ホワイトカラーエグゼンプション
ホワイトカラー‐エグゼンプション【white-collar exemption】
読み方:ほわいとからーえぐぜんぷしょん
ホワイトカラー・エグゼンプション 2005
ホワイトカラー・エグゼンプション
ホワイトカラーエグゼンプション
・ホワイトカラーエグゼンプションとは、従来の管理監督者に加え、仕事や時間管理において自己裁量の高いホワイトカラー労働者に対し、労働時間等規制を適用免除することを指す。すなわち、ホワイトカラー全員を裁量労働制のようにみなす仕組み、及びその制度のことを言う。
・従来の労働基準法等の労働諸法は、いわゆる工場等の労働者を保護する観点によって整備されてきたもであるが、当該制度は、ホワイトカラーであり、かつ、専門型裁量労働制の適用者や一定の条件(一定年収を超える等)を満たす労働者であれば、労使協定を結ぶ等して時間管理のエグゼンプト(適用除外)を行えるというものであり従来の考え方とは全く異なった考え方になる。しかし、制度が施行されれば長時間労働を助長してしまうといった危惧があり、労働者保護の観点から反対意見も聞かれる。
ホワイトカラーエグゼンプション
ホワイトカラーエグゼンプションとは、 もともとアメリカで導入されている制度であり、 日本では一定の条件を満たすビジネスパーソンを 対象に導入是非が検討されています。
現在は週に40時間を超える労働を行う場合は、 通常の
1.5倍の割増賃金の支給が行われる事になっていますが、 裁量性の高い特定の職種は、時間と成果が必ずしも比例しないため、 成果に基づいた賃金体系の導入を目指して検討されている制度です。
ホワイトカラーエグゼンプションの導入にあたっては、 企業側と労働者側で意見が対立しており、 具体的な制度導入は来年以降になると思われます。
ホワイトカラーエグゼンプション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/12 20:05 UTC 版)
ホワイトカラーエグゼンプション(英: white collar exemption)、または頭脳労働者脱時間給制度(ずのうろうどうしゃだつじかんきゅうせいど)とは、ブルーカラーのような肉体労働者や製造業従事者以外のスーツを着てオフィスで仕事をするホワイトカラー労働者の一部に対する労働法上の規制を緩和・適用免除すること、またはその制度である[1]。
注釈
- ^ 年間の残業時間を12で割ると月60時間以内に収まるようにすること、月45時間を超える月が年間で最多でも6つ以内なこと、上記の範囲内で一年の内で書き入れどきである最繁月とした一月(ひとつき)のみは、100時間未満までを前後月とも足して2で割ると60時間になる場合は認めるが、一人でも労働者への1年の残業が計720時間を越えると、経営者に刑事罰を与える法律のこと。
- ^ 上司や先輩や同僚や部下など周囲がまだ仕事を続けているために、自分の担当する仕事は終わったため定時に帰ろうと思っても、周囲を気にして帰宅と言えずに不必要な残業をしてしまう行為。
- ^ 日本の頭脳労働者の生産性は、労働の長さに関わらず、アメリカ合衆国の頭脳労働者の約半分である。
- ^ 英: cadres dirigeants
出典
- ^ [1]『河野慶三コラム』人事・総務の方へ| バイオコミュニケーションズ株式会社
- ^ [2]「島田法律事務所」
- ^ [3]「残業「月100時間未満」実現、企業にバトン 労使が合意、実効性確保へ罰則」
- ^ [4]「「脱時間給」法案を修正 連合と調整、制度化へ前進 」
- ^ a b http://zangyo-trouble.com/zangyo-faq01.html
- ^ http://www.sr-kawachu.jp/category/1510908.html
- ^ https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/35503 約7割の社会人が「付き合い残業」した経験あり! 「先に帰ると上司のイヤミが……」
- ^ http://www.bbc.com/news/business-34667380
- ^ [5]「未払い残業代請求対応労務管理対策室」
- ^ [6]
- ^ 労働政策研究・研修機構、島田陽一「ホワイトカラー・エグゼンプションについて考える : 米国の労働時間法制の理念と現実」『労働政策研究・研修機構』2006年3月、7頁。
- ^ ILO 1号条約 工業的企業に於ける労働時間を1日8時間かつ1週48時間に制限する条約
- ^ 労働政策研究・研修機構 2005.
