日本講談協会とは? わかりやすく解説

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日本講談協会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/20 15:17 UTC 版)

日本講談協会
団体種類 任意団体
所在地 東京都
主要人物 会長 神田紅
ウェブサイト https://www.n-kodan.com/
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日本講談協会(にほんこうだんきょうかい)は、東京都に本部を置く講談師が所属する団体。

沿革

1991年10月、2代目神田山陽が、講談協会の会長選挙の方法について異議を唱えたことにより、一部を除く弟子を引き連れ講談協会より独立し設立[1]。現在も山陽一門のみで構成されている。多くの協会員が提携団体の落語芸術協会にも加入(例外あり)しており、前座修業も落語芸術協会の定席寄席で行っている者も多い。

2021年1月、協会のホームページがリニューアルされる[2]

役員

2022年現在[3]

歴代会長

出典:[3]

代数 高座名 任期 備考
1 二代目神田山陽 1991年 - 2000年 死去により退任
2 三代目神田松鯉 2000年 - 2005年
3 神田陽子 2006年 - 2007年
4 神田紫 2008年 - 2009年
5 神田紅 2010年 - 2011年
6 神田紫 2012年 - 2013年
7 神田陽子 2014年 - 2015年
8 神田紅 2016年 - 現職

会員

※印は落語芸術協会にも加入している会員。神田茜のみ落語協会に加入している。

真打

二ツ目

前座

  • 神田梅之丞※
  • 神田青之丞※
  • 神田若之丞※
  • 神田松樹※

系図については講談師#現在活動している講談師を参照。

興行

前述の通り、落語芸術協会(神田茜のみ落語協会)に加入している講談師は、同協会の定席興行に定期的に顔付けされており、中には落語中心の演目ながら講談で主任(トリ)を務める講談師もいる(松鯉、陽子、紫、紅、伯山など)。特に新宿末廣亭の芸協定席では伯山が年間3回程度主任(うち8月の興行は三遊亭遊雀と伯山の交互主任興行が近年慣例となっている)を務めており、池袋演芸場の芸協定席でも年2回程度、陽子・紫・紅・京子が交代で主任を務め、女性講談師が多く出演する興行もある。それ以外の日本講談協会主催では以下の興行を、永谷商事所有の演芸場で定期的に行っている。

  • お江戸上野広小路亭
    • 日本講談協会定席 - 毎月2日間連続開催。開演前には「朝の前座勉強会」を行っている。
    • 講談広小路亭 - 毎月1回開催。
    • 明日葉会 - 毎月1回、二ツ目講談師(紅佳・紅純・桜子・松麻呂・陽乃丸・鯉花・紅希)による研鑽目的の興行。前座は出演しない。
  • お江戸日本橋亭
    • 若葉会 - 毎月1回、二ツ目・前座講談師によるによる研鑽目的の興行。
  • 新宿永谷ホール
    • 講談新宿亭 - 1月及び毎偶数月1回開催。

このほか、特別興行として毎年4月上旬の「日本講談協会祭」、毎年10月下旬の「山翁祭」(10月30日が命日の二代目神田山陽の周忌追善興行)を行っている。

出典

  1. ^ 小金井芦州啖呵を切る-145.(余滴)講談協会分裂小史
  2. ^ ameblo.jp/kandabenika. “「日本講談協会のホームページがリニューアル」2021.1”. 2022年6月23日閲覧。
  3. ^ a b 概要・問合せ - 日本講談協会
  4. ^ 神田紅 公式ホームページ. “講談の世界”. 2022年6月23日閲覧。
  5. ^ 落語芸術協会. “神田松鯉”. 2022年6月23日閲覧。
  6. ^ 神田愛山 exblog. “講談読み物帳”. 2022年6月23日閲覧。
  7. ^ 神田陽子. “公式ホームページ”. 2022年6月23日閲覧。
  8. ^ 落語芸術協会. “神田紫”. 2022年6月23日閲覧。

 

関連項目

  • 落語芸術協会 - 提携関係にあり、当協会と二重加盟している会員も多い。
  • 落語協会 - 神田茜のみ、芸協ではなく当協会にも加盟している。

外部リンク




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