フェヌグリーク
英語:fenugreek
中近東やインドなどを主な産地とするマメ科の植物。古くから薬草として栽培されている。若芽をモヤシにして食べたり、葉をハーブとしたり、種子をスパイスとしたり、様々な用途に用いられる。食材としてはかなり苦い。
日本では、種子がカレーの香辛料として利用されている他、血糖値を抑える効果からサプリメントの成分などとしても利用されている。
2011年7月6日、欧州食品安全機関は、ドイツで5月から発生している「腸管出血性大腸菌O-104」の集団食中毒事件について、エジプトから輸入されたフェヌグリークの種子が感染源である疑いが高いとして、フェヌグリークの一時的に輸入禁止を加盟各国に勧告している。「O-104」による食中毒は、5月下旬を中心に52人の死者を出したが、感染源は特定されていない。7月26月日には腸管出血性大腸菌の流行は終息したとの宣言が出された。
フェヌグリーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/26 00:56 UTC 版)
フェヌグリーク(学名: Trigonella foenum-graecum、英語名: fenugreek)は、ハーブ・香辛料の一種でもある、マメ亜科の一年草植物。フェヌグリーク属[1]中の代表的な1種。地中海地方原産で、古くから中近東、アフリカ、インドで栽培された。日本には享保年間に持ち込まれたが、農作物として栽培されることはなかった[2]。
- ^ 学名: genus Trigonella、異名:レイリョウコウ属(霊陵香属)、トリゴネラ属。
- ^ 武政三男 『スパイス&ハーブ辞典』、文園社、1997年、pp163-164
- ^ 村木悦子、松岡知里・ほか「フェヌグリークは正常ラットの脂肪蓄積抑制に関与する」『日本栄養・食糧学会誌』第64巻第2号、日本栄養・食糧学会、2011年、99-106頁、ISSN 0287-3516、NAID 130000861122。
- ^ 村木悦子、加園恵三「フェヌグリークシードの脂質代謝改善作用と抗肥満作用 (特集 スパイスでヘルスケア その生理作用と効用)」『Aromatopia』第20巻第5号、フレグランスジャーナル社、2011年、24-27頁、ISSN 09184295、NAID 40019007919。
- 1 フェヌグリークとは
- 2 フェヌグリークの概要
- 3 関連項目
- 4 外部リンク
フェヌグリーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 07:04 UTC 版)
フェヌグリークは、ハーブやスパイスとして広く使用されている。フェヌグリークとPOISを関連付けた研究はまだない。フェヌグリークを用いた研究は、糖尿病に関するものに関してはばかりで、I型糖尿病患者の血漿グルコース取り込みを促進することがわかっている。理由は不明であるが、一部の人はフェヌグリークでPOISの症状が改善されたと主張している。
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