雪かき車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/28 23:54 UTC 版)
関連項目
雪かき車以外で線路の除雪を行う鉄道車両
- 除雪用ディーゼル機関車
- 除雪用ディーゼル機関車に関しては形式別の各項目を参照のこと。
- 国鉄・JR
-
- ロータリー式 - DD14形ディーゼル機関車、DD17形ディーゼル機関車、DD19形ディーゼル機関車、DD53形ディーゼル機関車
- ラッセル式 - DD15形ディーゼル機関車、DE15形ディーゼル機関車、DD16形ディーゼル機関車300番台、DD18形ディーゼル機関車、DD21形ディーゼル機関車
- ラッセル/ロータリー兼用 - JR北海道DBR600形ディーゼル機関車
- ササラ電車
- 詳細は「ササラ電車」を参照
- 北海道の札幌と函館の市電には、竹でできた「ささら」と呼ばれる竹製ブラシが多数並べて装着されたローターをモーターで回転させながら雪をはねのけるブルーム(ほうき)式除雪車、通称「ササラ電車」がある。
- 札幌市交通局では、この他に旧形単車改造の、自動車に踏み固められた硬い雪や氷を排除するスノープラウを備えた「プラオ車」や上記の通り電動式のロータリー車、刃がついた鉄棒を回転させて路面で踏み固められた雪を砕くアイスカッター車を所有していたが、使用頻度は非常に少なかった。
- その他
その他の関連項目
参考文献
- 『Rail Magazine』2008年(平成20年)2月号 (No.293)。
- 日本国有鉄道車輌局『貨車形式図 1971』。
- 輸送業務研究会『貨車の知識』交通日本社 1970年(昭和45年)。
- 『鉄道ファン』2010年(平成22年)8月号 (No.592)。
- 「雪と斗う国鉄〔雪カキ車〕」『鉄道ピクトリアル アーカイブスセレクション22 貨物輸送 1950~60』139-149頁。
- 羽島金三郎「北海道鐵道に於ける除雪方法」『機械學會誌』第30巻第118号、日本機械学会、1927年、75-104頁、doi:10.1299/jsmemagazine.30.118_75、NAID 110002445231。
- 奥村 実「国鉄の除雪関係諸実験」『雪氷』第24巻第4号、日本雪氷学会、1962年、110-120頁、doi:10.5331/seppyo.24.110。 - DD14,DD15,貨車移動機など1962年当時の除雪に関する実験結果をまとめている
- 小竹 豊「雪と国鉄」『雪氷』第21巻第1号、日本雪氷学会、1959年、9-15頁、doi:10.5331/seppyo.21.9。 - 大正2年~昭和34年 ラッセル車の変遷
- 引田 精六「国鉄における雪害対策研究の変遷」『雪氷』第25巻第5号、日本雪氷学会、1963年、152-156頁、doi:10.5331/seppyo.25.152。 - 明治~昭和にかけての導入台数などに関する記載
外部リンク
- 「雪拂車図」『開拓使事業報告』明治18年(デジタルコレクション)
- 小樽市総合博物館
- 札幌のササラ電車
- 鉄道除雪機械 明治23年1月10日東京日日新聞『新聞集成明治編年史. 第七卷』(国立国会図書館デジタルコレクション) アメリカより購入した除雪車が報告されている
- 国鉄事業用車博物館
- ^ 1928年の改正で二字重ねの記号が廃止されたのにともない、「キ」に変更された。それ以前は「ユキ」。一部私鉄においては「ユキ」が継続使用された。
- ^ 鉄道模型フェア「雪にいどむ」 サイト:ジョーシン
- ^ 『Rail Magazine』293 42-49頁。
- ^ a b c d 国鉄事業用車博物館(外部リンク参照)該当項目。
- ^ 吉岡心平『3軸貨車の誕生と終焉』(戦後編)p.43
- ^ 高田歩兵連隊が救援に出動『東京日日新聞』昭和2年2月10日(『昭和ニュース事典第1巻 昭和元年-昭和3年』本編p351 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ 日本国外には自走できるものも存在する。
- ^ この高床構造のため、操縦室内にある煙室扉の下部が干渉しないよう切り取られている。
- ^ 給水ポンプや給水暖め器などは省略されており、回転翼を回すための最低限の設備となっている。
- ^ 蒸気シリンダーや逆転機との干渉を避けるためかなり高い位置(台枠から1mほど)にある。
- ^ 『とれいん』第134号 p10-p18
- ^ a b c 『貨車の知識』214-215頁。
- ^ 映画『雪にいどむ』1961年(昭和36年)製作、(株)日映科学映画製作所、にも本線上の除雪作業風景が登場する。
- ^ 『貨車形式図 1971』によれば、本車のベルトコンベアが翼の反対側の車端を越えて伸びている。除去した雪をコンベアから後ろに連結した炭水車改造の融雪タンク車に投入して後補機から送られる蒸気の熱で解かし、解けた水を川や流雪溝に捨てる場合もあるが、その後にキ950甲というトム11000改造の別のコンベアつき付属車が製作され、これを連結して前者のコンベアから送られた雪を、後者の枕木方向に向けたコンベアを通して横に並んだ無蓋車に積み込む場合もある。前者はホーム間のような雪の捨て場所のない場合の運用で、一般的には後者の方法が取られたようである(「雪と斗う国鉄〔雪カキ車〕」による)。
- ^ 『貨車形式図 1971』。
- ^ マックレー車とロータリー車同士を連結せず、前方機関車・マックレー車編成、ロータリー車・後方機関車編成の2つに分かれて間隔を空けた状態で除雪を行う場合もある。
- ^ 「深迷怪鉄道用語辞典」322ページ ISBN 4-907727-18-6
- ^ 「70年史」国鉄大宮工場209ページ
- ^ 「ターンテーブル」『鉄道模型趣味』NO.331、74 - 75頁
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