梅田信号場 梅田信号場

梅田信号場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/21 11:53 UTC 版)

梅田信号場

2013年(平成25年)4月1日に廃止された、旧梅田貨物駅の一部施設を引き継いだもので、梅田貨物線(梅田線)の単線複線の境界点として機能している[11]。2018年よりおおさか東線の一部列車をここまで入線させて折り返す列車も設定されるようになった[12]

2023年3月ダイヤ改正により大阪駅の地下ホーム(うめきたエリア)[7]が開業するのに伴い、それに先立つ2月11日終電後から13日始発前にかけて地下線への切り替えが実施され[13]、線路切り替えが実施された2月12日から全ての列車が本信号場を通過しなくなった。以降、3月18日に大阪駅の地下ホーム(うめきたエリア)が開業するまで、同ホームを暫定的に信号場と同じ扱いで運用していた。

その他

  • 構内に梅田機関区及び貨車の点検を行う梅田貨車区があった。最盛期の国鉄時代には機関区に入換用機関車も配置され、貨車区では1日に約40 - 45両の貨車を管理点検していたが2000年には約9両にまで減った。それに伴い人員も半減し、2001年11月までに吹田機関区に統合された。
  • 梅田駅の構内で毎年JR貨物恒例のバザーが開かれており、客の多くは元日本国有鉄道(国鉄)職員とその家族達で、入場者数は2万人にも上っていた時期もある。主な商品は鉄道部品である。
  • 南西部の旧 北梅田町には昔、大阪七墓のひとつである梅田墓地があった関係から毎年8月下旬に地蔵盆があり、地元の人も参加して無縁仏の供養を行っている。
  • 旧 北梅田町に金蘭会高等女学校(現・金蘭会中学校・高等学校)と大阪府立梅田高等女学校(現・大阪府立大手前高等学校)、北東部の旧 牛丸町に大阪市立工業学校(現・大阪市立都島工業高等学校)があったが、梅田貨物駅設置のために移転している。
  • かつては水運の便を図るため、堂島川から梅田入堀川(堂島堀割川)と呼ばれる掘割水路があったが、1967年までに埋め立てられている。
  • ねんきん特別便」45,000通を含む郵便物を乗せたコンテナが、輸送会社間の連絡ミスで当駅に2008年9月24日から11月27日までの間放置されていたことが判明。郵便事業(日本郵便)と輸送会社2社は、2008年12月26日に国土交通省から貨物利用運送事業法に基づく行政処分を受けた[14]

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
東海道本線支線(梅田貨物線)
新大阪駅 - 梅田信号場 - (福島駅) - 西九条駅

  1. ^ a b c 祖田圭介「東京・大阪・名古屋の貨物線」『鉄道ピクトリアル』第808号、電気車研究会、2008年9月、16 - 17頁。 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 交通新聞2013年2月5日
  3. ^ 平成25年3月時刻改正 新しい輸送サービスのご案内” (PDF). 日本貨物鉄道 (2012年12月21日). 2013年2月8日閲覧。15日、営業終了 ご苦労さま JR貨物梅田駅大阪日日新聞2013年3月15日
  4. ^ 終電なんか怖くない!? 眠らない街に変わるJR大阪駅前 26日開業のグランフロント大阪」『MSN産経』(産経新聞)、2013年4月24日。2019年8月7日閲覧。オリジナルの2013年4月24日時点におけるアーカイブ。
  5. ^ 「グランフロント大阪」開業、キタの新しいランドマークに 「ナレッジキャピタル」など注目」『MSN産経』(産経新聞)、2013年4月26日。2019年8月7日閲覧。オリジナルの2013年4月26日時点におけるアーカイブ。
  6. ^ https://www.grandfront-osaka.jp/press/pdf/release130116_1.pdf』(pdf)(プレスリリース)うめきた先行開発区域プロジェクト 開発事業者12社 (NTT都市開発株式会社 株式会社大林組 オリックス不動産株式会社 関電不動産株式会社 新日鉄興和不動産株式会社 積水ハウス株式会社 株式会社竹中工務店 東京建物株式会社 日本土地建物株式会社 阪急電鉄株式会社 三井住友信託銀行株式会社 三菱地所株式会社)※一般社団法人グランフロント大阪TMOと名乗る前のリリース、2019年1月16日https://www.grandfront-osaka.jp/press/pdf/release130116_1.pdf2019年8月7日閲覧 
  7. ^ a b 「うめきた(大阪)地下駅」と「大阪駅」の改札内連絡通路の整備並びに「うめきた(大阪)地下駅」の駅名について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2020年3月25日。 オリジナルの2021年1月2日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210102064431/https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200325_01_umekita.pdf2021年1月9日閲覧 
  8. ^ 吹田貨物ターミナル駅開業ならびに百済貨物ターミナル駅リニューアル開業について (PDF) - 日本貨物鉄道(2013年3月13日付、同月16日閲覧)
  9. ^ 佐藤繁昌「大阪・兵庫地区の貨物駅・貨物線見て歩き」『鉄道ピクトリアル』第808号、電気車研究会、2008年9月、41 - 42頁。 
  10. ^ 15日、営業終了 ご苦労さま JR貨物梅田駅大阪日日新聞2013年3月15日
  11. ^ 鉄道ピクトリアル』第877号、電気車研究会、47頁。
  12. ^ 鉄道ダイヤ情報 2019年4月号「おおさか東線 全線開業」
  13. ^ 報道発表資料 JR東海道線支線の地下化切換工事に伴う府道41号なにわ筋(JR大阪環状線福島駅付近)の車両通行止めについて - 大阪市、2022年12月9日。2022年12月12日閲覧
  14. ^ コンテナ貨物の滞留事案に係る行政処分等について 国土交通省、2008年12月26日





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