明治日本の産業革命遺産
別名:明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域
九州と山口に点在する産業施設群。幕末から明治時代(19世紀世紀後半から20世紀初頭)にかけて日本が重工業を産業化して急速に進展させた過程を示す。世界遺産への登録を推進する協議会が2008年に発足、2015年にイコモス(ICOMOS)による登録勧告を経て7月に世界遺産への登録が正式に決定された。
明治日本の産業革命遺産を構成資産は計23施設あり、それぞれ九州・山口8県に所在している。産業分野は造船、製鉄、製鋼、石炭産業と幅広く、施設も工場、港、船渠、炉、窯、炭坑、塾や住宅跡など多岐にわたる。
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明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域
明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業
(明治日本の産業革命遺産 から転送)
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明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業(めいじにほんのさんぎょうかくめいいさん せいてつ・せいこう、ぞうせん、せきたんさんぎょう)[注 1]は、2015年の第39回世界遺産委員会で国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産リストに登録された日本の世界遺産の一つであり、山口・福岡・佐賀・長崎・熊本・鹿児島・岩手・静岡の8県に点在する。西洋から非西洋世界への技術移転と日本の伝統文化を融合させ、1850年代から1910年(幕末 - 明治時代)までに急速な発展をとげた炭鉱、鉄鋼業、造船業に関する文化遺産であり[7]、稼働遺産を含む世界遺産は日本では初めてとなった[8]。
- 1 明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業とは
- 2 明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業の概要
明治日本の産業革命遺産
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「強制動員真相究明ネットワーク」の記事における「明治日本の産業革命遺産」の解説
2017年3月25日に強制動員真相究明ネットワークなどが主催した「第10回強制動員真相究明全国研究集会」において、外村大は「ごく一部の新聞、産経新聞だが、(軍艦島で)楽しく暮らしていた。朝鮮人とも仲良くしていた(と報じた)。個人の思い出は尊重するが、朝鮮人は差別を感じていた。強制かそうではないかの議論は不毛だ。本人が強制と考えたらそれは強制だ」と主張した。 2017年11月に、韓国の民族問題研究所と共同でガイドブック「明治日本の産業革命遺産と強制労働」を作成し、その中で、産業革命遺産の登録申請は従来の文化庁主導とは異なり「官邸主導ですすめたという点が特徴」「誇らしい歴史だけを記憶するという、反省のない歴史認識は、再び日本を戦争ができる国にするためのプロジェクトと連動しています。『明治日本の産業革命遺産』の物語もこの一環とみられます」と主張しており、明治日本の産業革命遺産に含まれた吉田松陰の松下村塾について「日本は、松下村塾を、産業化をすすめる人物を育てた場所として、『明治日本の産業革命遺産』に組み込みました。しかし、松下村塾は、アジア侵略の思想と歴史を正当化する歴史観が形成されたところであり、産業革命遺産ではありません」と主張し、また明治日本の産業革命遺産情報センターの東京設置に反対しており、2017年7月に「犠牲者を記憶するための情報センターの設置」を求める声明を発表した。
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