ぜんぽうこうえんふん

デジタル大辞泉

ぜんぽうこうえん‐ふん〔ゼンパウコウヱン‐〕【前方後円墳】

読み方：ぜんぽうこうえんふん

円形の墳丘に方形の墳丘を付設した古墳。平面形は円形と方形とから鍵穴形を呈する。古くは後円部のみに死者を葬ったが、のちには前方部にも葬った。車塚。瓢塚(ひさごづか)。

防府歴史用語辞典

前方後円墳 （ぜんぽうこうえんふん）

円墳［えんぷん］と方墳［ほうふん］のくっついた形をしている、日本独特の形をしたお墓です。上空から見るとかぎ穴のような形をしています。ほとんどの場合、有力者のお墓です。

関連項目

防府の歴史「古墳時代」（３－１）

世界宗教用語大事典

ぜんぽうこうえんふん 【前方後円墳】

日本の古墳の一形式。平面が円形と長方形ないし台形とを連結した形の墳丘で、江戸後期の蒲生君平『山陵志』から定着した名称。大仙陵古墳（仁徳天皇陵）・誉田御廟山古墳（応神天皇陵）など巨大化したものもある。朝鮮半島南部にもある。別称、車塚・瓢塚・銚子塚・茶臼山など。→ 古墳