牛島憲之 牛島憲之の概要

牛島憲之

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/13 13:25 UTC 版)

世田谷区在住であったが、多摩川近郊、特に府中によくスケッチに出かけた縁から[2]東京都府中市府中市美術館に遺族が寄贈した作品100点が収蔵されている。

風景画で知られる[3][4]

画風

風景画の作品が多く、柔らかな線と穏やかな色彩を特徴とする。牛島の描くモティーフの種類はある程度限定され、同じ風景が数多く繰り返し描かれる。

熊本の裕福な地主の息子に生まれ、東京芸大の講師になるまで勤め人になったことが無かったという。日展に入選後も絵を売らず、また華やかな場に参列することも少なく、画家とは名誉ではなく描き続けることであるという立場を貫いた。家族には「絵の具とカンバスと、雨風しのげて目と手があれば、絵は描けるんだよ」と言い続けたという[5]

来歴

主な作品


  1. ^ 熊本日日新聞社編纂・発行『熊本県大百科事典』1982年、73頁
  2. ^ 月刊正論記事
  3. ^ [2014年度]第4期 美術館コレクション<特集>牛島憲之─ある戦後の“かたち”─
  4. ^ 石躍達哉の日本画と牛島憲之の木版画展
  5. ^ 1997年10月1日朝日新聞訃報記事
  6. ^ 熊本県立美術館編纂『熊本県の美術』思文閣出版、1995年


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