ホッパータイプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 07:06 UTC 版)
「仮面ライダーカブトの登場仮面ライダー」の記事における「ホッパータイプ」の解説
ホッパータイプは、ZECTの幹部にすら存在を伏せて加賀美陸が極秘裏に開発したマスクドライダーシステムで、ショウリョウバッタをモチーフとしている。強化する能力に応じてキックホッパーとパンチホッパーの2形態に分かれるが、いずれもマスクドフォームを持たず、直接ライダーフォームに変身する。 キックホッパーとパンチホッパーを構成するパーツがほぼ共通であることから、過去のライダーの機能が簡素化された量産型ライダーのプロトタイプであると思われる。 加賀美陸はZECTを陰から支配するネイティブへの対抗手段を考えていたため、ZECTとは異なる勢力を形成するためにホッパータイプを開発させたと考えられる。ホッパータイプはベルトにゼクターをセットして変身し、肉弾戦を主体とするなど、仮面ライダーカブトや仮面ライダーガタックとの共通点が多く、この両者と協力してネイティブに立ち向かうことを想定していたのかもしれない。また、あるいはZECTから放逐される事態を見越して、ホッパータイプを加賀美陸直属の護衛とする意図があった可能性もある。 当初は目的に応じて1人が2種類のライダーに変身するというアイデアであった。 マスクは後頭部にバッタの足に当たる部分が来るデザインになっており、頭と足の間が空間になっているため、マスクを被ってから爪で足を挟み込むものとなった。視界は、過去の仮面ライダーと同様に眼の横の黒いスリットから得ている。撮影用スーツは、1体が制作され、眼の内側を入れ替えている。 ツール ホッパーゼクター マスクドライダーシステムの心臓部であるショウリョウバッタ型メカ。 左右の面がそれぞれ緑色と茶色に分かれたリバーシブル構造で、どちらの面を表にしてゼクトバックルにセットするかによって、変身形態をキックホッパーとパンチホッパーとに使い分けることができる。しかし劇中では、2人の有資格者が1個ずつゼクターを所有し、それぞれ特定の形態にのみ変身していた。 尾部のイオンエンジンを噴射し、時速950kmの速さで跳びはねながら有資格者のもとに現れる。また、脚部のスラスタースリットからタキオン粒子を噴射して、ジョウント移動を行う。 脚部はゼクターレバーともなっており、タイフーンを基点として持ち上げ、逆方向に向けることでタキオン粒子の噴出量を倍加させるチャージアップを行い、ライダージャンプを発動させる。そしてジャンプ後にレバーを元の向きに戻すことで、必殺技につなげるのである。 ゼクトバックル 仮面ライダーザビーや仮面ライダードレイクらが使用している物と同型のベルト。 ホッパータイプ用の物は上部のボタンを押すことでバックル部分が展開し、そこにホッパーゼクターをセットする構造となっている。撮影用プロップは、玩具を色替え・ディテールアップしたもので、玩具同様にボタン操作によって展開する。
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