敵対する人物たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 07:52 UTC 版)
「清水次郎長 (1971年のテレビドラマ)」の記事における「敵対する人物たち」の解説
ども安=高品格(第5~6、11、14~15、19、21、23、28、34~36、39~40、42話) 次郎長と敵対する人物の一人。甲州竹居村に根城を構え、甲州のみならず東海道周辺にまで息のかかる博徒を多く抱え一大勢力を為す侠客の大親分で、またの名を「竹居の安五郎」といい、その通り名のようにどもり癖がある。本作では登場するとしないとにかかわらず、彼単独で、あるいは息のかかる様々な博徒と手を組んで次郎長への嫌がらせや追い落としを画策し、暗躍する黒幕として名前が挙がることが多い。だが、大抵失敗に終わってしまう。早合点から旅先の三太郎をつけ回す第34話のようにコメディリリーフ的な役割も担うことがある。第42話で計略を仕掛けて次郎長に果たし合いを挑もうとするが、勝蔵の助太刀を受けられず孤立無援となったところを次郎長に叩き斬られてしまう。 黒駒勝蔵=露口茂(第1~2、5~6、8、10、15、17、21、23~24、35、40~42、44、48~52話) ども安と同じく甲州に勢力を為す侠客の親分。兄貴分に当たるども安をはじめとして甲州や駿州などの様々な博徒と手を組むことが多く、次郎長にとって最大の敵には違いないが、次郎長がども安らと揉めても迂闊に手出しをせず成り行きを見守る冷静さも持ち、その結果、必ずしも敵に回るばかりでなく、時として(結果的に)次郎長に救いの手を差し伸べることもあった。ども安の弟分ではあるが、そのども安を出し抜いてやろうという強い野心を見せることもあって、第42話で次郎長との果たし合いに臨むども安には手を貸さなかった。しかし、策を以て次郎長を追い落とすことは常に考えており、最終話で本格的な対決を仕掛ける。大岩・小岩という腕利きの子分を従える。 大岩=高松英郎(第8、10、15、24、43、52話) 勝蔵の子分。初登場の第8話に於いて、焼津の仁造の賭場にあやを付け縛られて土蔵に閉じ込められていた鶴吉を助け出し、仁造の博打がいかさまであった事を次郎長たちの前で証言。その後、殴り込みに来た仁造一家を次郎長たちと共に返り討ちに遭わすなど、次郎長一家に対しては好意的である。その一方、次郎長を敵に回すとあれば私情を捨てる一面も持ち合わせる。沈着冷静で勝蔵の片腕的存在。 小岩=橋本功(第8、15、52話) 勝蔵の子分。居合い抜きの達人で次郎長一家、特に同じ技を持つ小政に対して大いなる敵対心を抱いているが、最終話では次郎長との対決や手荒な行動に気乗りしない様子も見せた。大岩は兄貴分。 保下田の久六(九竜山)=大前均(第15、46話) 尾張から来た相撲部屋の親方で関取。清水港での興行を巡って起きたども安とのいざこざを次郎長に救ってもらったが、やがて相撲を廃業し二足草鞋の親分となり「保下田の久六」を名乗り、かつての恩を忘れて次郎長一行をお縄にしようとし、次郎長をかくまった尾張の長兵衛(演・川津祐介)を地元の代官と共に捕らえて拷問にかけて殺してしまうが、それが次郎長たちからの猛烈な怒りを買うことに。最期は責任を感じた石松に斬り殺され、残された子分たちが止めを刺した石松に復讐をすることになる。 都鳥の吉兵衛=名和宏(第48~49話) 石松を策にはめて持ち金を奪い取り、叩き斬った侠客の親分。勝蔵に唆されて鉄砲まで用意した末に敵討ちに来る次郎長一行を迎え撃とうとするが、返り討ちに遭う。 安濃の徳次郎(安濃徳)=近藤洋介(第50~51話) 伊勢安濃の親分で、吉良の仁吉の新妻・お菊の父。荒神山の利権を巡って神戸の長吉と争い、次郎長も巻き込まれる。
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