固定相とは? わかりやすく解説

クロマトグラフィー

(固定相 から転送)

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クロマトグラフィー: chromatography)は、ロシア植物学者ミハイル・ツヴェットが発明した、物質分離精製する技法[1]。物質の大きさ・吸着力・電荷質量疎水性などの違いを利用して、物質を成分ごとに分離する[1]


  1. ^ a b c d 竹内豊英「クロマトグラフィーの基礎」『日本イオン交換学会誌』第15巻第3号、日本イオン交換学会、2004年、152-158頁、doi:10.5182/jaie.15.152 


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固定相

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ガスクロマトグラフィー」の記事における「固定相」の解説

物質保持時間は主に固定相の極性よる。極性の固定相は高極性物質親和性が高いため、高極性物質保持時間長くなる。そのため固定相の異なカラム使用すれば、あるカラム分離できなかった物質分離できる可能性がある。 キャピラリーカラムにおいては主に以下の4種類の固定相が使用される無極性ポリジメチルシロキサン極性ポリジメチルシロキサン/ジフェニルシロキサン 2種混合率によってさまざまな無極性~低極性カラム作られる 中極性:ポリメチルシアノアルキルシロキサン 高極性ポリエチレングリコール また、光学活性体分離用には上記無極性中極性の固定相にシクロデキストリン誘導体混和したものが使用されるパックドカラムにおいてはこれらの他にシリカゲル活性炭ゼオライト活性アルミナなどの吸着力を持つ固体スクワランジ-2-エチルヘキシルフタレートなどを担体吸着させたものが固定相として使用される。 なお、それぞれの固定相ごとに使用上限温度存在し、これを越えてしまうと固定相の溶出分解起こりカラム寿命縮めることになる。またキャピラリーカラム保護のためにポリイミド樹脂外側コーティングされているが、300上で使用するとこれが炭化しはじめ、脆くなって破損しやすくなるので取り扱い注意が必要となる。

※この「固定相」の解説は、「ガスクロマトグラフィー」の解説の一部です。
「固定相」を含む「ガスクロマトグラフィー」の記事については、「ガスクロマトグラフィー」の概要を参照ください。

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