はくぶつかん‐とう〔ハクブツクワンタウ〕【博物館島】
ムゼウムスインゼル
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ムゼウムスインゼル(ドイツ語: Museumsinsel)は、ドイツの首都ベルリンの観光スポット。南北に流れるシュプレー川の中州にて、ブランデンブルク門から東に伸びるウンター・デン・リンデン街を境とする北半分の地区を指す。ベルリン美術館(Staatliche Museen zu Berlin)を構成する博物館・美術館が集まっている事より「博物館島」と呼ばれる。ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている(ID896)。
- ^ “THE HUMBOLDT FORUM WILL OPEN IN PHASES BEGINNING IN SEPTEMBER 2020” (英語). Humboldt Forum. 2019年7月3日閲覧。
- 1 ムゼウムスインゼルとは
- 2 ムゼウムスインゼルの概要
- 3 ギャラリー
博物館島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/06 09:36 UTC 版)
ベルリン美術館発祥の地は、世界遺産に登録されている「博物館島」(ムゼウムスインゼル、独:Museumsinsel)である。「博物館島」は、ベルリンの中心部、シュプレー川の中洲の北半分を占め、旧博物館、新博物館、旧ナショナルギャラリー、ボーデ博物館、ペルガモン博物館の5館がある。19世紀当時、この島にはプロイセン王国のベルリン王宮があり、周辺にはベルリン大聖堂、ベルリン市庁舎などがあるベルリンの中心地であった。1830年、時のプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム3世の命によって旧博物館が開設されて以来、1世紀をかけて整備されたものである。以下に開館年次順に各館の概要を略述する。 旧博物館(Altes Museum) 19世紀ドイツを代表する建築家カルル・フリードリッヒ・シンケルの設計によるギリシャ神殿風の堂々たる建築で、1830年に開館した。第二次世界大戦で被害を受け、修復後、再開館したのは1966年である。1階に古代美術コレクションを展示、2階は「博物館島」の再編工事が完了するまでは臨時の展示室になっている。 新博物館(Neues Museum) 1859年に開館した。この建物は第二次世界大戦の空襲によって「博物館島」の中でももっとも甚大な被害を受け、大戦以後長らく廃墟となったまま休館していた。修復工事完了後、2009年10月16日に再開館し、エジプト部門と先史・初期歴史博物館部門の展示が行われている。 旧国立美術館(Alte Nationalgalerie) 銀行家で美術品収集家であったヨハン・ハインリヒ・ヴァーゲナーのコレクションの遺贈を受け、1876年に開館したものである。第二次世界大戦による被害の修復後、1950年に再開された。東西ベルリン統一後の1992年よりリニューアル工事のため再度休館、2001年からは19世紀絵画の展示館として再スタートした。 ボーデ博物館(ボーデ美術館、Bodemuseum) 1904年に開館したドームのある建物。博物館島の北端に位置し、建物の外壁は直接川に面している。当初はカイザー=フリードリヒ博物館と称したが、1956年にヴィルヘルム・フォン・ボーデ(1845-1929)の功績を記念してボーデ博物館と改称した。ボーデは20世紀初期にベルリン美術館の総館長を務めた人物で、優れた運営手腕と学問的知識により、コレクションの拡大に努めた。リニューアル工事が進められ、2006年に彫刻コレクション、古代末期・ビザンティン部門、貨幣部門の美術館として全面再開した。 ペルガモン博物館(Pergamonmuseum) 「博物館島」の中ではもっとも新しく、1930年、「旧博物館」の開館から百周年の年に開館した。ヘレニズム彫刻の代表作である「ペルガモンの大祭壇」、バビロニアの「イシュタール門」をはじめ、発掘された古代の建造物がそのまま館内に再構築されている。
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