損傷艦とは? わかりやすく解説

損傷艦(座礁艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 18:50 UTC 版)

真珠湾攻撃」の記事における「損傷艦(座礁艦)」の解説

戦艦ネバダ 被弾:250kg爆弾6・航空魚雷1 - 2 人的損失戦死者52名・負傷者116被害詳細戦艦泊地停泊中に1 - 2発の魚雷命中したが沈まなかった。しかしネバダ艦首側に停泊していたアリゾナが大爆発起こし流出した重油大火災発生したため、火災巻き込まれないように外洋脱出することとした。それを日本軍第二次攻撃隊の急降下爆撃隊23機が発見大型艦真珠湾の狭い水路沈め軍港水路を塞ぐことを狙ってネバダ集中攻撃加えた。6発の250kg爆弾命中と2発の至近弾で艦は大きく損傷し脱出不可となったため、ホスピタルアイランド(避難用浅瀬)に自ら座礁し沈没回避した1942年2月引き上げられ1942年12月に一旦修理完了し艦隊復帰したが、1943年再度ドック入り近代化改修受けている。 駆逐艦ショー 被弾:250kg爆弾1 人損失戦死者24被害詳細浮きドック入渠にゅうきょ)中であったが、急降下爆撃機の250kg爆弾1が命中発生した火災前部主砲弾薬庫誘爆し、艦首吹き飛ばされた。その爆発規模戦艦アリゾナ誘爆に次ぐ大きな規模であり、遠くから視認されている。艦体の損傷壊滅的であったが、ドック内におり沈没免れたため、大修理近代化改装施され1942年6月艦隊復帰した。 駆逐艦ダウンズ 被弾:250kg爆弾2 人損失戦死者12被害詳細乾ドック内で改修中に急降下爆撃機により2発の250kg爆弾命中し火災発生火災により魚雷誘爆大破火勢増した火災隣接していた駆逐艦カッシンにも延焼した。同じ乾ドック内にいた戦艦ペンシルベニア火薬庫誘爆防止のため、乾ドック注水され、隣接していたカッシン浸水により横転しダウンズ接触、両艦ともさらに損傷拡大した修復は困難と思われ、一旦除籍されたが、その後船体残存部分を本土ピュージェット・サウンド海軍造船所持ち込んで新造並み補修行い1943年11月再度就役駆逐艦カッシン 被弾:なし、ダウンズ火災延焼 人的損失:なし 被害詳細ダウンズ火災延焼したのち、大爆発巻き込まれ大破乾ドック内への注水浸水し横転ダウンズ接触しダウンズ同レベル深刻な損傷を被る。カッシンも一旦は除籍されたが、ダウンズ同様に補修により1944年2月再就役工作艦ヴェスタル 被弾:800kg爆弾2 人損失戦死者7名 被害詳細アリゾナの横に停泊していたため、水平爆撃の800kg徹甲爆弾が2発、艦尾艦首命中大量に浸水し沈没避けられなかったため、タグボート浅瀬曳航され、沈没回避のため座礁させられた。応急修理終了後、自艦と他の艦の修理並行し1942年2月修理完了

※この「損傷艦(座礁艦)」の解説は、「真珠湾攻撃」の解説の一部です。
「損傷艦(座礁艦)」を含む「真珠湾攻撃」の記事については、「真珠湾攻撃」の概要を参照ください。


損傷艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 18:50 UTC 版)

真珠湾攻撃」の記事における「損傷艦」の解説

戦艦テネシー 被弾:800kg爆弾2(内1不発人的損失戦死者6名・負傷者200被害詳細 - 水平爆撃の800kg徹甲爆弾が第1主砲塔と第主3砲塔着弾第3主砲塔命中した爆弾砲塔天蓋貫通し爆発第3主砲塔破壊し砲員を殺傷した。第1主砲塔命中した爆弾天蓋貫通できず、弾殻粉砕したため火薬飛び散り爆発しなかった。損傷軽微だったので、1942年8月には修理完了して一旦艦隊復帰したが、1943年再度ドック入り近代化改修受けている。 戦艦メリーランド 被弾:800kg爆弾1・250kg爆弾1 人損失戦死者3名・負傷者14名・他に偵察出撃したOS2U水上偵察機墜落しパイロット1名戦死 被害詳細第1次攻撃隊の水平爆撃機の800kg徹甲爆弾1発が艦首命中直径3.7m、深さ6.1mの破口が生じた第2次攻撃隊の急降下爆撃機では250kg爆弾10番フレーム付近に命中、6.7mほど侵徹したあと爆発し浸水発生したことにより船体前方に1.5mほど傾いた。しかし損傷軽微であったため、横で転覆したオクラホマ救出活動行い多く生存者救出した1942年6月一線復帰戦艦ペンシルベニア 被弾:250kg爆弾1 人損失戦死者28名・負傷者30被害詳細ドック補修であった際に急降下爆撃機の250kg爆弾1発を被弾短艇甲板貫通し第9副砲砲郭内で爆発修理の際にオクラホマアリゾナから取り外した主砲搭載し1942年4月から8月まで訓練巡察をした。 軽巡洋艦ロウリー 被弾250爆弾1 人損失負傷者数被害詳細:艦体中央部に1発爆弾命中傾斜した艦内重量物を投棄するなどのダメージコントロール転覆逃れた。艦の損傷大きかった戦死者は出なかった。1942年7月艦隊復帰軽巡洋艦ヘレナ 被弾航空魚雷1 人損失戦死者20被害詳細機雷敷設艦オグララを狙った魚雷がオグララの艦底通り越してヘレナ命中機関室浸水し一時停電となるなど損害大きかった沈没には至らず1942年9月艦隊復帰軽巡洋艦ホノルル 被弾:250kg爆弾至近1 人損失:なし 被害詳細海軍工廠岸壁停泊していたが、急降下爆撃機投下した250kg爆弾岸壁の突提に着弾し爆発。その衝撃鋼板接合部リベット弛緩し浸水一時的に第2主砲塔への通電ができなくなった駆逐艦母艦ドビン 被弾:250kg爆弾3至近人的損失戦死者1名・負傷者2名 被害詳細至近弾のうち一発艦尾真下爆発断片衝撃無線室が破損し死傷者生じた水上機母艦カーティス 被弾:250kg爆弾1・体当たり1機 人損失戦死者21被害詳細第二次攻撃隊の急降下爆撃機による250kg爆弾が1発命中水上機格納庫破壊された。また、対空砲火損傷した蒼龍艦爆隊の丸山賢治三飛曹と桑原秀安二飛曹の搭乗機体当たり行いクレーンアンテナ破壊した

※この「損傷艦」の解説は、「真珠湾攻撃」の解説の一部です。
「損傷艦」を含む「真珠湾攻撃」の記事については、「真珠湾攻撃」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「損傷艦」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「損傷艦」の関連用語

損傷艦のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



損傷艦のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの真珠湾攻撃 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS