CHA-LA HEAD-CHA-LA CHA-LA HEAD-CHA-LAの概要

CHA-LA HEAD-CHA-LA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/14 19:02 UTC 版)

「CHA-LA HEAD-CHA-LA」
影山ヒロノブシングル
B面 でてこい とびきりZENKAIパワー!(オリジナル)
WE GOTTA POWER(2005 Ver.)(再録音版)
リリース
規格 8cmCD(オリジナル)
マキシシングル(再録音版)
ジャンル J-POPアニメソング
時間
レーベル 日本コロムビア(オリジナル)
ティームエンタテインメント(再録音版)
作詞 森雪之丞
作曲 清岡千穂
チャート最高順位
影山ヒロノブ シングル 年表
聖闘士神話 〜ソルジャー・ドリーム〜
(1988年)

俺はとことん止まらない!!
(2005年)
CHA-LA HEAD-CHA-LA
(1989年)

CHA-LA HEAD-CHA-LA〜2005〜

(2005年)
鳥人戦隊ジェットマン
(1991年)

Eternal Love 2006
(2006年)
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概要

表題曲の「CHA-LA HEAD-CHA-LA」は、『ドラゴンボールZ』のオープニングテーマとして発表された楽曲で、同アニメ第1話から第199話までの前期オープニングとして約4年5か月の間使用され、その後、『WE GOTTA POWER』へと変わった。オリジナル版のカップリングには、MANNAが歌う同アニメの前期エンディングテーマ「でてこい とびきりZENKAIパワー!」が収録されている。のちに発売された「CHA-LA HEAD-CHA-LA〜2005〜」には、「WE GOTTA POWER (2005 Ver.)」が収録されている。

「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を作詞した森雪之丞は、「(『ドラゴンボールZ』の)主人公『孫悟空』のように、ささいなことに動じないアッケラカンとした生き方ができたら楽しいなと思いながら、その気持ちを歌詞にしてみた」という[1]。曲名の由来は、「ナシにする」の意味の「チャラ」と「平気」の意味の「ヘッチャラ」を組み合わせ、「今までいろいろな出来事があったかもしれないけど、一度チャラにリセットして平気な状態になり、もう1回スタートする」という気分を韻を踏んで表現している。また、「頭(ヘッド)を空っぽ(チャラ)にすることで、何が起きてもヘッチャラ。何が来ても吸収できるし、受け止められる」という意味も込め、「HEAD-CHA-LA」と表記している。これらのことから、森は「人生にはいろいろなことがあって、ハッピーだったり、時には辛いこともあったりして、痛みを抱えながら人は生きていくんだけど、一度チャラにして元気にやっていこう。そうすれば見えない敵、まだ見ぬ敵にも向かっていける。何かにとらわれている自分をチャラにして頭をクリアにすれば、新しい夢を見られるかもしれない」という思いで書いたと語っている[2]

歌詞の印象について影山は、「正直、最初は「ふざけてるのかな?」と思った(笑)。でも、雪之丞さんのことは10代の頃からよく知っていたので、「(雪之丞さんなら)これくらいぶっ飛んだことはやりそうだな」とも思いました。」と語っている[3]

影山はレイジー解散後、家族を養うため建設現場の仕事を掛け持ちしながら音楽を続け、ハスキーな声の自分はどこで活躍できるのか悩んでいたが、1988年に『聖闘士星矢』の「聖闘士神話 〜ソルジャー・ドリーム〜」、翌年に「CHA-LA HEAD-CHA-LA」と2年連続でジャンプ原作のアニメ主題歌を歌い、「それが自分の人生を決定づけた」という[3]。「「CHA-LA HEAD-CHA-LA」に出会って、自分の居場所を見つけた気がしたんです。こんなに自分の声に合う曲はない! と思った。JAM Projectのライブで、「CHA-LA HEAD-CHA-LA」をメンバーと歌ったこともあるんです。フクちゃん(福山芳樹)も遠藤(遠藤正明)もダニー(きただにひろし)も凄いシンガーだけど、彼らが「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を歌ってもしっくりこない。「俺の歌だ」って、そのたびに思います。もしかすると、僕はアニソンシンガーじゃなく、「CHA-LA HEAD-CHA-LA」シンガーなのかもしれないね(笑)」と語っている[3]

歌詞で使われている「Sparking!」という単語は、『ドラゴンボールZ Sparking!』のようなゲーム作品でも使われている。

2013年公開の映画『ドラゴンボールZ 神と神』ではFLOWがカバーしたバージョンが使用されている。

収録曲

CHA-LA HEAD-CHA-LA(ドラゴンボールZ)

  1. CHA-LA HEAD-CHA-LA
    作詞森雪之丞作曲清岡千穂編曲山本健司影山ヒロノブ
  2. でてこい とびきりZENKAIパワー!
    作詞:荒川稔久、作曲:池毅、編曲:山本健司、歌:MANNA
    原作のイメージを意識し、オリエンタルな雰囲気の中に、ポップ・レゲエなどの要素を取り入れ作曲された。
    イントロは作曲の池毅が「イントロに呪文みたいなものを入れると面白いんじゃないか」と思いつき、映画『STAR WARS』シリーズで言葉を逆再生したものを酒場に集まる宇宙人の言葉として使っているという話があり、その方法を取り入れたもので、プロデューサーや現場にいたスタッフの名前を6ミリテープに録音し、逆再生して48chデジタルマルチに取り込み、さらにピッチを上げエフェクトをかけるなどして作られた。イントロを逆再生すると「あー、この曲を作るにあたっては清水賢治、池毅、時枝一博、ウチダタカシ、山本健司、ヤナギハナエ?、ノムラタカシが頑張ったんだよ」と聞こえるようになっている[4][5]

CHA-LA HEAD-CHA-LA〜2005〜

  1. Cha-la Head-cha-la (2005 Ver.) [4:12]
    作詞:森雪之丞、作曲:清岡千穂、編曲:山本健司
  2. We Gotta Power (2005 Ver.) [3:50]
    作詞:森雪之丞、作曲:石川恵樹、編曲:山本健司
  3. Cha-la Head-cha-la (Dj Dr.knob Remix) [5:06]
    作詞:森雪之丞/作曲:清岡千穂/編曲:DJ Dr.Knob
  4. We Gotta Power (Yuki Nakano Remix) [4:40]
    作詞:森雪之丞/作曲:石川恵樹/編曲:YUKI NAKANO
  5. Cha-la Head-cha-la (Mobi[Le-re]make Version) [4:16]
    作詞:森雪之丞/作曲:清岡千穂/編曲:山本健司
  6. Cha-la Head-cha-la (2005 Ver. Instrumental)
  7. We Gotta Power (2005 Ver. Instrumental)

注釈

  1. ^ 同ゲームの7周年記念キャンペーン「無限大の究極バトル!7周年DOKKAN謝祭」期間中のみ使用。

出典

  1. ^ 森雪之丞 1994, p. 134.
  2. ^ 何が起きても僕は無敵なんだ——『CHA-LA HEAD-CHA-LA』に込めた森雪之丞の人生観”. ドラゴンボールオフィシャルサイト (2023年8月24日). 2023年8月24日閲覧。
  3. ^ a b c ラップもやった。影山ヒロノブがドラゴンボールの「音楽修業」で身につけたモノ ドラゴンボールオフィシャルサイト
  4. ^ 【知ってる?】アニメ『ドラゴンボールZ』のエンディングテーマに隠された秘密”. ロケットニュース24 (2015年1月20日). 2023年1月31日閲覧。
  5. ^ 「魔訶不思議な曲を作りたかった」。作曲家・池毅(いけたけし)が語る“でてこいとびきりZENKAIパワー!”制作の裏側”. ドラゴンボールオフィシャルサイト (2022年4月21日). 2023年1月31日閲覧。
  6. ^ FLOW、映画「ドラゴンボールZ 神と神」主題歌で“CHA-LA HEAD-CHA-LA”リメイク”. 2018年1月8日閲覧。
  7. ^ ももクロ版「CHA-LA HEAD-CHA-LA」新作c/wに収録”. 2018年1月8日閲覧。
  8. ^ 古谷徹が「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を歌い上げるミニアルバムが発売”. 2018年1月8日閲覧。
  9. ^ TRIX「CoverX」|日本を代表するフュージョンバンドがアニソンをカバー、新旧の名曲と向き合い感じたその魅力とは”. 2022年3月17日閲覧。
  10. ^ ばってん少女隊 新シングルに『ドラゴンボールZ』初代ED曲のカバー収録、イベントでは初披露も”. 2018年1月8日閲覧。
  11. ^ 平成アニソン大賞”. アニソン大賞. ソニー・ミュージックエンタテインメント. 2019年3月8日閲覧。


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