神戸製鋼所のリスホルム・スミス式変速機とは? わかりやすく解説

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神戸製鋼所のリスホルム・スミス式変速機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 14:30 UTC 版)

国鉄キハ44500形気動車」の記事における「神戸製鋼所のリスホルム・スミス式変速機」の解説

神戸製鋼所は、1936年スウェーデンのユングストローム社 (Ljungströms Angturbin AB)からリスホルム・スミス式のDFR1.15液体変速機製造ライセンス取得した電磁遠隔操作可能な変速機であり、日本の鉄道における内燃車両の分野でも、機械式電気式に次ぐ第3伝達方式として取り上げられることになる。 神戸製鋼所は「神鋼流体自動変速機DF1型」(DF15とも)と称するリスホルム・スミス式変速機を、合計4台製作した。うち2台は日本陸軍戦車用として引き渡され残り2台が鉄道省提供されることになった鉄道省大阪鉄道局では、当時標準型機械式ガソリンカーであるキハ41000形2両にこの変速機重連総括制御用の回路搭載して試験車とした。1936年以降姫路機関区などにおいて長期にわたる実用化研究進め関西本線和歌山線片町線姫新線などで試運転重ねられた。故障続発したものの、改良重ねた末に一応の信頼性確保した1940年10月には姫新線試験運転行い良好な成績収めている。また、この大阪鉄道局による試験とは別に鉄道省本省により1936年西成線キハ42000形2両におなじく神戸製鋼所リスホルム・スミス式変速機搭載され重連総括制御による運行なされたとする文献もある。 だが日中戦争勃発以降戦時体制下燃料事情逼迫しつつあり、太平洋戦争開戦前後して気動車に関する技術革新はいったん頓挫する。キハ41000形積まれていたDF1は取り外され戦後に至るまでその存在忘れられていた。

※この「神戸製鋼所のリスホルム・スミス式変速機」の解説は、「国鉄キハ44500形気動車」の解説の一部です。
「神戸製鋼所のリスホルム・スミス式変速機」を含む「国鉄キハ44500形気動車」の記事については、「国鉄キハ44500形気動車」の概要を参照ください。

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