博物館区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/19 23:11 UTC 版)
2016年3月に水源地の修復と博物館しての再生を図る第2期の事業が始動、2018年末に博物館としてリニューアルオープンする予定だったが(p1-1)、入札不調が重なったため、2019年10月10日に山上花園水道博物館として開館。自来水博物館としては台北市の旧台北水道に次いで国内2例目となる。 濾過器室と水道弁公室(濾過器室與水道辦公室) 急速濾過室はイギリス積みによる赤レンガの西洋建築。壁体内部は棒鋼で補強されているため、幾度かの災害を経ても原状を留めている。室内は14基のドイツ製急速濾過槽が配置されている。L字型で建築面積は約1,310平方メートルの煉瓦平屋建て(p2-8)。 送水ポンプ室(送出唧筒室) 建築面積は約510平方メートルの平屋建て。内部は煉瓦、外部は鉄筋コンクリートの梁と柱が用いられている。屋根は木造(p2-8)。 急速濾過室(快濾池室) 建築面積は約102平方メートルの地上一階、地下一階。1952年に増築された木造建築物(p2-8)。 浜野弥四郎像 台南水道実地調査時に部下だった八田與一は浜野の功績を称えようと台南水道の山上水源地に銅像を設置を呼びかけ、1921年に建立されたが(p50)、第二次世界大戦中に金属供出令により撤去されている(p80)。その後、水源地を訪問した台南の実業家で奇美実業創業者の許文龍は像の不在を嘆き、浜野の胸像を製作、水源地に寄贈している。
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