天使の降臨以降の世界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 07:37 UTC 版)
「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」の記事における「天使の降臨以降の世界」の解説
霊子力理論 魂の根源たるエネルギーを科学的に解明して構築した理論。霊子力自体は時間さえかければ無限、無尽蔵、完全無公害のエネルギーだが、高次元の霊的存在の謎をも解き明かすことが可能になるゆえ、禁断の科学でもある。 星幽体(アストラルバディ) 霊的肉体を意味する。精神や魂のエネルギーその物(=霊子力)を物質化させている。主物質界で星幽体でい続けると短時間で多量のエネルギーを消耗してしまい消滅(=死)してしまう。精神と並び、魂と肉体を結ぶ人を構成する三大要素(肉体・精神・魂)の二段階目を示す。 魂 人を構成する最も重要かつ中核を成す要素。全ての人間に等しく宿る源であり、その正体は細分化された神の構成要素と同質の高次元エネルギーを指す。 光体・暗黒体(アウゴエイデス) 天使や悪魔の武装形態。天使は「光体」悪魔は「暗黒体」と書かれる(読みは同じ)。 相克(そうこく) 本作においては特定の存在(主に神話時代から存在する種族)同士を対立させた場合に生じる絶対優位性を示す理(ことわり)のことで、これは個体の能力差では覆すことは決して叶わない。 救世主(メシア) 人間の中から2000年に一度現出し、人類を導く存在。これは同時にクラス名も示す。本作では公称として「アダム」と呼ばれ、相克によりあらゆる悪魔を滅する力を持つ。 暗黒のアダム ダーク・シュナイダーを指す。先述のメシアは相克により、悪魔ではたとえ魔王クラスであってもそれを殺すことは不可能であるため、メシアを殺す使命を課せられた悪魔の地上代行者の名称。救世主と同じく人間から選出される。なお、アダム=カドモンと呼ばれる人造のアダムが存在しているが、これはアダム、暗黒のアダムとは別物である。 無効共鳴(ヴォイド・ハウリング) 天使に対抗するために人間が生み出した技術。悪魔の体に触媒として埋め込まれた天使が、外部の天使からの攻撃に共鳴してそれに等しい波長のエーテル振動を発生させる。これにより生じるヴォイド効果で天使の神霊力エネルギーをゼロにし、攻撃を無効化する。この防御能力は絶大で、下級天使はもちろん、最上位の天使である熾天使の攻撃ですら完全に無効化できる。 ※本作では「背徳の掟編」以降、度々登場人物の「レベル」が表示されている。これはロールプレイングゲームで一般に用いられているものと同義であり、能力の数値表現を表している。作者によれば、『ウィザードリィ』と近しい設定となっており、肉体年齢が若ければ若いほど、全盛期であればあるほどレベルは上昇しやすくなり、能力の向上も著しいことになる。長寿であるドワーフやエルフに、レベル1000前後の人物がいるのはそのため。人類の大半が通常は99が上限となっているが、魔戦将軍、大神官、賢者、侍、忍者のマスタークラスなど一部の特殊クラスにおいてはレベル150〜200が上限となっている。なお、人類の有史以前から存在する天使や悪魔に至っては、レベルが数万から数十万にまで到達する個体も存在する。
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