牢人とは? わかりやすく解説

ろう‐にん〔ラウ‐〕【浪人】

読み方:ろうにん

[名](スル)

古代本籍地離れ他国流浪している者。浮浪人

(「牢人」とも書く)中世近世主家を自ら去ったり、あるいは失ったりした武士江戸時代には幕府大名取りつぶし政策などにより著しく増加し政治・社会問題となった浪士

入学試験入社試験不合格となり、入学就職できないでいる人。また、職を失ってきまった職のない人。「一年—して志望校を目ざす


牢人

読み方:ロウニン(rounin)

(1)古代戸籍から抜け出たもの。
(2)職を離れた人。任官せずに主家もたない武士

別名 浪人窂人


浪人

(牢人 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/16 16:48 UTC 版)

浪人(ろうにん)は、古代においては、戸籍に登録された地を離れて他国を流浪している者のことを意味し、浮浪とも呼ばれた。身分は囚われず全ての民衆がなりうる。江戸時代中期頃より牢人を浪人と呼ぶようになった。したがって牢人と浪人は正確には別義である。


  1. ^ 雇用 狭まる門戸、手探り就活 【ウィズコロナ 変化の中で】<第2部>需要蒸発(2) | 中国新聞デジタル”. 雇用 狭まる門戸、手探り就活 【ウィズコロナ 変化の中で】<第2部>需要蒸発(2) | 中国新聞デジタル (2021年1月19日). 2023年5月23日閲覧。
  2. ^ 氏家幹人『かたき討ち』 中央公論新社 <中公新書> 2007年 ISBN 9784121018830 pp.137-141.
  3. ^ 福田千鶴『新選 御家騒動〈下〉』新人物往来社2007年ISBN 978-4404035189
  4. ^ 宇都宮匡児「蒲生家「分限帳」諸本の基礎的考察」(初出:『伊予史談』三六七、2012年/所収:谷徹也 編著『シリーズ・織豊大名の研究 第九巻 蒲生氏郷』(戒光祥出版、2021年)ISBN 978-4-86403-369-5) 2021年、P326-329.


「浪人」の続きの解説一覧

牢人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 05:56 UTC 版)

山本勘助」の記事における「牢人」の解説

※「牢人」は「浪人」と同じ意味。江戸時代以前に主に使われていた。山本勘助原典史料である『甲陽軍鑑』ではこちらが使われており、本項目でもこれを用いる。 勘助26歳(または20歳)のときに武者修行の旅に出た。『武功雑記によれば剣豪上泉秀綱弟子の虎伯と牛窪牧野氏訪ねたときに、若き勘助と虎伯が立会い、まず虎伯が一本取り続いて勘助一本取った。しかし、勘助を妬む者たちが勘助負けた誹謗したため、いたたまれ出奔したという。上泉秀綱武者修行出たのは勘助死後の永禄7年1564年以後とされており、この話は剣豪伝説ありがちな創作である。 勘助10年の間、中国四国九州関東諸国遍歴して京流(または行流兵法会得して、城取り築城術)や陣取り戦法)を極めた。後に勘助武田信玄仕えたとき、諸国情勢として毛利元就大内義隆の将才について語っている(萩藩の『萩藩閥閲録遺漏』の中に子孫称する百姓山本源兵衛が藩に提出した山本勝次郎方御判物写(山本家言伝之覚)』がある。それによると勘助大内氏仕えていたが天文10年妻子残して出奔したとあるが、その後の話辻褄合わない部分もあり裏付け乏しい)。 天文5年1536年)、37歳になった勘助駿河国今川義元仕官せんと欲して駿河国入り、牢人家老庵原忠胤屋敷寄宿し重臣朝比奈信置通して仕官願った。だが、今川義元勘助異形を嫌い召抱えようとはしなかった。勘助色黒容貌醜く隻眼、身に無数の傷があり、足が不自由で、指もそろっていなかった。今川家中小者一人連れぬ貧しい牢人で、城を持ったともなく、兵を率いたともない勘助兵法極めたなぞ大言壮語法螺であると謗った。兵法2、3手柄立てたことがあったが、勘助当時流行新当流塚原卜伝創設ではなく京流であることをもって認めようとはしなかった。勘助仕官が叶わず牢人の身のまま9年にわたり駿河留まり鬱々とした日々過ごした

※この「牢人」の解説は、「山本勘助」の解説の一部です。
「牢人」を含む「山本勘助」の記事については、「山本勘助」の概要を参照ください。

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