銀河漂流バイファム
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メディアミックス
関連書籍
- 銀河漂流バイファム ジ・アニメ特別編集(近代映画社、1984年5月25日)
- 別冊アニメディア 銀河漂流バイファム(学習研究社、1984年7月1日)
- 別冊アニメディア 銀河漂流バイファム PART2 完結編(学習研究社、1984年10月1日)
- 銀河漂流バイファム2 完結編 ジ・アニメ特別編集(近代映画社、1984年11月30日)
- 銀河漂流バイファム スパークリングバイファム(ラポート、1984年12月25日)
- 銀河漂流バイファム BEST HIT SERIES ROUND VERNIAN VIFAM GRAFFITI(秋田書店、1985年1月10日)
- バイファム・パーフェクト・メモリー(みのり書房、1985年1月20日)
- 銀河漂流バイファム原画集(日本サンライズ、1985年)
- 銀河漂流バイファム ぼくたち13人(徳間書店、1986年2月28日)
- 銀河漂流バイファム大図鑑(バンダイ、1990年11月20日)
- 銀河漂流バイファム コンプリートアートワークス(新紀元社、2006年4月6日)
漫画
すがい優による漫画化作品が『コミックボンボン』に連載された。ほぼ原作であるアニメ版と同じ展開だが、一部のエピソードは省略されている。
音声ソフト
LP
- 銀河漂流バイファム 音楽集(1983年12月21日)
- 銀河漂流バイファム ドラマ編 「金曜劇場」ジェイナス愛の航海日誌…気分はもう主役(1984年4月10日)
- デジタルトリップ 銀河漂流バイファム(1984年6月21日)
- 銀河漂流バイファム 音楽集VOL.2(1984年7月25日)
- 銀河漂流バイファム 総集編(1984年10月10日)
- 銀河漂流バイファム 音楽集・番外編(1985年3月25日)
- デジタルトリップ 銀河漂流バイファム Vol.2(1985年6月21日)
- 銀河漂流バイファム オリジナルビデオPart2 ケイトの記憶 涙の奪回作戦!! 新BGM集(1985年8月25日)
- 銀河漂流バイファム オリジナルビデオPart2 ケイトの記憶 涙の奪回作戦!! オリジナル・サウンドトラック(1985年10月25日)
CD
- 銀河漂流バイファム 音楽集 VOL.1(1985年5月25日)1992年と1998年に2度再発されている
- 銀河漂流バイファム 音楽集 VOL.2(1985年5月25日)同上
- 銀河漂流バイファム オリジナルビデオPart2 ケイトの記憶 涙の奪回作戦!! 新BGM集(1985年9月25日)1992年に再発されている
- 銀河漂流バイファム メモリアルCD-BOXコンプリート・ミュージック&ドラマ・コレクション(1995年4月25日)音楽集VOL.1・2、OVA 新BGM集のほかに未CD化だったドラマ編、総集編、音楽集・番外編を加えて再編集した4枚組BOX。OVA オリジナル・サウンドトラック、デジタルトリップは未収録。
- 銀河漂流バイファム13 オリジナル・サウンドトラックVOL.1(1998年5月25日)
- 銀河漂流バイファム13 オリジナル・サウンドトラックVOL.2(1999年1月25日)
模型化
放送当時、バンダイから1/100、1/144スケールでRVが、1/24でウェア・パペットがプラモデル化された。関節部には当時としては採用が始まったばかりのポリキャップが用いられていた。それまで大スケールのモデルにポリキャップを採用したものはあったが、主力シリーズといえる1/144スケールの全モデルにポリキャップを採用したのはこのシリーズが初。劇中でオプション装備とされたスリング・パニアーは別売りされず、RVとのセットで発売された。1/100スケールでもバイファム、トゥランファムはスリングパニアー付きが発売されたがネオファムは発売されなかった。また両スケールとも劇中で使われたシールドは付属しておらず、プラ板などを用いて製作するのが当時の模型誌では定番であった。ARVもプラモデル化されたが一部にとどまっており、ARVルザルガなど商品化には至らなかったものも存在する。また、ARVジャーゴは商標上の問題から「レコンタイプ」という名称に変更され発売された。『バイファム13』放送開始に当たっては放送前年の秋〜冬頃にほぼ全商品が再発売されるなどその後も数度に渡り再発売が繰り返されているが、近年では2006年のDVDボックス発売に合わせ、バイファム、ネオファム、トゥランファムのスリングパニアー付き1/144キットとバイファム、トゥランファムのスリングパニアー付き1/100キットのみ再発売されている。その後2011年11月に、2006年度の再発売には無かった1/144ディルファムや1/144ARV各種、および1/100ウグと1/100ネオファムも含めた再発売が行われているが、1/24ウェア・パペットはラインナップされていない。
