阿倍比羅夫とは? わかりやすく解説

あべ‐の‐ひらぶ【阿倍比羅夫】

読み方:あべのひらぶ

古代武将7世紀中ごろ斉明天皇時日本海沿岸蝦夷(えぞ)を討ち天智天皇の時百済(くだら)救援のため唐・新羅(しらぎ)と戦ったが、白村江(はくすきのえ)の戦いで敗れた生没年未詳

阿倍比羅夫の画像
本朝百将伝」より/国立国会図書館

阿倍比羅夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/16 01:27 UTC 版)

阿倍 比羅夫(あべ の ひらふ、生没年不詳)は、7世紀中期(飛鳥時代)の日本の将軍。氏姓は阿倍引田臣。冠位大錦上越国守・後将軍大宰帥を歴任した。斉明天皇4年(658年)から3年間をかけて日本海側を北へ航海して蝦夷を服属させ、東北以北にて粛慎と交戦した。


注釈 

  1. ^ 北海道歴史家協議会編「歴史家―第四号」河野廣道 胆振鉏=勇払又は江別、後方羊蹄=江別と苫小牧の間とする説など。

出典

  1. ^ 新野直吉『古代東北史のひとびと』19頁。
  2. ^ (「阿倍家系」(『備後福山 阿倍家譜』所収)
  3. ^ 太田亮『姓氏家系大辞典』角川書店、1963年
  4. ^ 坂本太郎「日本書紀と蝦夷」189-193頁。
  5. ^ a b c 坂本,平野[1990: 34]
  6. ^ 『日本書紀』斉明天皇4年4月条
  7. ^ 『日本書紀』斉明天皇4年7月4日条
  8. ^ 『日本書紀』斉明天皇4年条
  9. ^ 苫小牧駒澤大学:駒大在学生応援:インターネット講座■ 第4回 北海道と胆振地方の古代史アーカイブ
  10. ^ 地方史研究所編「余市」に瀧川政次郎「後方羊蹄」=余市説
  11. ^ 余市町でおこったこんな話 その158「『余市』の刊行と阿倍比羅夫(その2)」|まちの紹介 |北海道余市町ホームページ
  12. ^ 『日本書紀』斉明天皇5年条
  13. ^ 西鶴定嘉「樺太史の栞」
  14. ^ 『日本書紀』斉明天皇6年3月条
  15. ^ 『日本書紀』斉明天皇6年5月8日条
  16. ^ 『続日本紀』養老4年正月27日条
  17. ^ 『続日本紀』養老4年正月27日条


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