南北奉行所関係者
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「新・浪人若さま新見左近」の記事における「南北奉行所関係者」の解説
西条氏信(にしじょう うじのぶ) 心優しい北町奉行として町民に知られている。六木の事件に貴船屋がいたこと、更にその裏に闇将軍が関係している事を左近に伝えた。かつての左近の活躍を知っているのか市井に出回っている事にも目を瞑り、逆に探索に協力的な姿勢を示す。 菱山一二三(ひしやま ひふみ) 南町の筆頭与力。文武に優れ、人望も厚く南町奉行から全般の信頼を得ている。暮らしぶりも質素で職務熱心。実は闇将軍の手先で屋敷の下男に扮している寛七に妻子を人質にされて止む無く悪事に加担させられていた。しかし念蔵達の事件の際、左近や小五郎らの正体を察し協力を依頼する。事件解決後は左近の意向で家族共々、甲府で暮らすことになった。 菱山明代(ひしやま あきよ) 一二三の妻で寛七に捕えられていた。事件解決後は息子の将来を案じて涙を見せるも左近によって夫の罪を無かった事にしてもらい、更には甲府で家族一緒に暮らせる事、左近の正体を知った事で立ち直った。 菱山正太郎(ひしやま しょうたろう) 一二三の一人息子。まだ8歳だが非常に礼儀正しさを持つ。将来立派な侍になり西ノ丸で仕えるようになれると左近に期待された。
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南北奉行所関係者
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「浪人若さま新見左近」の記事における「南北奉行所関係者」の解説
南北奉行所等の関係者を以下に記す。 宮崎重成(みやざき しげなり) 南町奉行だが当初は気の弱い性格。左近の持つ安綱に刻まれた葵の御紋に仰天し御様御用役の山野長久に鑑定してもらった結果、左近の正体を知り平伏する。その性格が災いし杉浦に脅かされ続けていたが左近の力を得て至極強気な性格へ変貌する。 田坂兵梧(たさか ひょうご) 南町奉行所与力で江戸の三男と言われるほどのいい男で直新陰流の免許皆伝。黒蜘蛛組の事件に対して積極的に解決しようとしたり、一時的に奉行所に留め置かれた左近に対し、その人柄を買って今度飲む約束をしたりする好青年。しかしその実態は杉浦の命により黒蜘蛛組を操り襲撃した商家の女で気に入れば嬲り者にする金と血に飢えた畜生。お千代も犠牲になり怒りに満ちた左近により杉浦家を出た所を成敗された。 宗形次郎(むなかた じろう) 南町奉行所の同心で田坂の配下であった。黒蜘蛛組の事件を通して左近と酒を酌み交わすほどの親しい間柄となる。お奉行の性格が変わった事に左近が関係していると思い、更にその素性に対してもただ者ではないと気づいている。 治平(じへい) 宗形の下に付く岡っ引き。お琴が攫われた際には宗形の命により大名屋敷にも関わらず勇敢に張り付いていた。かえでの店がお気に入りで、よく酒を飲みにやってくる。 甲斐庄正親(かいしょう まさちか) 綱吉が将軍になったため宮崎の後に新たに南町奉行に就任。酒井が企てた江戸を火攻めにして幕府転覆をはかろうとした事件を実行犯の源才が個人的に起こしたものとし、左近によって自分達の手柄にしてもらった。また源丸兄弟の佐野屋乗っ取り事件では左近が吉左衛門一家の身の安全を確保した後、左近に後を任され源丸達を捕縛した。 坂上広重(さかがみ ひろしげ) 北町奉行所与力で深川・本所界隈の辻斬り事件の探索を奉行に命じられるも実は犯人の父である藤堂又十郎に金を掴まされて悪事を揉み消していた。今回も犯人の顔を見た銀次の口を封じ、偽の悪党をでっちあげて解決に見せかけるも辻斬りが収まらず見限るも用人の黒岩に心配していた息子共々襲撃される。今際の際に偶然通りかかった泰徳に真相を告げた。 坂上慎太郎(さかがみ しんたろう) 広重の長男で将来は後を継いで立派な与力になる事を目指していた。そのため広重の様子が変なのをいち早く察し辻斬り再発後に後を付けていた。真相を聞き出そうとするも直後に黒岩に襲われて重傷を負う。事態を重く見た綱吉により家督を許されず真相を知らぬままに母と共に浪々の身となり屋敷を出された。 笹間(ささま) 坂上の配下である同心で自身が使っていた岡っ引きの銀次の身を案じて岩城道場で看病をしていた。銀次を失い更に犯人が旗本と知るや奉行所が及び腰になった事でやけ酒を煽るも、泰徳と共に一芝居打って犯人を捕らえるのに成功した。 銀次(ぎんじ) 笹間の元で岡っ引きをしており岩城道場で剣術を習っていた。頻発する辻斬りの犯人を一度は追い詰めるも返り討ちに遭い重傷を負う。その際顔を見ていたため事件をもみ消そうとした坂上に口封じされた。 北条安房守(ほうじょう あわのかみ) 辻斬り事件が旗本によるものと思われ目付に遠慮していたと綱吉に言うも犯人の捕縛を最優先せよと言われる。後に与力の坂上が事件に関わっていたことが明らかになっても代役がいなかったせいか失脚する事は無かった。しかし、その事が泰徳をひどく立腹させていた。また文左衛門が牢破りして探索が進まないのを幕閣から責められ1月で解決すると言ってしまった。後に真犯人が捕まるも文左衛門は百叩きでお許しという事にした。与力の佐久間が事件に関わっていたので穏便に済ませたかったゆえの沙汰である。 上田(うえだ) 奉行所内で吟味役を務めていたが本所で起きていたの辻斬りの探索を命じられる。偶然知り合った泰徳と共に夜回りをする事になる。一度下手人を捕えるものの相手が譜代大名のご落胤だったため奉行に悔し交じりに叱られた。 佐久間哲守(さくま てつもり) 北町奉行所与力で過去に高坂の刃傷沙汰を揉み消して以来双方は昵懇になる。その件を探っていた堂前を殺害して文左衛門に罪を擦り付けるも左近にばれる。最後の悪あがきをするも左近によって失神させられた後、死罪となった。 堂前正信(どうまえ まさのぶ) 佐久間と同じ与力で、前々から佐久間の事を調べていた。仕事もできるが女癖が悪く神田の妾宅に入り浸っていた。同じく男癖の悪い秋美という妻がおり自分が家賃収入のために買った家で男と浮気していたと佐久間から吹き込まれ乗り込むも佐久間の手により殺害された。 藤堂直正(とうどう なおまさ) 若き見習い与力。後述の村木済州による藩士殺しに偶然立ち会う。これまで左近に幾度となく町方が救われており、江戸の民も助けられている事を知っており大恩を果たしたいと思っている。そのためか偶然澤村に襲撃された小五郎達の命を救い、将軍家暗殺集団の真の隠れ家と頭目の澤山の情報を左近にもたらし事件解決の糸口を作った。その恩から左近に脇差を下賜され、自分に代わって江戸の町の治安を託された。
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