他の作曲家
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おそらく、バッハ自身がフーガにおいて使用したため、このモチーフはしばしば、他の作曲家たちによって、フーガにおいてか、または他の複雑な対位法音楽で使用される。 BACHモチーフを目立つ形で扱っている作品は、作曲順だと次のようになる: シューマン - オルガンまたはペダルピアノのための『六つのフーガ』Op.60 (1845年) リスト - オルガンのための『バッハの名による幻想曲とフーガ』(1855年、後にピアノ用に編曲) リムスキー=コルサコフ - ピアノのための『BACHの主題による6つの変奏曲』(1878年) レーガー - オルガンのための『バッハの主題による幻想曲とフーガ』(1900年) ブゾーニ - ピアノのための『対位法的幻想曲』(第1版:1910年、1912年および1922年に改訂) ニールセン - ヴァイオリン協奏曲(1911年)第2楽章冒頭 ゴドフスキー - B-A-C-Hの主題による左手のための前奏曲とフーガ(1929年) カゼッラ - ピアノのための『バッハの名による2つのリチェルカーレ』(1932年) オネゲル - ピアノのための『前奏曲、アリオーソ、フゲッタ』(1932年。後に弦楽オーケストラ用に編曲) プーランク - ピアノのための『バッハの名による即興ワルツ』(1932年) ヴェーベルン - 弦楽四重奏曲(1937年-1938年)BACH主題に基づく12音音列による。 ケクラン - バッハの名による音楽の捧げもの(1942年) クルサード - ピアノのための『BACH による変奏曲』(1952年) ダッラピッコラ - 『アナリベラの音楽帳』 (1952年) ペルト - 弦楽器、オーボエ、ハープシコードおよびピアノのための『B-A-C-H によるコラージュ』(1964年) ブルッチ(英語版) - 弦楽器のための『メタモルフォーシス B-A-C-H』(1974年) ソコラ(チェコ語版) - オルガンのための『B-A-C-H によるトッカータ風パッサカリア』(1976年) シュニトケ - 『コンツェルト・グロッソ第3番』(1985年) ネルソン - ウィンド・アンサンブルのための『パッサカリア(B-A-C-H によるオマージュ)』(1992年) このモチーフは、その他にも多くの作品で使われている。シェーンベルクの『管弦楽のための変奏曲』(1926年-1928年)と『弦楽四重奏曲第3番』(1927年)、ペンデレツキの『聖ルカ受難曲』、そしてブラームスによるベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番第1楽章のカデンツァなどである。 また、 ショパン の『夜想曲第2番』 のコーダ部分では音の順番をH-B-C-Aと入れ替えた装飾音形が登場する。 ポップスでは、ゲーム「東方紅魔郷」内のBGM「U.N.オーエンは彼女なのか」でもこの進行が見られる。
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