敵対する者達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:52 UTC 版)
悪徳太子(あくとくたいし) 京の都を統べる人物。茨の冠を付け、髭を蓄えた男だがガーターストッキングとハイヒールを履いている。 京都に突如出現して地獄そのものだった都を変貌させた上、『曲神記』で地獄に落ちた阿修羅の肉体と孔雀に敗れた伊邪那岐の魂を「丑寅の金神」として戦国時代へ転生させた張本人。 話の一端によれば、どうやら元は「日本の外」からやってきた者で、その正体は師であるキリストを殺害してその血をすすり吸血鬼と化した「イスカリオテのユダ」。神とされ光秀に討たれた信長の血をすすり、真の魔神となるが、解放された肉体に戻ったアシュラと孔雀によってイザナギと共に滅ぼされた。 今川 義元(いまがわ よしもと) 刃を通さぬ生霊と化すことのできる「化粧呪」の使い手。信長に懸想し、夜な夜な執拗に誘いをかけてきていた。 丑寅の金神(うしとらのこんじん) 艮の金神(読み仮名は同上)とも称される。 数多の者に望むままの呪いを与えて戦乱を長引かせる、「京の都にはびこる大呪」の元凶と目されている女性。 織田信秀と交わり、全てを滅ぼすと言われる「カバラのアダム」(=信長)を生んだ。 その正体は戦国時代へと転生した阿修羅(ただし、肉体は阿修羅だが魂は伊邪那岐)。そのため、性格や振る舞いは過去作品の同人物とは大きく異なっている。 現在は、変貌した京にいる悪徳太子と共にいる。神とされ光秀に討たれた信長の身体を乗っ取るが、解放された肉体に戻ったアシュラと孔雀によってユダと共に滅ぼされた。 斎藤 道三(さいとう どうさん) 式神をはじめとした陰陽呪の使い手。10年前に討たれたとされていたが、実際には生きており信長を呪い続けていた。 50年以上も幾多の人に化けながら、下天(この世)を手中に収めるという野望を抱き続けた。 明智 十兵衛 光秀(あけち じゅうべえ みつひで) 足利十四代将軍・義昭の家臣。濃の従兄妹と称し信長に取り入った。 表向き足利と織田の味方を装うも、孔雀には道三と同じ類の呪の使い手であると看破されており、裏では真の主たる朝廷とこの国のため暗躍している。悪徳太子に与えられた神殺しの槍によって信長を討ち取るが、信長の身体と血を狙う二柱の黒幕と戦い討ち死にする。遺骸は孔雀によって葬られた。
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