東京近郊地区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 09:50 UTC 版)
「日本の鉄道ラインカラー一覧」の記事における「東京近郊地区」の解説
東京近郊地区では、誤乗防止のために、JRの前身である日本国有鉄道(国鉄)の時代から路線ごとに車体の色が異なっており、駅の旅客案内においてもラインカラーとして車体と同様の色が使用されている。現在はほとんどの車両がステンレス車両となったため、ラインカラーはその帯に示されている形となっているが、JR発足後に新たにステンレス車両が導入された郊外の線区では、2色ないし3色の帯を巻いて東京都心の線区との区別がなされている。なお、東京近郊地区では路線案内に使われる色と車体の色とが一致している路線が多い。 東京近郊地区における路線案内色と車体色路線・系統名路線記号案内色車体色(JR車両の色のみ記載)山手線 JY 黄緑 ウグイス(国鉄黄緑6号) 埼京線川越線(大宮 - 川越)・相鉄線直通列車 JA ビリジアングリーン グリーン(国鉄緑15号) 京浜東北線・根岸線 JK 水色 スカイブルー(国鉄青24号) 中央線快速青梅線・五日市線 JC 朱 オレンジバーミリオン(国鉄朱色1号) 中央・総武線各駅停車 JB 黄 カナリアイエロー(国鉄黄1号) 地下鉄東西線直通:ブルー+スカイブルー 常磐線快速成田線(我孫子 - 成田) JJ エメラルドグリーン エメラルドグリーン(国鉄青緑1号)+ライトグリーン 常磐線各駅停車 JL エメラルドグリーン エメラルドグリーン(国鉄青緑1号) 京葉線 JE 赤 ワインレッド(国鉄赤14号) 武蔵野線 JM 朱 オレンジバーミリオン+茶 南武線(川崎 - 立川) JN 黄 カナリアイエロー+オレンジ+茶色 南武線(尻手 - 浜川崎) JN 黄 グリーン+イエロー、車体上部にクリーム 鶴見線 JI 黄 カナリアイエロー+スカイブルー 横浜線 JH 黄緑 ウグイス(黄緑6号)+グリーン(緑15号) 相模線 青緑 ブルーグリーン+水色 八高線(八王子 - 高麗川)川越線(高麗川 - 川越) グレー オレンジバーミリオン+ウグイス 湘南新宿ライン JS 赤 グリーン+オレンジ「湘南色」 上野東京ライン JT/JU/JJ 紫 グリーン+オレンジ「湘南色」 ブルー(国鉄青20号) エメラルドグリーン(国鉄青緑1号)+ライトグリーン 東海道線・伊東線 JT オレンジ グリーン+オレンジ「湘南色」 宇都宮線・高崎線 JU 横須賀線・総武快速線 JO 青 ブルー+クリーム「横須賀色」 常磐線 JJ 青 ブルー(国鉄青20号) 水戸線 中央線 CO、JC 青 アルパインブルー+リフレッシンググリーン「長野色」 内房線 水色 カナリアイエロー+ブルー 外房線 朱 総武線(千葉以東) JO 黄 成田線(我孫子 - 成田除く) JO 緑 東金線 朱 鹿島線 茶 日光線 茶 マルーン+ゴールド+白 かつて使用されていた山手線の103系。車体色にウグイス色が採用され、後のステンレス車両の帯色にも受け継がれている。 中央線快速電車のステンレス製E233系。ラインカラーのオレンジバーミリオンが帯の色として現れている。 併走する山手線と京浜東北線の電車。色の違いによってどちらの路線の電車なのかを見分けることができる。 JR発足後に登場した横浜線の205系。2色の帯が巻かれ、ウグイス色1色の山手線の電車とは区別されている。 内房線の209系。内房線・外房線・総武本線(千葉~銚子)・成田線(同)・東金線・鹿島線は同一の車両を使用するため、車体色による区別はない。
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