東亜国内航空から日本エアシステムまでとは? わかりやすく解説

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東亜国内航空から日本エアシステムまで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 07:27 UTC 版)

日本エアシステム」の記事における「東亜国内航空から日本エアシステムまで」の解説

日本国内航空東亜航空時代それぞれ多種多様な機材揃えていたが、両社とも末期には保有機統一化進み1971年東亜国内航空発足時旧東航空から移管した若干数のデ・ハビランドDH.114・タウロンを除いて保有機大半YS-11となり、この後1年は2機種のみでの運航となった東亜国内航空初のジェット機運航は、日本国内航空時代日本航空リースしていたボーイング727返却を受け、1972年8月羽田 - 大分線投入した時だった。しかし、同社その後ジェット化推進に際しては、旅客定員がほぼ同数経済性の高いダグラスDC-9選定されたため、同社ジェット化先陣果たしながらもボーイング727運航1年半余り短期間終わった日本国内航空時代日本航空リースしていたボーイング727は2機だが、同じくリースしていたコンベア880訓練中の事故喪失したため、その補償としてリース返却時に日本航空からボーイング727が1機譲渡されている。ハイジャック事件知られた「よど号」 (JA8315) も日本国内航空からのリース機のうちの1機で(日本国内航空時代愛称は「羽衣号」)、返却後は「たかちほ」の名で運航された。 その後徐々にダグラスDC-9シリーズ保有増やすとともに機材大型化図りエアバスA300導入進めたほか、1980年代以降日本エアコミューターへのローカル線運航移譲進めYS-11日本エアコミューターなどの子会社移籍していった。 商号変更に伴い国際線進出ねらった日本エアシステム国際線運用機材としてDC-10-30を発注するが、すでにメーカー製造ライン閉鎖決定していた(後継機MD-11製造開始のため)。このため本来空給油機KC-10として製造されたがアメリカ空軍キャンセルによって余剰となったために急遽旅客用改造され機材入手することになった日本航空との統合時、日本エアシステム運航していた機種で特に目立つのはエアバスA300ボーイング777マクドネル・ダグラスMD-90などだった。またエアバス機を主力としていたため、日欧貿易においてヨーロッパからの大口輸入象徴的存在とされていた。 エアバスA300-600R1998年旅客型生産実質終了しているが、その後日本エアシステム向けには2002年まで貨物機合間を縫って生産されていた。同年受領したJA016Dは旅客型最終号機で、2015年現在においては日本航空との経営統合後受領した唯一のエアバスA300型機でもある。 ボーイング777導入に際しては、1990年国内幹線向けにボーイング747-400導入決定、9機を発注したものの、財政難から1993年3月導入延期決め機体コスト運航上の経済性重視しボーイング777発注切り替えた、という経緯がある。なお、ボーイング747発注したキャンセルとなった理由は、航空憲法廃止され日本エアシステム国際線定期便運航許可され時期が、丁度バブル経済時期重なっていた為、国際線機材としてこの機材計画されたが、湾岸戦争バブル経済の崩壊加え成田国際空港発着枠問題などにより、導入が困難とされた為である。 日本国内航空東亜国内航空日本エアシステム発注したボーイング社航空機顧客番号カスタマーコード)は89で、航空機形式名は727-89、777-289の2機種のみとなる。 DC-9導入以前日本国内航空フランスシュド・カラベル導入検討しており、調査団派遣日程まで決められていたが突然中止になったという。

※この「東亜国内航空から日本エアシステムまで」の解説は、「日本エアシステム」の解説の一部です。
「東亜国内航空から日本エアシステムまで」を含む「日本エアシステム」の記事については、「日本エアシステム」の概要を参照ください。

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