淀川とは? わかりやすく解説

淀川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/06 07:31 UTC 版)

淀川(よどがわ)は、大阪湾に注ぐ日本の一級河川滋賀県京都府および大阪府を流れる淀川水系の本流である。琵琶湖から流れ出る唯一の河川である瀬田川(せたがわ)が宇治川(うじがわ)、淀川と名前を変える。流路延長75.1 km、流域面積8,240km2。なお、先述の流路延長は琵琶湖南端よりの延長であり、河口から最も遠い地点は滋賀県・福井県分水嶺である栃ノ木峠であり、淀川の源の石碑が設置されている[1]敦賀駅より北に位置するこの場所は琵琶湖へ流入する河川・高時川の水源地であり、そこからの河口までの直線距離は約130km、流路延長に換算すると約170kmとなる。


注釈

  1. ^ 観月橋の南のたもとに淀川維持區域標の石柱が、大津市晴嵐1丁目の琵琶湖岸に琵琶湖と瀬田川(淀川)とを区別する河川管理境界標が建てられている。
  2. ^ 古代には淀川・大和川ともに河内湖(草香江、歴史をさらにさかのぼると河内湾)に流入していた。
  3. ^ ただし地名としての瀬田は、明治時代になって瀬田村が成立した際に初めて現れた。一般的には瀬田は瀬戸が転化したものであるとされ(世田谷区の瀬田も同様)、両側を山に挟まれていることから地形由来で瀬田の名前が付いたと推測される。
  4. ^ 大越のこの功績を讃え、1905年(明治38年)、石山寺境内に記念碑が建立されている。
  5. ^ なお、水質は「(きれい)貧腐水性・β-中腐水性・α-中腐水性・強腐水性(汚い)」となる。
  6. ^ 琵琶湖疏水の行先は複数あるが、ここでは旧高瀬川に流入するものを指して言っている。
  7. ^ 山名川・琵琶湖疏水・新高瀬川が合流
  8. ^ 桂川・木津川合流
  9. ^ 芥川合流
  10. ^ 山崎太郎とも呼ばれ、瀬田の唐橋(勢多次郎)、宇治橋(宇治三郎)とともに日本三古橋の一つに数えられる。

出典

  1. ^ 高時川のようす 淀川源流をたずねて|長浜市の自然の様子|わたしたちの市の様子|わたしたちの長浜”. 長浜市教育センター. 2020年3月24日閲覧。
  2. ^ 淀川 名前も流転(とことんサーチ) - 日本経済新聞”. www.nikkei.com. 2023年3月21日閲覧。
  3. ^ 小野芳朗『水の環境史「京の名水」はなぜ失われたか』(PHP新書)PHP研究所、2001年 p.183 ISBN 9784569616186
  4. ^ 小野芳朗『水の環境史「京の名水」はなぜ失われたか』(PHP新書)PHP研究所、2001年 p.184 ISBN 9784569616186
  5. ^ 尾藤徳行 (2013年7月27日). “淀城跡”. 第247回 京都市考古資料館文化財講座. 京都市埋蔵文化財研究所. 2019年9月7日閲覧。
  6. ^ 竹林 & 今井 1995, p. 410.
  7. ^ 新近江名所圖會 第260回 「大日山」の掘削 -大津市黒津町- | 公益財団法人滋賀県文化財保護協会”. 滋賀県文化財保護協会 (2017年10月4日). 2021年1月16日閲覧。
  8. ^ 治水の歴史”. 水のめぐみ館「アクア琵琶」. 2021年1月16日閲覧。
  9. ^ 古田 1965, pp. 41–42.
  10. ^ a b 竹林 & 今井 1995, pp. 410–411.
  11. ^ 竹林 & 今井 1995, pp. 411–412.
  12. ^ 暁鐘成「雲錦随筆」吉川弘文館(日本随筆大成 巻2)1927年(昭和2年)、44頁
  13. ^ a b 竹林 & 今井 1995, p. 412.
  14. ^ 国土交通省近畿地方整備局琵琶湖河川事務所、独立行政法人水資源機構琵琶湖開発総合管理所 (2014年1月). “瀬田川洗堰操作規則制定までの道のり”. 国土交通省近畿地方整備局. 2021年1月16日閲覧。
  15. ^ 今週の今昔館(155) 長柄三頭 20190319”. 2019年3月19日閲覧。
  16. ^ 大阪春秋第19号. 大阪春秋社. (1979-01-30) 
  17. ^ 淀川かわあるき=Guide Maps of Yodogawa:淀川ガイドマップ. 読売連合広告社. (2008-03-10) 
  18. ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、33頁。ISBN 9784816922749 
  19. ^ 京阪、大阪・天満橋~枚方に定期観光船 9月から運航日本経済新聞』朝刊2017年7月26日(関西経済面)
  20. ^ 津田松苗「10-汚水と生物」『原色現代科学大事典 4-動物1』久米又三 著(代表)、学研、1967年、p.231「図2 淀川の水質汚濁の変遷」より抜粋。
  21. ^ 津田松苗「10-汚水と生物」『原色現代科学大事典 4-動物1』久米又三 著(代表)、学研、1967年、p.230-231「淀川の生物的水質判定」
  22. ^ 参考文献・京都新聞連載記事「潤いをとどけて・京都市水道100年」2012年8月21日掲載『8)返したい美しい水』京都市印刷物 第026021号『京の水だより Vol.12 京都市下水道90周年(2020年8月)』
  23. ^ 京都市広報「きょうと市民しんぶん」平成25年1月1日号3面掲載の「東部クリーンセンターの持ち込みゴミの受付終了」より
  24. ^ 淀川河川敷の違法グラウンド撤去へ 長年の「無法状態」動かしたきっかけとは 毎日新聞 2020年12月18日






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