バンダイからはプラモデル以外にハイコンプリートモデルの初期ラインナップとしてバイファムとネオファムが商品化されている。バイファムは1/144プラキットでは省略されたポッドのドッキングギミックが再現されている。後にスリングパニアー単品とセットの商品がそれぞれ発売されたが、合わせて番組後半に登場したシールドが付属するようになった。
また放送当時、カバヤ食品から食玩付きのチョコスナック、キャンデー、ガムが販売され、バンダイのバイファムプラモデルがもらえるプレッツェルも発売されていた(後述)。
このほか、CM'sから1/144近似サイズのバイファム、トゥランファム、ネオファム、ディルファムの可動フィギュアが発売された。これには取り扱い問屋である宮沢模型限定の色違い限定版として練習用バイファムと迷彩色トゥランファムがある。またメガハウスからククト星市街戦を模した塗装完成済みジオラマが発売されている。
2006年の静岡ホビーショーでは、バンダイの新シリーズリアルロボットレボリューションの候補として新作原型が参考出品されていたが、2016年現在発売には至っていない。
2014年2月にバンダイコレクター事業部のROBOT魂シリーズで〈SIDE RV〉バイファムが発売。ポッドのドッキングギミックおよびランディングギアが再現されており、スリングパニアーとシールドが付属している。
キャラクター商品
食品では、カバヤ食品から「銀河漂流バイファム・プレッツェル」が発売され、TVCMではロディが出演しセールストークしていた。同梱スクラッチカードに表記された点数を3点集めて箱に明記された宛先へ送ると、バンダイの1/144バイファム・プラモデルがもれなく返送されてくる(品種はランダム)というキャンペーンを行った。これは翌年放送開始の「機動戦士Ζガンダム・チョコレート」(森永製菓)の販促でも踏襲されている。
なおカバヤ製の「いちごプレッツ」(ポッキーの同種)では、放送終了後もしばらくマルロとルチーナが箱絵に採用され続けていた。
他に同社より「銀河漂流バイファム・ガム」、「銀河漂流バイファム・チョコスナック」、「銀河漂流バイファム・キャンデー」も発売され、当時は食玩の主流であったミニスケールのプラモキットが同梱されていた。
放送打切り騒動の後も同社だけは番組スポンサーを降りず、後にファンたちから関連誌面投稿コーナーなどで厚い感謝を受けていた[要出典]。
ゲーム
サンライズが制作したアニメのクロスオーバー作品、サンライズ英雄譚シリーズなどに登場している。
- 『銀河漂流バイファム』(バンダイソフト) - MSX(1984年)
- サンライズ英雄譚シリーズ(サンライズインタラクティブ)
- 『サンライズ英雄譚』 - ドリームキャスト(1999年12月2日)
- 『サンライズ英雄譚R』 - PlayStation 2(2000年11月22日)
- 『サンライズ英雄譚2』 - PlayStation 2(2002年7月21日)
- 『SUNRISE WORLD WAR Fromサンライズ英雄譚』 - PlayStation 2(2003年9月25日)
- 『バトルオブサンライズ』(サンライズインタラクティブ) - PlayStation 2(2008年4月10日)
- ボードウォー・シミュレーションゲーム(ツクダホビー) - ボードゲーム
- 『ROUND VERNIAN ラウンドバーニアン』 - 戦闘級
注釈
- ^ OPテロップに「原案」として富野由悠季がクレジットされ、「原作」は監督の神田とメイン脚本家の星野の名前が連なっているのはこういう事情によるもの。
- ^ ジュール・ヴェルヌの小説『二年間の休暇』の邦題。これをモチーフにするプランは、『機動戦士ガンダム』の企画時にも出されていた。
- ^ その後も、本作と同じサンライズ制作の『蒼き流星SPTレイズナー』(1985年)、『恐竜冒険記ジュラトリッパー』(1995年)、『無限のリヴァイアス』(1999年)などで同様のプロットが用いられている。
- ^ 「何があっても最後には地球に帰ってくる。途中がどんなに格好悪くても帰ってくればヒーロー」というのがコンセプト。
