便器とは? わかりやすく解説

べん‐き【便器】

読み方:べんき

大小便を受ける器。便所のものや、おまる・おかわなど。


便器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/04 22:59 UTC 版)

便器(べんき)は、人間が主に小便排泄に使用する器具であり、古くは移動式もしくは屋外設備であったが、近年は陶器製のものが普及しており、住宅設備部材の一つとなっている。


注釈

  1. ^ 便器は存在しないが、便宜上「壁式小便器」と呼ばれたりする。タイルやモルタルの壁のみがあり(仕切板が存在する場合もある)、その壁に尿が当たって下の溝に流れる形態である。
  2. ^ a b 使用の際の体の向きは横にドアのある場合を除き、日本の和式のドアを背後にする構造は世界的には異例なもので、大多数は洋式と同様、ドアに顔を向けてしゃがむ。
  3. ^ ただ、男性でも、飛び散りによる便器周辺の汚れをなくすためなどの理由で、座って排尿する者も増えているが、男性が座り小便をする場合は、陰茎が便器の内部に接触しないように注意する必要がある。
  4. ^ ブルーノ・タウトは『タウトが撮ったニッポン』(武蔵野美術大学出版局)の中で「日本式のしゃがむトイレは優れている」と書いている。
  5. ^ もともとは一般家庭用と同じく陶製であったが、黄害対策として循環式に改造するに当たり、洗口が流し水で詰まらぬようステンレス製に移行した。
  6. ^ 考案者の島秀雄にちなんで「S式便器」と称した。

出典

  1. ^ 男性も「座っておしっこ」33% TOTOのネット調査 - 47NEWS
  2. ^ Decreto ministeriale del 5 luglio 1975”. it:Il_Sole_24_Ore. pp. 3. 2017年9月19日閲覧。 イタリアの住居における衛生に関する省令、第七項目バスルーム
  3. ^ Decreto-Lei n.º 650/75 de 18 de Novembro (in Portuguese), 18 November 1975, art. 84
  4. ^ Narinari.com編集部 (2010年4月19日). “和式と洋式が合体? 大手メーカーもわからない謎の「2WAY便器」を求めて。 | Narinari.com”. Narinari.com. 2013年2月14日閲覧。
  5. ^ 巨漢力士って自分でお尻拭けるの?気になるけどなかなか聞けない力士のトイレ事情」『ニコニコニュース』(Japaaan magazine)、2018年11月18日。2023年11月18日閲覧。
  6. ^ 便器・タンク | お手入れ・お掃除 - TOTO
  7. ^ 【トイレ空間】ロータンクの中に入れる、または、ロータンクフタの上に置くような芳香洗浄剤を使用してもよいのですか。 - LIXIL
  8. ^ 田幸和歌子「トイレの水量「大」「小」、どれだけ違う?」『exciteニュース』、2011年9月20日。2023年11月18日閲覧。


「便器」の続きの解説一覧

便器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 03:38 UTC 版)

立ちション」の記事における「便器」の解説

公衆トイレ男性トイレにおいては立ち小便のために小便器設置されている。通常立ち小便用い小便器個室化がされておらず、周りの人が排尿する様子見えてしまう。この背景には、男性立ち小便衣服を履いたまま排尿できることや、調査ではほとんどの男性小便器個室化が必要ないと考えていることが挙げられる。むしろ個室でないことにより、省スペースで済むため便器を多数設置できたり、回転早い等のメリットが多い(後述)。海外では個別小便器すら設置されておらず、複数人同時に用を足す小便器設置されていることも多い。 洋式便器や和式便器においても立ち小便をする男性は多い。洋式便器では6割、和式便器では8割の男性が座らずに立ち小便をする。洋式便器で立ち小便する場合は、便座への飛び散り防止のために、便座上げて行う。また、和式便器においては立ち小便のために便器の段差高くなっている場合がある。

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便器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/24 14:10 UTC 版)

黄ばみ」の記事における「便器」の解説

便器に付着した尿が原因である。この黄ばみ尿石であり、リン酸カルシウム蛋白質からなる複合汚れである。尿石は、尿中尿素によりアンモニア発生、そのため尿のpH塩基性になり、尿中からリン酸カルシウム析出することにより生ずる。研究によれば中性界面活性剤はほとんど尿石除去できないのに対し酸性、特にカチオン性の界面活性剤は高い除去能を示す。その理由は、塩基性物質溶解出来るのは、酸性であるからである。

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