小松宮彰仁親王とは? わかりやすく解説

小松宮彰仁親王

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/02 09:14 UTC 版)

小松宮彰仁親王(こまつのみや あきひとしんのう、1846年2月11日弘化3年1月16日〉 - 1903年明治36年〉2月18日)は、日本皇族陸軍軍人官位元帥陸軍大将大勲位功二級伏見宮邦家親王第8王子である[1]。妃は、旧・久留米藩有馬頼咸の長女頼子明治維新時には三職のうち議定となり仁和寺宮嘉彰親王と名乗っていた。




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小松宮彰仁親王

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小松宮」の記事における「小松宮彰仁親王」の解説

彰仁親王あきひとしんのう)は、伏見宮邦家親王の第8王子として弘化3年1846年)に誕生弘化5年1848年仁和寺御室継ぎ仁孝天皇猶子となる。まもなく、出家して、楞厳定院御室・純仁と称し一品叙せられる。元治元年1864年)、一身阿闍梨勅会伝法灌頂受けた仁和寺門跡30となったが、慶応2年1867年)、勅命により復飾還俗)した。 1883年明治16年)には、仁和寺復興のために仁和会を創立して総裁となったまた、日本赤十字社大日本水産会大日本武徳会高野山興隆会などの総裁就任した久邇宮朝彦親王は兄、北白川宮能久親王は弟にあたる。王政復古にあたっては、議定軍事総裁任じられた。戊辰戦争では、奥羽征討総督として官軍指揮を執った。 1870年明治3年)に宮号東伏見宮改める。1874年明治7年)に勃発した佐賀の乱においては征討総督としてまた、1877年明治10年)の西南戦争にも旅団長として出征し乱の鎮定当たった1881年明治14年)に維新以来功労顕彰され、家格世襲親王家改められる。翌1882年明治15年)に、宮号仁和寺寺域旧名小松にちなん小松宮改称した彰仁親王は、ヨーロッパの君主国の例にならって皇族率先して軍務につくことを奨励し、自らも率先垂範した。1887年明治20年陸軍大将昇進し近衛師団長参謀総長歴任日清戦争では征清大総督任じられ旅順出征した1898年明治31年)に元帥府に列せられ元帥称号賜る。 その他、経歴一つとして蝦夷地北海道)の“開拓”に清水谷侍従と共に関わっている。この事の詳細は、公文書として『仁和寺蝦夷開拓ニ付申立職務任免御達』に記述されている。彰仁親王の妃は、筑後久留米藩有馬頼咸長女頼子頼子日本赤十字社では夫にならい、婦人会設立した日露戦争では、篤志婦人会総裁として活躍した彰仁親王には子女がなく、当初、弟の宮定麿王養嗣子としていたが、1903年明治36年)に定麿王依仁親王として新たに東伏見宮家創設彰仁親王1903年明治36年2月薨去し、国葬とされた。1912年明治45年3月上野恩賜公園内に銅像建てられた。

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