- ^ “Wages and the Fair Labor Standards Act” (英語). アメリカ合衆国労働省. 2023年5月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “Fact Sheet #17A: Exemption for Executive, Administrative, Professional, Computer & Outside Sales Employees Under the Fair Labor Standards Act (FLSA)”. アメリカ合衆国労務省. 2023年7月14日閲覧。
- ^ a b c d 独立行政法人 労働政策研究・研修機構 (2024年5月15日). “調査研究成果 > 海外労働情報 > 国別労働トピック > 2024年 > 5月 > アメリカ > ホワイトカラー・エグゼンプションの俸給水準要件を二段階で引き上げ”. 2024年5月16日閲覧。
- ^ 独立行政法人 労働政策研究・研修機構 (2024年7月11日). “調査研究成果 > 海外労働情報 > 国別労働トピック > 2024年 > 7月 > アメリカ > 残業代支給対象拡大の新規則施行―ホワイトカラー・エグゼンプション俸給要件引き上げ”. 2024年7月13日閲覧。
- ^ 労働政策研究・研修機構 2005, p. 172.
- ^ 労働政策研究・研修機構 2005, p. 85.
- ^ 労働政策研究・研修機構 2005, pp. 86–87.
- ^ a b c d 労働政策研究・研修機構 2005, p. 93.
- ^ a b 労働政策研究・研修機構 2005, p. 94.
- ^ 労働政策研究・研修機構 2005, p. 134.
- ^ “ フランスにおける残業時間の取り扱い” 2017年7月11日閲覧。
- ^ 森岡孝二『働きすぎの時代』(岩波新書、2005年)
- ^ http://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/n_america/us/data/0606nitibei1.pdf
- ^ ホワイトカラー・エグゼンプション 家庭だんらん法に 厚労相、言い換え指示
- ^ “ 万人に聞いた「残業する理由」、1位は「残業代がほしいから」”. ITmedia. (2017年3月2日) 2017年7月11日閲覧。
- ^ “ 残業代目当ての「生活残業」の存在が示す日本の問題点と、その解決方法”. (2017年6月12日) 2017年7月11日閲覧。
- ^ 労働時間規制に特例 一部企業で実験導入検討
- ^ [www.asagaku.com/jkp/2014/6/0620.html “ 「残業代ゼロ」ってどんなこと?”]. 朝日小学生 新聞. (2014-06 -24)2017年7月11日閲覧。
- ^ 2014年5月8日午前0時NHK総合放送 時論公論「残業代ゼロの働き方とは?」
- ^ 産経新聞特集部 私もいいたい eアンケート ホワイトカラー・エグゼンプション
- ^ ジョブサーチ : YOMIURI ONLINE(読売新聞) Archived 2007年4月28日, at the Wayback Machine.
- ^ 日本経済団体連合会 (21 June 2005). ホワイトカラーエグゼンプションに関する提言 (Report).
- ^ 厚生労働省:労働政策審議会労働条件分科会 第58回資料
- ^ 厚生労働省:労働政策審議会労働条件分科会 第67回資料
- ^ 厚生労働省:労働政策審議会労働条件分科会 第63回資料
- ^ 厚生労働省:労働政策審議会労働条件分科会 第64回資料
- ^ a b 厚生労働省 (31 August 2006). 労働契約法制及び労働時間法制に関する労使の主な意見. 厚生労働省 第60回労働政策審議会 労働条件分科会.
- ^ http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2005/042/gaiyo.pdf
- ^ ホワイトカラーエグゼンプション導入に反対する決議
- ^ http://www.be.asahi.com/20070127/W17/20070116TBEH0031A.html
- ^ [7][リンク切れ]
- ^ 全労連:【談話】「労働基準法の一部を改正する法律案要綱」と「労働契約法案要綱」の答申に抗議する
- ^ “アーカイブされたコピー”. 2007年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年1月24日閲覧。
- 1 ホワイトカラーエグゼンプションとは
- 2 ホワイトカラーエグゼンプションの概要
- 3 概要
- 4 脚注
「ホワイトカラー・エグゼンプション」の例文・使い方・用例・文例
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