの際に、音域による楽器の分類を使うことがあるソプラノ - フルートヴァイオリントランペットクラリネットオーボエピッコロ アルト - フレンチホルンコーラングレヴィオラ テナー - トロンボーンギター バリトン - ファゴットチェロユーフォニアム バス - チューバコントラバス

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音域による分類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 00:52 UTC 版)

ギター」の記事における「音域による分類」の解説

一般的なギターより音域高く、あるいは低くチューニングするギターもある。 テナーギター バリトン・ギター

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