エホバ【Jehovah】
読み方:えほば
⇒ヤーウェ
ヤハウェ
エホバ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 00:36 UTC 版)
歴史的仮名遣で書かれたヱホバを戦後、現代仮名遣いに直したもの。 「エホバ」もしくは「ヱホバ」の読み(表記)は、日本の文学においても古くから好まれてきた。例として、カトリック俳人・阿波野青畝の銀河を季題とする俳句がある。 銀河より聴かむエホバのささやきを — 青畝 なお、前掲句の底本はその弟子である日本イエス・キリスト教団 明石人丸教会のプロテスタント俳人・やまだみのるによるウェブサイトの秀句鑑賞のページによったが、この句には次のような形もあり、同サイト青畝俳句研究のページでは後者の鑑賞が行われている。 銀河より聞かむエホバのひとりごと — 青畝 なお、現存する新約聖書の写本には神の名が使用されている翻訳は見つかっていない。しかし上述したように、エホバの証人の翻訳による『新世界訳聖書』は、「ヘブライ語-アラム語聖書」(一般にいう旧約聖書)のみならず、続く「クリスチャンーギリシャ語聖書」(一般の新約聖書)でも「エホバ」を用いる。『新世界訳』側は、新約のそのような訳し方について「神のみ名を復元している」とし、「これらの訳し方を支持する様々な資料」を挙げている。一方で懐疑的な見解を寄せる専門家は、信頼ある校訂本文や古代訳、教父文書にも神の名がないことなどを指摘し、『新世界訳』の「資料」に問題があることを5箇条にまとめて示し、新約で「エホバと訳したこと、これは正当な根拠がない」としている。 エホバの証人と源流を同じくする灯台社(燈臺社)員は戦時中、明石順三主幹の訳によって「エホバの證者」と称された。そして戦後しばらくして、この名はエホバの証人と改められ、現在に至る。
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