蒸気機関車列車
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蒸気機関車の時代が終わってから長く経った1964年1月に売却されて以後、アメリカ合衆国内で保存展示されていたかつての旅客用蒸気機関車を、カナダ太平洋鉄道は1998年に買戻した。カナダ太平洋鉄道のハドソン型2816号は、100万ドル以上の費用をかけ、30か月の時間をかけて修復され、改めて「エンプレス」と名付けられた。その後、広告宣伝目的で運転に復帰した。アメリカ合衆国内の路線を含めて、カナダ太平洋鉄道の路線網内のほとんどすべてを周り、慈善活動の目的に使われた。集められた寄付金はすべて全国的な慈善活動である「学習のために朝食を」キャンペーンに贈られ、カナダ太平洋鉄道が運行経費のすべてを負担した。2816号は、2001年のIMAX映画で、バンクーバーを出発して東へ向かう機関車を取り上げ、カナダ太平洋鉄道の建設の歴史を語る「ロッキー・マウンテン・エクスプレス(英語版)」のテーマとなった。
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蒸気機関車列車
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「ダルムシュタット市電」の記事における「蒸気機関車列車」の解説
1997年の電化100周年を記念して実施された動態保存運転が好評だったことを受け、1998年以降ダルムシュタット市電では特定日の週末に一部区間で蒸気機関車が牽引する客車列車「燃えるエリアス号(Feuriger Elias)」の運行が実施されている。使用される車両は以下の通り。 7 - 1919年に製造された、工場内での軌道での使用を前提に製造された蒸気機関車(タンク式機関車)で、ドイツの工業用鉄道で標準的に採用されていた900 mm軌間に対応していた。廃車後にスクラップにされる予定だった所をダルムシュタット市電の鉄道技師によって救出され、同市電の軌間(1,000 mm)への対応を含めた復元工事が実施された。 4 - ダルムシュタットでかつて使用されていた客車を基に2003年に製造されたオープンデッキの2軸客車。1914年製の貨車(長物車)から改造された経緯を持つ。 101 - 1899年製の2軸無蓋車を改造した、側面に窓がない2軸客車。1998年から使用されている。 100 - 1944年に製造されマインツで使用されていた貨車を改造した客車。車体の製造にあたっては、かつてダルムシュタットで使用されていた窓がない2軸客車の構造が基になっている。 301 - 1887年に製造された、スチームトラム時代のダルムシュタットの路面軌道における最後の現存車両。当初は客車として製造されたが何度かの改造により事業用の貨車とされた後、1996年に客車への復元工事が実施された。他の客車と異なり屋根が存在しない。 左:7(蒸気機関車)右:4(客車)(2015年撮影) 101(2015年撮影) 100(2015年撮影) 301(2015年撮影)
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