イロコとは? わかりやすく解説

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いろ‐こ【色子】

読み方:いろこ

江戸時代男色売った歌舞伎少年俳優舞台子(ぶたいこ)。→陰間(かげま)


いろこ【×鱗】

読み方:いろこ

《「うろこ」の古形

うろこ。いろくず

高麗あげばり十一間を—のごとくうちたり」〈宇津保・吹上下〉

頭のふけ。〈和名抄


イロコ


アフリカ産の代表的樹種一つで、大量に輸出されているので、世界の市場でよく知られています。どちらかというとチークの色に似ていますので、植物として無関係なのにアフリカンチークという市場名がつけられていることもありますこのうち、C.excelsaは、分布範囲広く、シェラレオーネからタンザニアにまでアフリカ横切って分布して重要な木材となってます。

木材
心材淡黄褐色から濃いチョコレート色までの幅があり、淡色の細い縞があります。肌目の粗さ中庸粗く木理交錯してます。また、材面をこすると油状感触あります。この木材には、面白特徴利用の上から考えると欠点になるのですが)があります。それは“ストーン”と呼ばれる大小炭酸石灰の塊が木材中に含まれていることで、したがって製材をしている時、あるいは、ベニヤ剥いている時に、これがあると、刃物折れたり欠けたりします日本でも、この木材使っていて、このような経験をした方々がいるはずです。鋸屑皮膚炎をおこすことも知られています。気乾比重は0.68程度です。手工具加工機械でかなり容易に加工するとこが出来ますが、交錯木理がきついので、裂けたりすることがあります耐久性は非常に高く、また白蟻や海被害は受け難いとされています。

用途
先に述べたように、アフリカンチークの名前で、チーク代用使われます。指物船舶海水中の構造物床板家具ベニヤ鉄道枕木キャビネット内装などに用いられます。多分日本ではスライスドベニヤの形で用いられているのではないでしょうか


ミリキア属

(イロコ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 06:53 UTC 版)

ミリキア属[1](ミリキアぞく、Milicia)とは、クワ科の一つである。いずれもアフリカに自生するミリキア・エクスケルサM. excelsa (Welw.) C.C.Bergシノニム: Chlorophora excelsa (Welw.) Benth. など)とミリキア・レギア(M. regia A.Chev. C.C.Berg、シノニム: Chlorophora regia A.Chev. など)の2種からなり[2]、いずれからもイロコ(iroko)という木材が得られる[3]が、伐採業者は2種を区別しない[4]


  1. ^ 特許 第6340440号 骨障害、軟骨障害又はその両方の管理又は改善用組成物及び方法 - j-platpat. 2018年7月26日閲覧。
  2. ^ The Plant List (2013).
  3. ^ Iroko (The Wood Database). 2018年7月26日閲覧。
  4. ^ African Regional Workshop (1998).


「ミリキア属」の続きの解説一覧

イロコ

出典:『Wiktionary』 (2021/06/20 22:32 UTC 版)

名詞

イロコ[1]

  1. クワ科落葉高木一種学名: Milicia excelsaシノニム: Chlorophora excelsa)。耐久性大き得られる

語源

ヨルバ語 ìrókò より。

翻訳

脚注

  1. 須藤, 彰司「我が国の市場における輸入材(IV)完」『木材工業』第24巻第9号1969年12頁。 国立国会図書館デジタルコレクション
  2. Idakwoji, John (2015). An Ígálá-English Lexicon: A Bilingual Dictionary with Notes on Igala Language, History, Culture and Priest-Kings. Partridge Publishing Singapore.
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 3.7 3.8 Quattrocchi, Umberto (2000). CRC World Dictionary of Plant Names: Commonn Names, Scientific Names, Eponyms, Synonyms, and Etymology, Volume III M — Q, p. 1692. Boca Raton and London and New York and Washington, D.C.: CRC Press. ISBN 0-8493-2677-X
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 Maundu, Patrick and Bo Tengnäs (eds.) (2005). Useful Trees and Shrubs for Kenya, pp. 309–310. Nairobi, Kenya: World Agroforestry CentreEastern and Central Africa Regional Programme (ICRAF-ECA). ISBN 9966-896-70-8 Accessed online 23 May 2018 via http://www.worldagroforestry.org/usefultrees
  5. 5.0 5.1 Mbuya, L.P.; Msanga, H.P.; Ruffo, C.K.; Birnie, Ann; Tengnäs, Bo (1994). Useful Trees and Shrubs for Tanzania: Identification, Propagation and Management for Agricultural and Pastoral Communities, pp. 342–3. Nairobi, Kenya: SIDA's Regional Soil Conservation Unit, RSCU. ISBN 9966-896-16-3 Accessed online 23 May 2018 via http://www.worldagroforestry.org/usefultrees
  6. 6.0 6.1 Kokwaro, John O.; Johns, Timothy (1998). Luo Biological Dictionary. East African Educational Publishers. pp. 95, 97. https://books.google.co.jp/books?id=vUC4yJgPtXoC&dq=ng%27ielo&hl=ja&source=gbs_navlinks_s.  ISBN 9966-46-841-2

「イロコ」の例文・使い方・用例・文例



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