事例の内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 03:16 UTC 版)
「加古川グリーンシティ防災会」の記事における「事例の内容」の解説
経緯 加古川グリーンシティ防災会は、平成7年の阪神・淡路大震災後にクローズアップされた「マンションの災害対策」に取り組む。マンションはプライバシーが守られる反面、近所付き合いが薄いのが最大の問題とされる。この問題を如何に解決し、どうすれば仲間を増やし、みんなが防災活動に取り組むことができるようになるかを考え、楽しくなければ防災の輪は広がらない「楽しく防災活動をやろう」というテーマで、住民の方々に対し多彩なアイデアを仕掛けたことで乗り越え、仲間づくりをすることに大成功している。 内容 防災におけるソフト面及びハード面の両方を整備している。 ソフト面として 「ひとづくり、ひとのつながり」をテーマとした運営地域コミュニケーションを重視し、「あいさつ運動」、「小さな親切運動」、及び「ふれあい餅つき大会」等を実施している。 「自分たちのまちは、自分たちで守る」をテーマとした運営次世代への防災体制の受け渡しを考え、「自警団」の設立、子どもたちと合同の「町内夜回り」、及び「市民救命士の養成」等を実施し、子どもたちから大人までが世代を超えて、一緒に自分たちの住んでいる町をしっかりと理解し、災害発生時の心の準備と心のトレーニングを実施している。 「災害発生時の対策」をテーマとした運営災害発生時の対策を考え、「非常持ち出し本」、「ちからこ部(町内チャンピオンマップ)」、「あったかード(あんしんカード)」、及び「DIG(災害図上訓練)」等を実施している。 「楽しく防災活動をやろう」をテーマとした運営楽しくなければ防災の輪は広がらないをキーワードとし、「1,000円出しの会」、及び「サッカーワールドカップ観戦会」等を実施し、多くの仲間を集めている。 ハード面として 住民同士の情報の共有をテーマとした整備「ニューメディアシステム」「グリーンネット」「ホームページ」 災害に強いまちづくりをテーマとした整備「ネットワークカメラ」「防犯カメラ」「防災倉庫」 非常時連絡体制をテーマとした整備「防災用無線機」「携帯電話向けホームページ」 災害時の救助体制をテーマとした整備「AED(自動体外式除細動器)」「各種防災資機材」「災害時役割シール」 数々のアイデア事業を通して、守る心、助け合う心、生かされている自分の存在等、災害時における減災を目的として取り組んでいる。 防災キャッチコピー 防災伝承に於ける先駆者的な言葉を生み出す「防災とは自分の大切な人を守ること」 「防災の概念をぶっ潰せ」 「防災にはインセンティブの必要性」 「地域活動は余力でやれ」 「勘違い防災をするな」 「楽しく防災活動をやろう」 「普段の生活に防災を取り入れろ」 「行政をあてにしない防災」 「防災の輪」 「ハイブリッド防災をやろう」 「防ing」「ぼうing」 対外活動 防災伝道師・防災アドバイザー:大西賞典(おおにし しょうすけ・防災会長)総務省消防庁地域安心安全ステーション事業「防災伝道師」2007年就任 総務省消防庁「防災アドバイザー」2009年就任 全国で防災講演を活発に行う
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