かんけい‐えんざんし〔クワンケイ‐〕【関係演算子】
関係演算子
関係演算子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/21 14:13 UTC 版)
計算機科学において、関係演算子(かんけいえんざんし、英: relational operator)または比較演算子(ひかくえんざんし、英: comparison operator)とは、プログラミング言語の演算子で、2つの対象の関係を調べるものをいう。たとえば、同値関係を調べる等号( の )や、順序関係を調べる不等号( の )などが含まれる。
- ^ Fortran 90からはC言語ライクな比較演算子もサポートされている。
- ^ ALGOL 68: "stropping" regimes are used in code on platforms with limited character sets (e.g. use
>=
orGE
instead of≥
), platforms with nobold
emphasis (use'ge'
), or platforms with only UPPERCASE (use.GE
or'GE'
). - ^ Visual Basic、VB.NET、OCaml、SQL、Standard MLなど。
- ^ Simula、Modula-2、Object Pascal、Delphi、Ada、Oberon、OCaml、Standard MLなど。
- ^ C、C++、C#、Go、Java、JavaScript、Perl(文字列比較演算子は別に用意されている)、PHP、Python、Ruby、Rなど。
- ^ sh、bash、ksh、Windows PowerShellなど。
<
と>
はシェルではリダイレクトの記号として用いられるため別の記号を用いる必要がある。先頭のハイフンを除いたものはPerlでは文字列比較演算子として使用される。 - ^ MATLABはC言語ライクな比較演算子を提供するが、
!=
を用いない。MATLABにおいて、!
はシェルコマンドの記述に用いられるからである。上段の形式はSmalltalkでも用いられるが、等号は=
となる。
注釈
- ^ ただしJavaの
java.lang.Boolean
はboolean
に暗黙変換される。また、C#ではbool
への暗黙変換演算子や、true
/false
演算子をユーザー定義することもできる。このようなケースでは、JavaやC#であっても条件式を書くべきところに間違って代入式を書けてしまう。
出典
- ^ 関係演算子と論理演算子—Wolfram Mathematica 9 ドキュメント
- ^ Kernighan, Brian; Dennis Ritchie (1988) [1978]. The C Programming Language (Second edition ed.). Prentice Hall, 19
- ^ Compiler Warning (level 4) C4706 | Microsoft Learn
- ^ Intro to Ada Pt. 3 - Ada Resource Association
- ^ 7. Simple statements — Python 3.11.5 documentation
- ^ 6. Expressions — Python 3.11.5 documentation
- ^ = Operator - Visual Basic | Microsoft Learn
- ^ Comparison Operators in Visual Basic | Microsoft Learn
- ^ Statements in Visual Basic | Microsoft Learn
- ^ a b “PHP: Comparison Operators - Manual”. 2008年7月31日閲覧。
- ^ Equality Operators - Framework Design Guidelines | Microsoft Learn
- ^ CA1046: Do not overload operator equals on reference types (code analysis) - .NET | Microsoft Learn
- 1 関係演算子とは
- 2 関係演算子の概要
- 3 論理的同値性
- 4 関連項目
関係演算子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 02:09 UTC 版)
関係演算子 文法意味=== !=≠ >> >=≧ << <=≦ instanceof- のインスタンス 関係演算子(==と!=)を参照型に対して用いた場合、そこで比較されるのは参照先のオブジェクトが同じかどうかであり、オブジェクトの中身の値が一致するか否かではない。オブジェクトの中身を比較したい場合はObject.equals(Object)メソッドを使用する。instanceof演算子は、オブジェクトが指定クラスのインスタンスであるか否かを判定するために用いる。
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関係演算子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 02:16 UTC 版)
詳細は「関係演算子」を参照 二つの被演算子の関係を示す記号のことを関係子という。関係子を、二つの被演算子の関係が真であるか偽であるかを判定する演算を表す演算子とみなすとき、関係演算子という。数理論理学では、関係演算は二つの数式から真理値(ブール値)を得る演算とみなされる。関係演算子もその多くが二項演算子として機能することから中置記法で記されることが多い。 等号 "=", 不等号 "<", ">", "≤", "≥", "≠", 平行記号 "∥", 垂直記号 "⊥" などが関係演算子である。
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関係演算子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 02:16 UTC 版)
関係演算子は、およそ数学とあまり変わらないが、プログラミング言語によって細かい差異が比較的多い傾向にある。以下はその例である。 = の意味 Pascalの系統では、代入に := を用い、比較等号(等価演算子)には = を用いる。 C言語の系統では、代入に = を用い、比較等号(等価演算子)には == を用いる。代入式は値を持ち、= だけでは文脈によって違いを判断できない。 BASICの系統では、代入にも比較等号(等価演算子)にも = を用いる。代入は式ではなく文であり、= が代入と比較のどちらを意味するかは文脈によって決まる。 また、PHPやJavaScriptのように、== と === という、異なる比較基準の演算子を持つ言語もある。 不等号 1 < x < 5が「xは1より大きく5より小さい」を意味しないプログラミング言語が多い。そのような場合には論理演算子を使って「1 < x and x < 5」のように記述する。 ≤, ≥ <=,>=を用いることが多いが,言語によってはさらに=<, =>を認めるものもある。 ≠ 言語によって、<> や != などが使用される。
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「関係演算子」の例文・使い方・用例・文例
- 関係演算子という,演算子
関係演算子と同じ種類の言葉
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