天然芝
芝
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/31 07:18 UTC 版)
芝(しば)とは、1種類あるいは数種類の芝草を人工的に群生させ、適宜刈り込みなどの管理を行い、地表面を緻密に被覆するような生育を維持させ、ある程度の広がりをもち、運動や休養や鑑賞や保安の目的に利用されるイネ科の多年草の総称である。芝草とも呼び複数の種類がある。シバ属のシバ (ノシバ) (Zoysia japonica Steud.)という和名の植物もあり、これも芝として利用されるが、シバ属以外の植物にも芝として使われるものは多い。
- 1 芝とは
- 2 芝の概要
天然芝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 02:06 UTC 版)
アメリカでは、外野に加えて内野のマウンドとランニングゾーンを除く部分にも芝が敷設されている内外野総天然芝の球場が標準である。メキシコ、ベネズエラ、ドミニカ共和国などのカリブ海諸国や、台湾、韓国でも、主要球場のほとんどがこの形態である。 その一方、日本では、天然芝の育成・管理の難しさから、外野部分とファウルエリアのみ天然芝が敷設されている球場が多い。 かつて西宮球場は、1937年完成時から内外野天然芝としたが、1940年代後半には内野天然芝は廃止された。明治神宮野球場は、1945年の米軍接収時に内野に天然芝を植えたものの、グラウンドの使用が激しいため密生せず、まもなく廃止された。後楽園スタヂアムは1950年3月に内野に天然芝を植えたものの、芽が出ないうちから過激に使用したため、たちまち枯死した。 その後東京スタジアム(1962年完成-1972年閉鎖 現・味の素スタジアムではない)が内外野天然芝を導入すると、後楽園スタヂアムも再び内野天然芝を導入したが(1965年-1975年)、東京スタジアムは1977年4月に取り壊され、後楽園スタヂアムも1976年3月に内外野全面人工芝に切り替えられると、他球場も後楽園に倣ったため、内野天然芝は普及しなかった。 1995年の野茂英雄のメジャー挑戦以降、日本の野球ファンや選手の間でも天然芝への認識が高まり、人工芝でプレーする選手の身体への負担について議論されるようになった。2001年ごろ起こった千葉マリンスタジアムのドーム化計画や、横浜での人工芝ドーム球場建設計画にファンが抗議し、既存球場の天然芝化を要求したこと(両球場とも2003年に新型人工芝に変更)、広島の新球場計画が人工芝ドーム球場から天然芝球場に変更されたことなどがこの代表例である。 2016年現在、プロ野球全12球団の本拠地において、天然芝を採用しているのは阪神甲子園球場、前述の議論を経て2009年にオープンしたMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島、そして2016年に人工芝から切り替えられた楽天生命パーク宮城の3球場である。さらに国内で内外野天然芝を採用した球場は、前述のMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島、楽天生命パーク宮城に加えて、ほっともっとフィールド神戸、サンマリンスタジアム宮崎、鶴岡ドリームスタジアム、サングリンスタジアム(夕張市)などがある。また、北海道日本ハムファイターズが2023年から本拠地として計画中のエスコンフィールド北海道も内外野天然芝での計画となっている。 長所クッション性が良いため選手の膝への負担が軽く、スライディング等の摩擦による火傷をしにくいことから選手は思い切ったプレイができる。 夏季において、人工芝や土と比較して、グラウンドの温度上昇が抑えられる。 短所ゴロ打球が失速しやすい上にイレギュラーバウンドも発生しやすいため、内外野手とも高レベルな技術が要求される。 日照条件や通風面など、維持管理には技術が必要であり、これらの障害となるような大型の観客席を備える球場は、散水装置を含めて天然芝用の専用設計が必要になる。 刈り込みや施肥、オーバーシード、雑草取りなどといった日常のメンテナンスが必要不可欠である。特に内野天然芝はバント処理等で野手がダッシュする場面が多いため損傷しやすく、修復作業が多くなるため、年間維持費用も人工芝に比べて余計にかかる。 痛んだ芝生を張り替えるため、球場とは別に天然芝を育成して準備しておく必要がある。 イベントや他競技との併用が難しい。ハイヒールでの入場を認めるかどうかで客と関係者との間でたびたび議論になっている。 人工芝も張替え時には天然芝以上のコストがかかるとの指摘もある。天然芝のフィールドを採用している競技施設の中には味の素スタジアムなどのように、天然芝の箇所にアクリル板などの保護材を敷設してイベントとの併用を実現しているケースも存在する。
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天然芝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 01:38 UTC 版)
1993年のリーグ戦では常緑の天然芝を保つことができたものの雨天時などでは水浸しになるなど選手のプレー面での危険性が危惧されたことなどから、1994年にグラウンドの水はけの改良を含めた全面的な芝の張替え作業を行った。 同年9月、問題となった芝生を剥がして福岡ドームでサッカー・ラグビーの試合を開催することを念頭に設計されたパレット式天然芝(詳細説明はビッグエッグターフの項を参照されたい)を購入しそれを敷き詰める応急処置を施し公式戦を開催した。その後、Jリーグは1994年アジア競技大会(広島アジア大会)の開催時期でもあったため1ヶ月の中断期間があり、その間に芝生の張替えを検討したが、結局新規の張替えではなくパレット天然芝を直接地面に根付かせる形で養生しJリーグの再開に間に合わせた。
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