皆人の主要関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 15:01 UTC 版)
「セキレイ (漫画)」の記事における「皆人の主要関係者」の解説
佐橋 ユカリ(さはし ユカリ) 声: - / 阿澄佳奈 皆人の2つ年下の妹。現在は新東女子大学1年生。実家から皆人の下宿へ遊びに来たこともあるが、大学合格を機に上京してきた。キツい性格で小悪魔的。母・高美の態度から父親のことに気づいている。ダメ兄である皆人を口では「ヘタレ」と非難してはいるが、昔から自分を大事にしてくれる皆人を憎からず思っており、その気になればできる子なんだと誰よりも兄を信じている。 美形・美少年に大変目がなく、眼鏡に適えば年齢は関係ない様子。「美少年は国の宝」と豪語し、それを守るためなら何者をも恐れず、傷付けた者には怖ろしい制裁を与える。一方で皆人以上に性に関する免疫が乏しく、異性に対してはちょっとの性的興奮ですぐ鼻血を噴出し極度に興奮すると気絶してしまう。またかなりの巨乳好きであるらしく、結や月海の胸を見るやいなや興奮し、涎を垂らしながら触ろうとした。 偶然遭遇した椎菜の葦牙となり、彼の目的である草野探しに協力するため鶺鴒計画に率先して参加する。その過程において相手への容赦ない仕打ちから「悪魔の葦牙」として他の葦牙から恐れられるようになる。篝の事件の際、東の氷峨に遭遇し捕まって監禁されたが自力で脱出し、椎菜と共に第参段階四回戦に進む。 皆人とは電話で話すことはあるが何度もニアミスを繰り返しており、互いに鶺鴒計画に関わっていることは知らなかったが、第参段階四回戦にて皆人が探していた「くーちゃん」の葦牙であることを知る。 原作では、椎菜と出会う直前に訪れた出雲荘内で草野と対面している。しかしその時はまだセキレイの存在を知る前であり、またナンバーや「草野」ではなく「くーちゃん」というあだ名で呼ばれていたためそうと気づかなかった(アニメ版ではこのエピソードはなく、出雲荘に行く途中で椎菜と出会った)。 椎菜(しいな) 声: - / 石塚さより ユカリが羽化させた極少数の男のセキレイ。No.107。目の覚めるような美少年で純真。触れた物を瞬時に腐敗させる能力を持ち、その力を使った技「死の庭(デス・ガーデン)」は祝詞を唱えた八嶋の武器を一瞬で粉砕、同時に機能停止させたほどの威力がある。また祝詞を唱える技「世界の終わりの庭(ワールド・エンド・ガーデン)」で、広範囲による攻撃が可能となる。同系統の能力を持つ草野とは兄妹のような関係。実際に草野からは「しーちゃん」と呼ばれており、大変に仲が良い。 離れ離れになってしまった草野を探すため、ユカリと共に鶺鴒計画へ参戦する。その強さと能力故に「死神のセキレイ」として恐れられ、ユカリと共に帝都では「北の般若」に次ぐ強力コンビと化している。東の氷峨に遭遇して戦闘するも、ルール破りの多人数により、ユカリ共々監禁され、彼女を人質に取られた状態で氷峨から不当な協力を強いられていた。その際氷峨から投げかけられた言葉でユカリと自分の関係に悩むが、ユカリと共に東陣営から抜け出す道を選ぶ。第参段階四回戦にてついに草野と再会した。 ユカリとは互いに惹かれ合う関係だが、抱きつくだけですぐ鼻血を噴き倒れてしまうユカリには些か呆れている。 アニメ版では原作より羽化が遅かったため、第弐段階終了時点で勝ち星0であったが、第2期第九羽にて八嶋を倒し勝ち星を得た。 日高 千穂(ひだか ちほ) 声: - / 石塚さより 鈿女の葦牙。病院に長期入院している。そのため外界の情報に疎く、自分の命を盾にされた鈿女が氷峨泉の命令で意に沿わない戦いを強いられている事を知らない。 原作では鈿女を救うために皆人が編成した救出チーム(松・月海・結・草野)により事情説明を受けた後、M・B・Iの医療施設へ逃亡し、一命を取り留め鈿女と携帯越しで話し合った。 アニメ版では、鈿女の機能停止後、彼女と会う事なくお別れになるが、彼女自身はそれを感じ取り涙を流した。皆人や結は鶺鴒計画に優勝し鈿女を彼女の元へ返す事を約束した。 鷸 ハルカ(しぎ ハルカ) 声: - / 岡本信彦 166センチメートル、54キログラム 久能の葦牙で2浪生。童顔で熱血系の青年。出身は京都。久能と共に鈿女に襲われていたところを結と月海に助けられ、その縁で皆人と接触。奇しくも皆人が追い出された下宿の同じ部屋に住み、年齢、更に新東帝大志望で上京組なのも一致したことで皆人と意気投合する。「違うのはセキレイが無能ってことだけか……」と久能の無能ぶりを嘆いているが、彼女のことは何よりも大切に想っている。久能の泣き叫びや歌に変な名前をつけることがあり久能からは嫌がれているが、ハルカ自身はかっこいい名前と思っている。あまりにも弱い久能のために帝都を脱出し、鶺鴒計画からのドロップアウトを決意。そのために協力してほしいと皆人に懇願する。皆人が頼った瀬尾の計画により帝都北側から鉄橋を渡り逃走を開始。途中で懲罰部隊の妨害に会うも、最後は風花の祝詞(アニメ版では、鈿女と風花の能力)によって久能と共に無事帝都からの脱出を果たした。 久能(くの) 声: - / 明坂聡美 157センチメートル、43キログラム、B80 / W56 / H88 ハルカのセキレイ。No.95。泣き虫で弱虫のドジっ娘。足が遅く力も弱いと、セキレイどころか人間と比べても貧弱な身体能力。さらにロクな技を持たないため、ただ逃げ回ることしか出来ない。そのため、ハルカからは事ある毎に「無能」呼ばわりされている。 祝詞なしでは「ビェェェ」と泣く大音量の泣き声、ハルカ曰く「絶叫のガン泣き」しか武器がない(『ピュンピュン丸』に登場する、ちび丸と鳴き声までそっくりな攻撃)。言ってしまえばただの大声なため、敵を一瞬怯ませられる程度でほとんど効果は無い。 祝詞を唱えた場合は、周囲(敵も味方も)の力を弱める歌(ハルカ曰く「ふにゃふにゃのうた」)を歌う。懲罰部隊や自身の葦牙のハルカの力も弱めたが、ひ弱なセキレイの彼女には負担が大きいのかすぐ吐血して終わってしまった。これらのことから音を操るセキレイと考えられる。 祝詞を唱えた勇気を結や月海に認められた。
※この「皆人の主要関係者」の解説は、「セキレイ (漫画)」の解説の一部です。
「皆人の主要関係者」を含む「セキレイ (漫画)」の記事については、「セキレイ (漫画)」の概要を参照ください。
- 皆人の主要関係者のページへのリンク