じっ‐かい【十戒/十×誡】
読み方:じっかい
1 (十戒)仏語。
㋐沙弥(しゃみ)・沙弥尼の守らなければならない10の戒め。不殺生・不偸盗(ふちゅうとう)・不淫・不妄語・不飲酒(ふおんじゅ)・不塗飾香鬘(ふとしょくこうまん)・不歌舞観聴・不坐高広大牀(ふざこうこうだいしょう)・不非時食(ふひじじき)・不蓄金銀宝。沙弥十戒。
㋑「十善戒」の略。
2 《Decalogue; Ten Commandments》旧約聖書の出エジプト記にある、モーセがシナイ山でヤーウェ神から与えられた10か条の啓示。「わたしのほかに、なにものも神としてはならない」と唯一神への信仰を求める第一戒に始まり、偶像礼拝の禁、神の名の尊厳、安息日の厳守、父母を敬うこと、以下、殺人・姦淫(かんいん)・盗み・偽証・貪欲などを戒める。モーセの十戒。
じっかい 【十戒】
十戒
十戒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 02:03 UTC 版)
詳細は「十戒 (仏教)」を参照 仏教の見習い僧(沙弥・沙弥尼)には、以下の十戒が課される。 不殺生戒(ふせっしょうかい) 不偸盗戒(ふちゅうとうかい) 不婬戒(ふいんかい) - 性行為をしない 不妄語戒(ふもうごかい) 不飲酒戒(ふおんじゅかい) 不塗飾香鬘戒(ふずじきこうまんかい) - 身体を飾らない 不歌舞観聴戒(ふかぶかんちょうかい) - 歌舞を観聴きしない 不坐高広大牀戒(ふざこうこうだいしょうかい) - 高広な寝台を用いない 不非時食戒(ふひじじきかい) - 午後から翌朝日の出まで、食事をしない 不蓄金銀宝戒(ふちくこんごんほうかい) - 蓄財をしない
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十戒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 16:41 UTC 版)
マンハッタン計画以前の1940年、シラードは自らに対する戒めとして以下のような自らの十戒をまとめ、後に『イルカ放送』のドイツ語版で発表した。シラードの死後、彼のテープ録音の回想録と資料とをまとめたスペンサー・ワート(ウィアート)とレオ・シラードの妻ゲルトルートはそれを「シラードの精神を肖像画のように表」すものとしてその『シラードの証言』にも収録している。 物事の関わりと人の行動原理を理解しよう。そうすれば、自分が何をなそうとしているかも理解できる。 自らの行いは価値ある目標へと向けよう。ただしそれに到達できるかどうかを問うてはならない。そうした行いは規範や実例となるものであって、目標と取り違えてはならない。 それがどのような影響をもたらすかを考慮することなく、すべての人に自分自身へと語るように語りかけよう。そうすれば、人々を自らの世界から締め出し、孤独の内に人生の意味や、完全な創造性への信念を見失ったりしないだろう。 自らが創造できないものを破壊してはならない。 裁判に手をつけてはならない、空腹でない限り。 自らが持てあますものを欲しがってはならない。 必要もなしに嘘をついてはならない。 子供を尊ぼう。敬意をもって彼らの言葉に耳を傾け、限りない愛情をもって語りかけよう。 6年の間は仕事に打ち込もう。ただし7年目には、おのれ一人となるか、見知らぬ人々の下へと歩みだそう。そうすれば、友人たちの思い出が自らが歩んできたことを妨げることはない。 人生を気楽に過ごし、声が掛かったときにはいつでも旅立てるようにしよう。
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