阿倍氏とは? わかりやすく解説

阿倍氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 22:36 UTC 版)

阿倍氏(あべうじ、のち安倍氏)は、「阿倍(安倍)」をの名とする氏族


注釈

  1. ^ 土御門久脩の時代に、家祖以来陰陽道宗家の双璧であった賀茂氏嫡流勘解由小路家が断絶し、代わって江戸時代初期には賀茂氏庶流にあたる幸徳井家暦道の家柄として台頭した。
  2. ^ よって、この時点で土御門家倉橋家家学陰陽道から離れ、そもそも陰陽師なる役職が公的存在性を失った上、戦後天社土御門神道が再興されたが、土御門家現当主は一切関与しない姿勢でいるため、明治以降現代において「陰陽師」、「陰陽道宗家」などといった役職は存在せず、民間的な存在有無は別として、公的には現存しない。
  3. ^ よって、安倍晴明の男系直系末裔は信憑性のある公的な系譜史料においては、現存しない。

出典

  1. ^ 赤澤春彦 2011 - 第二部第二章「鎌倉期における安倍氏の動向」
  2. ^ “安倍晴明の子孫の墓ピンチ 京都、連絡取れず寺が供養”. 京都新聞. (2017年2月11日). http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20170211000098 
  3. ^ 国立天文台暦計算室. “暦Wiki/歴史/明治以降の頒暦”. 2019年10月9日閲覧。
  4. ^ 天文古玩. “東京天文台、明治前期の歩み”. 2019年10月9日閲覧。
  5. ^ 春材が兄雄の子とする系図もある。


「阿倍氏」の続きの解説一覧

阿倍氏(上古 - 奈良時代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 00:10 UTC 版)

「阿倍氏」の記事における「阿倍氏(上古 - 奈良時代)」の解説

景行天皇の妃の一人である高田媛の父が阿部木事であるとされ、また継体天皇の妃に阿倍波延比売がいたといわれているが、歴史上はっきりとした段階活躍するのは宣化天皇大夫議政官であった大麻呂(火麻呂とする説もある)が初見である。大麻呂は大伴金村物部麁鹿火蘇我稲目に次ぐ地位重臣であったと言われている。推古天皇時代には蘇我馬子側近として麻呂登場している。 大化の改新新政権左大臣となったのは、阿倍倉梯麻呂(内麻呂とも)であった。阿倍氏には『日本書紀』などでも外国への使者などに派遣される人物多く、倉麻呂家柄のみならずそれなりの見識買われ新政権参加した可能性が高い。また、麻呂の娘・小足媛孝徳天皇の妃となって有間皇子生んだとされており、またもう一人の娘・橘媛天智天皇の妃になるなど、当時の阿倍氏の勢力窺えるその後、阿倍氏は一族分立して布施臣」・「引田臣」(ともに後に朝臣の姓を受ける)などに分裂していった。だが、引田臣を率い阿倍比羅夫斉明天皇仕えて将軍として活躍し布施臣を率いる倉麻呂息子御主人635年 - 703年)は大宝律令下で最初右大臣任命された。その後布施御主人は「阿倍朝臣」の姓をあたえられ続いて引田朝臣でも比羅夫息子達に対して同様の措置取られた。遣唐使留学生として唐に渡った麻呂比羅夫の孫、船守の息子であると言われている。以後主として御主人比羅夫末裔が「阿倍氏」と称することになった。だが、中納言薨去した御主人の子広庭659年 - 732年)が死ぬと、藤原氏などの新興氏族押され低迷する。だが、藤原武智麻呂夫人豊成・仲麻呂兄弟生母)や藤原良継夫人古美奈などの有力者夫人出している。

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阿倍氏

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日出処の天子」の記事における「阿倍氏」の解説

阿倍内麻呂 阿倍毘賣の兄。野心満ちた如才ない人物として描かれている。 阿倍毘賣 毛人正妻とする姫。美貌ではないが心やさしい女性である。

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阿倍氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/06 14:33 UTC 版)

奈良時代の人物一覧」の記事における「阿倍氏」の解説

阿倍宿奈麻呂……公卿阿倍広庭……公卿阿倍仲麻呂……遣唐使阿倍帯麻呂……公卿阿倍毛人……公卿阿倍子島……公卿阿倍駿河……官人阿倍継麻呂……官人阿倍沙弥麻呂……公卿阿倍祖足……公卿阿倍粳蟲……公卿阿倍意宇麻呂……公卿阿倍虫麻呂……公卿阿倍広津麻呂……公卿阿倍首名……公卿

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