はぎやきとは? わかりやすく解説

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萩焼

読み方:はぎやき
別表記:萩焼き

陶器一種で、萩藩現在の山口県)で焼かれ陶器茶陶名器として知られ、「一楽二萩三唐津」と称される

はぎ‐やき【×萩焼】

読み方:はぎやき

山口県萩市長門(ながと)市で産する陶器文禄・慶長の役後に朝鮮から渡来した陶工により始められ松本深川の二系統分かれて今日に至る。


萩焼 (はぎやき)

萩藩によってつくられ陶器[とうき]のことです。豊臣秀吉とよとみひでよし]の朝鮮出兵ちょうせんしゅっぺい]の後に招かれ工人勺光[りしゃくこう]と敬[りけい]によってはじめられたのですが、いつはじめられたのかはわかっていません。敬がはじめた萩市松本焼[まつもとやき]と勺光のはじめた長門市深川焼[ふかわやき]にわけられます。


萩焼

【工芸品名】
萩焼
【よみがな】
はぎやき
【工芸品の分類】
陶磁器
【主な製品】
茶器花器食器装飾用品
【歴史】
萩焼の起源は、400年前豊臣秀吉とともに朝鮮半島渡った毛利輝元が、現地陶工勺光(りしゃっこう)、敬(りけい)の兄弟伴って帰国したことに遡ります
陶工たちは、毛利氏に城を移した時も同行し勺光は御用品を焼く窯を開くことを許されました。この窯が萩焼のはじまりとなりました勺光の死後は、敬が窯を継ぎ藩主から「坂高麗左衛門」の名を受け、その名は現在まで受け継がれています。
萩焼の当初作風李朝のものでしたが、その後楽焼作風など加わり現在の萩焼に通じる、独自の個性持った作品焼かれるようになりました
【主要製造地域】
山口県
【指定年月日】
平成14年1月30日
【特徴】
萩焼の大きな特徴は、焼き締まり少な柔らかな土味と、高い吸水性あります吸水性が高いため、長年使っているうちにや酒が浸透し茶碗色彩変化します。この変化は、茶の湯嗜む人たちの間では「馴れ」と呼ばれて愛でられています。
その他の特徴としては、形や装飾簡素さあります。ほとんどの場合絵付け行われません。胎土となる土の配合釉薬のかけ具合、へら目などが、登窯作用によって様々な表情を生みだすことを想定した上で、その魅力活かすように作られています。

萩焼

名称: 萩焼
ふりがな はぎやき
芸能工芸区分 工芸技術
種別 陶芸
認定区分 各個認定
指定年月日 1983.04.13(昭和58.04.13)
解除年月日
指定要件
備考
解説文:  萩焼は、文禄・慶長の役後、毛利藩保護のもとに、朝鮮より渡来した勺光・敬によって現在の山口県萩市松本開窯され、後、同県内の長門市深川【ふかわ】等に伝播定着したものと伝えられるその様式・技法は、朝鮮李朝系の陶技をよく伝えている。
 茶碗は、佗び趣きかなった温雅な釉調と手どりのよさを特徴とするが、これは、主原料である県内防府市大道だいどう】産の白色粘土よるもので、使用するにしたがって、深い趣と変化呈する枇杷色の釉調など、原料技法作調等について萩焼全般に共通する特色うかがわれる。現在、松本に坂窯・三輪窯・吉賀窯、深川に坂倉窯・坂田窯・田原窯等があり山口市大和窯等があって萩焼の伝統継承している。
 萩焼は、近世初期より茶陶として賞用され、わが国陶芸史上重要な位置占めとともに、独自の地方的特色顕著である。

萩焼

名称: 萩焼
ふりがな はぎやき
芸能工芸区分 工芸技術
種別 陶芸
選択年月日 1957.03.30(昭和32.03.30)
選択要件
備考
解説文:  萩焼は、文禄・慶長の役後、毛利藩保護のもとに、朝鮮より渡来した勺光・敬によって現在の山口県萩市松本開窯され、後、同県内の長門市深川【ふかわ】等に伝播定着したものと伝えられるその様式・技法は、朝鮮李朝系の陶技をよく伝えている。
 茶碗は、佗び趣きかなった温雅な釉調と手どりのよさを特徴とするが、これは、主原料である県内防府市大道だいどう】産の白色粘土よるもので、使用するにしたがって、深い趣と変化呈する枇杷色の釉調など、原料技法作調等について萩焼全般に共通する特色うかがわれる。現在、松本に坂窯・三輪窯・吉賀窯、深川に坂倉窯・坂田窯・田原窯等があり山口市大和窯等があって萩焼の伝統継承している。
 萩焼は、近世初期より茶陶として賞用され、わが国陶芸史上重要な位置占めとともに、独自の地方的特色顕著である。
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