四獣神家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 13:39 UTC 版)
「八犬伝—東方八犬異聞—」の記事における「四獣神家」の解説
里見家・尾崎家・緋ノ塚家・観月家。四家は古から獣憑きの家系であり、獣神の加護を受け、その力を司る。何代かおきに獣神に選ばれた子供が生まれてくる。現在は、四家に獣憑きの子供が生まれ、嘗てないほど年が近い、その子供達に帝国教会本部が目をつけ引き取り、帝都の古城区域に建っているもともとは観月家の持ち物である屋敷に子供達は住んでいる。 里見 莉芳(さとみ りおう) 声 - 成田剣 / 神谷浩史、幼少:進藤尚美 / 演 - 三上俊 里見家の犬神憑きの青年。 人間離れした美人。教会特区で特別主席司祭も務めている。信乃・荘介・浜路の後見人を務め、信乃に八つの玉探しを命じる。5年前、大塚村で信乃に村雨を授け、信乃・荘介・浜路の三人を助けた人物。八房(やつふさ) 里見家の巨大な犬神。里見家伝説の巫女姫である伏姫の飼い犬だった八房が、後に妖神となり里見家の守り神となった。本来なら女性の伏姫にしか憑かない。人にあまり懐かないが荘介には懐いている。 尾崎 要(おさき かなめ) 声 - 宮野真守 / 浪川大輔 / 演 - 石渡真修 尾崎家の狐憑きの青年。19歳。 母親は、尾崎家の妾。信乃と荘介を教会本部に召喚するため、五狐を使って浜路を攫った人物。ひょうひょうとした性格。浜路が大のお気に入り。浜路が作る健康的だけどとても強烈な料理を、何度も調子を悪くしながらも受け入れている。子供の頃に莉芳と二人で八房と五狐なしでさせられた山籠もりがトラウマとなり、フェネガンのことが苦手である。実は泳げないカナヅチ(五狐談)。本妻の子で異母兄である笙月院の僧、青蘭(せいらん)(声 - 竹本英史 / 杉山紀彰 / 演 - 西山丈也)が使役する妖で、浜路が傷つけられた際には激怒し青蘭と対立した以来、青蘭は行方不明。五狐(ごこ) 金狐(きんこ) 声 - 桑原敬一 / 原嶋あかり / 演 - 村上健斗 / 坂本康太 銀狐(ぎんこ) 声 - 江口拓也 / 勝井美優 / 演 - 下山真佑郎 / 石賀和輝 白狐(びゃっこ) 声 - 澤田将考 / 徳井青空 / 演 - 村上健斗 黒狐(こくこ) 声 - 千々和竜策 / 中嶋ヒロ / 演 - 下山真佑郎 天狐(てんこ) 声 - 岡本信彦 / 西口杏里沙 / 演 - 水澤賢人 尾崎家の狐である五匹の妖神。要に付き従い、普段は着物姿で二足歩行をする狐の姿をしている、人間の子供などに化けることができる。見た目は愛らしいが、主人に危害を加えられると豹変する、本妻が要を殺そうとした時には家は傾き死人も出た、その後本妻は青蘭と共に尾崎家を追い出された。 緋ノ塚 那智(ひのづか なち) 声 - 藤原啓治 緋ノ塚家の猫憑きの青年。 信乃達が下野に来る半年前、フェネガンからどうしても犬村の人形を受け取りに行ってほしいと頼まれ、下野に住んでいる犬村儀清のもとへと行ったが儀清は既に亡くなっており、楓が反抗期で帰りたがらず、人形を完成させるため半年間儀清の身代わりをし、離れで隠居生活を過ごしていた。寒さに弱い。楓(かえで) 声 - 小野坂昌也 緋ノ塚家の猫神。大きな猫の姿をしており尻尾が二本ある。女言葉で喋るが、性別は不明。普通の猫のサイズや巨大な張子の猫にもなれる。元は邑織に憑いていた。 観月 あやね(みづき あやね) 声 - 明坂聡美 観月家の巳憑きの少女。15歳。 生まれた時から白い髪と赤い瞳を持ち、身体が非常に弱く、他人の気にとても敏感。屋敷の和館に住んでいる。人とほとんど交わらず、ちかげの加護を受けて育った。浜路とは仲が良く、学校の話を聞くのが好きであり、屋敷の庭でお茶会をしたり、浜路特製の料理を習った。ちかげ / 響(ひびき) 声 - 荒川美穂 観月家の巳神である、大地を治めるほどの大きさを誇るおろち。冬眠の時期以外では人間の子供の姿でいることが多い。あやねを大切に思っている。四獣神家の面々が恐る程、嫉妬深くて執念深い。普段の名は霊影を意味し、後者が真名。自身が心を許した相手にしか真名を明かしてない。信乃に真名を告げ、自身の鱗を与えた。
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