- ^ JAXAの職員も認めるほど。
- ^ 企画書の段階では全52話だった[7]。
- ^ 当時のアニメ番組は1年間4クール52本やるのが普通だった。
- ^ 途中で駆逐艦レーガンと接触するエピソードは打ち切り版脚本の流用で、本来は子供たちがそのまま地球へ連れて行かれて終わる予定だった。
- ^ 渡辺は、本作品の音楽を担当していたワーナー・パイオニア(現:ワーナーミュージック・ジャパン)のディレクターが父・渡辺宙明と繋がりがあったことから抜擢されたという[9]。
- ^ なお、このアルバムには、発売元であるワーナー・パイオニアが販促用として発行していたチラシ「バイファム・NEWS(ニュース)」を、特別号と称して第1から10に加え増刊までセットにした小冊子が付録になった。この「バイファムNEWS」を付録にするという企画は、後年発売されたCD-BOX(WPC6-8098/8101)にも踏襲されていた。
- ^ 総集編が2本(『カチュアからの便り』『集まった13人』)、およびオリジナル脚本の新作2本(『消えた12人』『"ケイトの記憶"涙の奪回作戦!』)が制作・販売された。
- ^ 3本ほどの作品を同時に抱えていて多忙だった大河原のアシストと永野自身に対する新人研修のためだった。
- ^ ベルウィック星からステーションに駐機されていたジェイナス号に帰還した際、制作スタッフのミスから、初めて訪れたはずのバーツがまるでジェイナスでずっと一緒に行動していたかのように発言している(なお「元のまま」と発言したのはロディである)
- ^ OVA3巻『消えた12人』のラストで、16歳の誕生日を迎える。
- ^ OVA第2巻および第4巻では「あたし」とも言っている。
- ^ 設定資料では10歳。
- ^ 41話。ただし、ほとんど習熟していないこともあって、機体制御の段階で破綻をきたしており、同時に出撃していたマキには「あんた操縦できんの?」といわれている。
- ^ 第11話終盤でのスコットの語りでは11歳。
- ^ 45話。誕生会に便乗させてもらったお礼に贈呈されたもの。
- ^ 声優が『ど根性ガエル』のひろし(ケンツ=野沢)とピョン吉(ジミー=千々松)。『ミンディ・ゾーン みんだ☆なお作品集』、株式会社みのり書房、1986年4月5日発行、42頁より。
- ^ 最終話で、乗船名簿登録のシーンが再度あり、そのときは5歳と申告し、マルロの突込みを招いたが、45話(最終話の1話前)でルチーナの誕生会を催しており、実は長い伏線にもなっている。
- ^ カチュアの回想シーン。第2ステーションから離脱するシャトルに搭乗、しかし直後に、カチュアの目の前で攻撃を受けてしまっている。
- ^ 「元来、ククトニアンは平和的人種で、過去の異星人の襲来と交配によって好戦的なククトニアンが登場した。また、この異星人は地球にも来訪して地球人との交配も行っており、ゆえにククトニアンと地球人との混血児も誕生することができる」という設定[13]。
- ^ 15話でラレドによって語られる。
- ^ 『バイファム・パーフェクトメモリー』(みのり書房〈『月刊OUT』1985年1月増刊号〉、1984年)に掲載された本作の企画書に記されている[要ページ番号]。
- ^ 放送当時の米国大統領名である。現実の水上艦艇に実在する人名をつける場合は、故人の名前であるのが通例であり、本作品が未来世界を描いていることを演出している。
- ^ 宇宙軍のジェイナスには不必要な陸戦装備である。
- ^ 制作中だった『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』は途中交代を余儀なくされた。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l 『グレートメカニックG 2016AUTUMN』双葉社、2016年9月、24-27頁。ISBN 978-4575464979。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 『グレートメカニックG 2016AUTUMN』双葉社、2016年9月、22-23頁。ISBN 978-4575464979。
- ^ 『機動戦士ガンダムF91 オフィシャルエディション (B‐CLUB SPECIAL)』バンダイ、1991年5月、48-58頁。ISBN 978-4891891558。
- ^ 『グレートメカニックG 2017WINTER』双葉社、2017年12月、12-36頁。ISBN 978-4575465068。
