万里花の関係者
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橘 巌(たちばな げん) 声 - 立木文彦 身長:195cm 警視総監。万里花の父。 普段は標準語で話しているが、家族と話す時やふとした時に九州弁になる。楽の父・一征とは立場は違うが、互いの実力を認め合い、盃も交わした仲。その際に一征から顔に傷をつけられており、今でも彼を刑務所に送ることが夢。かなり威圧的な雰囲気を持つが、警官隊を娘の護衛につけるほどの過保護な一面を持つ。だが、婿養子であるために橘家内での地位は低い。かつて万里花が楽に会うために凡矢里高校へ転入しようとした際に妻を説得した。万里花が九州の実家に連れ戻された際には自身も千花に抗議をするも、ほとんど話を聞いてもらえないまま地下牢に投獄される。そこで楽と再会し、橘家の歴史がそう簡単に変えられないことや自分が今でも妻を愛していることを伝える。その後自力での脱出に成功し、万里花が式場を飛び出した後に妻の下へ現れ、万里花の本心を看破して万里花や自分自身を自由にするよう伝える。 橘 千花(たちばな ちか) 万里花の母親で橘家現当主。華以上に若々しい外見が特徴で、万里花とは双子でも通じるほどである。高校時代、楽ママ・華・菜々子と同じ高校に通っており、同級生だった。 常軌を逸するまでに徹底して自分本位な人物で、万里花のことも家督を継がせるための道具としか見ず、親としての愛情は示さない。さらに自らに逆らったとして夫を投獄し、病気が悪化した万里花を本田を利用して実家に連れ戻させるほどの冷酷な性格で、万里花を連れ戻すために屋敷の隠し通路からやって来た楽を一言で黙らせ、楽達を投獄させた。 夫曰く、かつては自身も家のしきたりに反発して自ら選んだ高校(回想では凡矢里高校の制服を着ていた)に通った時期があったらしいが、すぐに連れ戻されて今に至るとのこと。そのため、同じように反発する万里花に対しては愛情よりも憎悪に近い感情を向けている。 万里花の結婚式では乱入してきた楽を拒絶するよう万里花に告げるも、万里花から拒否されたことや本田にも離反されたことで動揺するも、夫から万里花の凡矢里行きを認めたのは自身の中に高校時代の思い出が残っていたからではないかと本心を看破され、自ら御家断絶を決めて漸く万里花のことを認め、自分なりの言い方で好きにするよう万里花に伝える。 人気投票の三回目では、僅か数回の登場にもかかわらず8位。 本田 曜子(ほんだ ようこ) / 忍(しのぶ) 声 - 大地葉 演 - GENKING 身長:176cm 女性警察官で万里花の付き人。4巻第33話から登場。 常にスーツを着用し、黒髪で左目を隠している長身の女性。実は巨乳。無表情で口数は少なめ。万里花の護衛の警官隊を指揮していたが、本人は「護衛」でなく「監視」だと述べる。それは万里花の体の調子を文字通り「監視」する役目。当初は万里花に対して私情を挟んだことはないと語るが、自身は万里花個人に忠誠を誓っているためほとんど私情で行動し、幼少の頃より努力を続けている万里花を密かに応援していた。 その正体は橘家付き「隠衛(かくれこのえ)」(後述)を務める一族の人間で、万里花を監視していたのも万里花の母で橘家当主である千花の依頼だったからである。万里花の結婚式では万里花を捕らえようとする隠衛衆を前に遂に千花を裏切り、鶫と共闘した。騒動後は万里花の治療にも同行した。最終回では、万里花に6人のお見合い相手を紹介する。 相葉 右助(あいば みぎすけ) 声 - 櫻井孝宏 警察機動隊第一部隊隊長。黒髪の左側をオールバックにした青年。甘党。出身校は全て男子校。 万里花の幼少期から世話する自称「兄のような存在」だが、万里花からはぞんざいに扱われている。本田に片想いをしており、立場上、竜やクロードとは仲が悪い。 篠原 御影(しのはら みかげ) 誕生日:2月20日 / 血液型:A型 / 身長:161cm 万里花の中学時代の友人。 常に九州弁で喋る。万里花と同様に美人で良い所のお嬢様であるが、性格はおっさんそのもので、同性にセクハラを行っている。万里花とは非常に仲が良いが、中学時代は万里花をいじめたグループのリーダーであった。万里花の病気のことや母・千花の性格、橘家のしきたりを知っており、万里花が九州へ連れ戻された際に楽から連絡を貰ったことで万里花の秘密を教え、橘邸へ潜入する手引きをし、牢や式場からの脱出にも協力する。 人気投票の2回目では第10位。 万里花の婚約者(本名不明) 千花が取り決めた万里花の婚約者。年齢は40代で、顔は常に影が射し素顔は不明。バツ1で鉄鋼業を営んでいるらしい。 実は先妻を病で亡くしており、その際に千花に世話になったことで結婚を断れない。しかし、自分の力で道を進もうとする万里花や彼女のために身体を張る楽達に感化され、自身も自らの手で進もうと決め、万里花に感謝を述べて去っていく。
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