物質・材料研究機構
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/11 23:52 UTC 版)
MANA
文部科学省の世界トップレベル国際研究拠点形成促進プログラム(WPIプログラム)で支援育成されたWPI拠点の一つ。2007年に採択された第一期5拠点中、独立行政法人をホスト機関として唯一採択された。残りの4機関は全てホスト機関が大学(東京大学、京都大学、東北大学、大阪大学)。現在、WPIプログラムの支援による補助期間中、あるいは、育成終了したWPI拠点は16拠点に上るが、大学以外に設置された例はMANAだけである。 MANAのWPIプログラムによる補助期間は2017年に終了し、WPIアカデミー会員拠点(2017年ー)に認定された。次世代ナノ科学技術の基礎研究センターとして、以下の3分野でナノテクを活用した革新的材料の創製に挑戦している。
- ナノマテリアル
- ナノシステム
- ナノセオリー
また、組織の中でも国際化を特に強く意識しており、研究者の約半数が海外出身である。さらに、英語を公用語化して事務書類も英語化することで、外国人研究者が快適に研究に打ち込めるような環境を構築するという方針の下、英会話が可能な事務職員を多く配置しているのも特徴である。この体制は2003年採択の戦略的研究拠点プログラム「若手国際イノベーション特区」により設立されたICYS(International Center for Young Scientists; 若手国際研究センター)により培われたものである。
事業所
茨城県つくば市を中心に複数の事業所があり、事業所はその所在地名を冠に通称“○○地区(サイト)”と呼ばれている。 つくば市
兵庫県
海外連携オフィス
このうちつくば市の3地区が主な研究拠点で、千現地区が本部となっている。並木地区にはMANAがあり、桜地区には世界最高レベルの強磁場施設がある。また兵庫県のSPring-8内には専用ビームライン「BL15XU (WEBRAM)」を持つ。
クリスマスイルミネーション
1993年(平成5年)より、毎年クリスマスに地元小学校からデザインを公募したイルミネーションを飾り、地域交流のひとつとなっていたが、2008年(平成20年)の実施を最後に終了した。
- ^ 財務に関する情報 物質・材料研究機構ウェブサイト 2022-3-18 閲覧
- ^ a b c 沿革 物質・材料研究機構ウェブサイト 2010-04-28 閲覧
- ^ 特定国立研究開発法人による研究開発等の促進に関する特別措置法の概要(文部科学省サイト 第13回 科学技術・学術審議会 総合政策特別委員会 資料1-7 H28.6.14)
- ^ 組織に関する情報 物質・材料研究機構ウェブサイト 2015-10-05 閲覧
固有名詞の分類
研究所 |
関西文化学術研究都市 ワイツマン科学研究所 物質・材料研究機構 国立遺伝学研究所 豊田中央研究所 |
つくば市の研究所 |
国土技術政策総合研究所 物質・材料研究機構 筑波学院大学 森林総合研究所 筑波宇宙センター |
日本の独立行政法人 |
国立大学法人 物質・材料研究機構 国立長寿医療研究センター 森林総合研究所 沖縄科学技術研究基盤整備機構 |
独立行政法人 (文科省所管) |
物質・材料研究機構 教員研修センター 国立特別支援教育総合研究所 大学評価・学位授与機構 日本原子力研究開発機構 |
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