せち

デジタル大辞泉

せ‐ち【世知／世^×智】

読み方：せち

［名・形動］

１ 世渡りの知恵。「—にたけた人」

２ 仏語。世俗に生きる凡夫の知恵。

３ 抜け目のないこと。けちなこと。また、そのさま。

「親の—なる事を見習ひ、八歳より墨に袂(たもと)をよごさず」〈浮・永代蔵・二〉

せち【^▽切】

読み方：せち

［形動ナリ］

１ 深く心に感じるさま。痛切だ。

「物の興—なるほどに、御前に皆御琴ども参れり」〈源・藤裏葉〉

２ 非常に大切だ。重大だ。

「忍びてものし給へ。—なること聞えむ」〈宇津保・国譲下〉

３ 心をこめてするさま。熱心だ。

「商人の一銭を惜しむ心—なり」〈徒然・一〇八〉

４ （「せちに」の形で副詞的に用いて）心に深く思いこむさま。ひたすら。極力。いちずに。どうしても。

「女、家を見せじと思ひて—に怨じけり」〈平中・二五〉

せち【節】

読み方：せち

⇒せつ

せち【節】

読み方：せち

１ 季節。時節。

「卯月のうちに春の—のあまれるを知り」〈類従本経信母集・跋〉

２ 季節の変わり目の祝日。節日(せちにち)。

「—は五月にしく月はなし」〈枕・三九〉

３ 「節会(せちえ)」の略。

「今年は—聞こし召すべしとて、いみじう騒ぐ」〈かげろふ・上〉

４ 「節振る舞い」の略。

「汝祭りや—に呼ばれて往かんに」〈都鄙問答・四〉

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「せち」の例文・使い方・用例・文例

• その男はひどく金にせちがらかったので，家族でさえ彼を好いていなかった
• 私はお正月には家族でおせちやお雑煮を食べる。
• 私は家族でおせちやお雑煮を食べる。
• 私は、お正月におせち料理を食べます。
• エンジンを空回りさせちゃいかん。長持ちさせたいからね。
• 母が私におせちの作り方を教えてくれた。
• ジェーンは奥さんが彼女の為に作ったおせち料理を食べました。
• (どこへ行っても)世間はせちがらい.
• せち辛い世の中だ.
• せちがらい世の中だ
• 英語を教えさせちゃ駄目だ、から駄目だ
• 彼は学問が自慢だが、そのくせちっともできない
• 多くの人々がおせち料理に使うため，数多くのイクラとカズノコが毎年12月に売れている。
• おせちの注文，出足早め
• 日本の伝統的な正月料理であるおせちの注文が今年はいつもより早いペースで入っている。
• また，多くの人々がいつもより早めにおせちを注文している。
• スーパーマーケットのイオンでは，早期割引付きのおせちセットがよく売れている。
• 12月初めまでにスーパーのイオンに入ったおせちの注文数は昨年の同時期までに入った注文数より約２割多かった。