新日鐵住金和歌山製鐵所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/12 07:09 UTC 版)
所在地
和歌山地区
- 〒640-8555
- 和歌山県和歌山市湊1850番地
海南地区
- 〒642-0001
- 和歌山県海南市船尾260番地100
堺地区
- 〒590-8540
- 大阪府堺市堺区築港八幡町1番地
立地環境
和歌山平野を流れる紀ノ川河口北側に広がる臨海部(和歌山湾)の埋立地などに立地している。かつては紀ノ川河口から北側は砂浜が二里(約8km)続いていた。そのため二里ヶ浜と呼ばれていたが、埋め立てにより磯ノ浦として一部が残るのみとなっており、大部分は同製鉄所用地となっている。
また同製鉄所の沖合いの和歌山湾内には約176ヘクタールの埋立地が存在している。本来は瀬戸内海環境保全特別措置法(瀬戸内法)で埋め立てを制限されている場所だが製鉄所の公害対策等の理由で例外的に埋め立てられた。しかし同製鉄所は段階的に高炉を減らしたため、移転計画は中止となり埋立地だけが残っている。
埋立地には、関西電力のLNG火力発電所(計画:出力370万キロワット)の建設等が計画されているが、数度にわたる運転開始時期延期により目処は立っていない。
地域貢献
和歌山県立医科大学に対して、建物を寄贈することが発表されている。旧住金が研修医の教育施設などに活用する目的の「地域医療推進センター」(仮称)を建設し、寄贈する。地域医療推進センターは、2009年度中に同大学の附属病院の隣接地に建設する延べ床面積約3,000平方メートルの建物で、建設費用の約10億円を全額負担する。同医大は地域の医師不足対策から県立医科大学の定員が2008年度から25人増員する計画で、2008年度中に建設する新教育棟と共に、地域医療に携わる人材確保や技能向上に利用される予定である。
アクセス
- 和歌山地区
- 堺地区
- 南海堺駅からバスで15分
- 大阪市高速電気軌道四つ橋線 住之江公園駅からタクシーで15分
- 海南地区
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- ^ a b c 和歌山製鉄所 第4高炉を吹き止め 稼働日数10,001日(27年4ヵ月:世界最長記録)を達成 - 住友金属工業プレスリリース(2009年7月13日)
- ^ 日経ものづくり大賞 2007年度受賞企業一覧 - 日本経済新聞社
- ^ 新日鉄住金和歌山、高炉稼働日数が国内最長記録更新。約27年5カ月 - 日刊鉄鋼新聞2015年7月15日
- ^ “新日鉄住金・和歌山の第5高炉、稼働日数で世界最長達成へ”. 日刊鉄鋼新聞. (2016年7月8日) 2016年8月12日閲覧。
- ^ a b c 和歌山製鉄所 新第1高炉火入れについて - 住友金属工業プレスリリース(2009年7月16日)
- ^ 和歌山製鉄所 500万トン体制構築と3社連携の深化・拡大について - 住友金属工業プレスリリース(2007年10月30日)
- ^ 新日鐵住金グループの中期経営計画について - 新日鐵住金プレスリリース(2013年3月13日、PDF文書)
- ^ 新日鐵住金の合併後最初の課題 和歌山製鉄所“新高炉”の行方 - 『週刊ダイヤモンド』2013年1月31日号(ダイヤモンドオンライン)
- ^ 新日鉄住金、小倉の高炉休止。戸畑から溶銑輸送-新中期計画 - 日刊鉄鋼新聞2015年3月4日
- ^ 製鉄所組織の統合・再編成について - 新日鐵住金株式会社 プレスリリース 2013年10月30日
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