体内電気
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 04:11 UTC 版)
体電池、ナマズ電気とも呼ばれる。霊電気と呼ばれることもあるが、火車の霊電気や後述の霊電は別の技。発電袋に蓄えられる100万ボルトの電気を、電気ウナギのように体内で強力な発電をして敵を痺れさせる切り札のような技。黄色の電撃が多いが、第2作や第4作では青白色や赤色の電撃、第5作では白い電撃が多く見られた。道具や髪の毛などを使って電流を遠くへ飛ばすこともできるが、自ら飛び道具としても使用可能。電力は調整可能で仲間の妖力でパワーアップも可能。相手の電気を吸収することで威力を強化することも可能(ダメージは受けるがアニメ第3作第83話「雨神ユムチャック伝説」では妖怪アンテナを避雷針代わりにすることで軽減した)。第5作57話では、雷撃の能力を身に着けていた特殊な化け灯籠の電力すら上回っていた。ただし、威力は強力だが鬼太郎の体力を大量に消耗するため連続で使用できない(第5作では、後にある程度改善されていて多少の連発も可能になった)。電気に弱い相手には決め手になるが、電気に強い相手には通用しない。地面に電気を発射し、地表を進んだ電気が増幅されて勢いよく上空の敵に向かって撃ち上がる事もある(第4作109話「雪山の怪異・のびあがり」)。第3作では「体内電気発電」の掛け声と共に発動する。 髪の毛針やリモコン下駄に比べると使用される機会は少ないが、『妖怪千物語』とアニメ第5作では敵妖怪にとどめを刺す必殺技として使用される機会が多い。『妖怪千物語』では体内電気放電や体内電気スパークなど多数の名称があり、12話「集結! 日本妖怪」では、仲間の十数人の妖怪たちの妖力を得、体内電気を超電磁プラズマと化して相手に叩きつける超電磁火の玉ショックを使用した。「串ざし入道」では地中に放って多数の虫を呼び覚まし、襲って来たむくろの腐肉を食い尽くさせた。『新妖怪千物語』の赤舌戦では体内電気を逆流させて鬼太郎自身を電熱器化する体内電気電熱スパークを使用した。 実写映画版では「千年呪い歌」での夜叉との戦いで使用。子泣き爺の杖にちゃんちゃんこを巻きつけ、それに帯電させた物を武器にして挑み、最後は体内電気マックスパワーで倒した。第4作32話「電気妖怪カミナリ!」でも、敵の電撃を受け続けて体が赤熱化し目が青く発光するまで帯電し、「ネバーギブアップ!」と気合を入れて強力な赤い電撃で戦況を覆した。第6作5話「電気妖怪の災厄」でも、かみなりの電気を吸収し、倍増させた体内電気でとどめを刺した。 月曜ドラマランド版では「体内電波」と呼ばれており、ぬらりひょんを体内電波発射で倒している。
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