- ^ 『グレートメカニックG 2016AUTUMN』双葉社、2016年9月、15頁。ISBN 978-4575464979。
- ^ 平山亮三編「キャラクター情報◎「銀河漂流バイファム」」『マーチャンダイジングライツレポート』1983年8月号、商品化権資料センター、1983年8月1日、7頁。
- ^ 星山博之「資料3『銀河漂流バイファム』企画書」『星山博之のアニメシナリオ教室』雷鳥社、2007年6月27日、290-303頁。ISBN 978-4-8441-3435-0。
- ^ 『月刊モデルグラフィックス』2012年6月号 p33-p40
- ^ 「スーパー戦隊制作の裏舞台 渡辺俊幸」『スーパー戦隊Official Mook 20世紀』《1999 救急戦隊ゴーゴーファイブ》講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2018年6月9日、32頁。ISBN 978-4-06-509611-6。
- ^ 『オリコン・チャートブック LP編 昭和45年 - 平成1年』オリジナル・コンフィデンス、1990年、333頁。ISBN 4-87131-025-6
- ^ 大河原邦男アイアンワークス[要ページ番号]
- ^ a b “「メカニックデザイナー 大河原邦男展」開催記念『大河原邦男&永野護トークショー』レポート”. GUNDAM.INFO. 株式会社サンライズ (2015年9月11日). 2021年5月14日閲覧。
- ^ 『グレートメカニックG 2016AUTUMN』双葉社、2016年9月、17頁。ISBN 978-4575464979。
- ^ 名前の由来、ビジュアルのモデル共に別冊アニメディア「銀河漂流バイファムPART2」P.94
- ^ a b c d e 『グレートメカニックG 2016AUTUMN』双葉社、2016年9月、16頁。ISBN 978-4575464979。
- ^ 『バイファム パーフェクトメモリー』[要ページ番号]
- ^ [ MJマテリアル2 RVバイファム スーパーメカニックガイド]
- ^ “Mamoru Nagano On 'L-Gaim', 'Gundam' And The Fractal Nature Of 'The Five Star Stories'”. forbes.com. Forbes (2019年4月4日). 2021年5月14日閲覧。
- ^ 『The Five Star Stories OUTLINE』角川書店、2001年12月、104頁。ISBN 9784048534635。
- ^ 『サンライズロボットアニメ大解剖』(2019年1月27日、三栄書房発行)105ページより。
- ^ 『福島民報』1983年12月2日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1985年5月5日付朝刊 - 1986年4月27日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『北國新聞』1984年10月5日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『北國新聞』1984年8月10日付 - 1985年7月17日付各朝刊、テレビ欄。
- ^ 『サンライズロボットアニメ大解剖』(2019年1月27日、三栄書房発行)12ページより。
- ^ 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1984年5月号、学習研究社、96 - 98頁。
- ^ 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1984年5月号、学習研究社、98頁。
- ^ “Staff & Cast”. SUNRISE. 2010年9月30日閲覧。
- ^ 朝日新聞・東京 縮刷版 1998年8月20日 25頁(縮刷版では785頁)
- ^ 朝日新聞・東京 縮刷版 1998年9月24日 12頁(縮刷版では1140頁)
- ^ 朝日新聞・東京 縮刷版 1998年10月6日 9頁(縮刷版では300頁)
- ^ アニメージュ1999年2月(166頁)・1999年3月号(186頁)
- ^ 朝日新聞 縮刷版 1998年8月21日 15頁(縮刷版では827頁)
- ^ アニメージュ1999年2月(166ページ)
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