日新製鋼呉製鉄所とは? わかりやすく解説

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日新製鋼呉製鉄所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/13 07:47 UTC 版)

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日新製鋼 呉製鉄所(にっしんせいこう くれせいてつじょ)は、広島県呉市にある日新製鋼銑鋼一貫製鉄所である。

概要

呉製鉄所は呉海軍工廠の跡地に1951年昭和26年)に建設された日新製鋼で唯一高炉、熱間圧延設備を備えた製鉄所であり、同社の素材供給拠点。高炉を2基有する。また、スラブ(の半製品)の熱間圧延処理については、呉製鉄所製造分のほか周南製鋼所の製造分についても呉製鉄所に搬入して施工されている。冷間圧延設備・表面処理設備はなく、呉製鉄所で生産された熱延材は更に他の事業所に運ばれて加工されている。

高炉の燃料・還元剤として重油を多く使用しているのが特徴。日新製鋼では、コークスについて自社の製造設備を保有しておらず全量を外部から購入しているが、コークス価格高騰の影響を強く受けることから、対策として極力石炭系以外の燃料・還元剤を使用し、コークス購入量を削減することとしたものである。高炉を改修して重油吹き込み設備を設置し、他社に先駆けて2004年平成16年)から重油の使用を開始した[1]

主要生産品目

  • 普通鋼熱延帯鋼・鋼鈑
  • 特殊鋼熱延帯鋼・鋼鈑
  • ステンレス熱延帯鋼・鋼鈑

主要生産設備

  • 高炉
    • 第1高炉 : 2,650 m3
    • 第2高炉 : 2,080 m3
  • 熱間圧延設備
    • 第2熱間圧延設備 : 粗圧延機×2基,仕上圧延機×7基

沿革

  • 1951年昭和26年): 日亜製鋼の呉製鉄所として発足。
  • 1959年(昭和34年): 日本鐵板と日亜製鋼が合併し日新製鋼が発足。
  • 1962年(昭和37年): 第1高炉火入れ。
  • 1966年(昭和41年): 第2高炉火入れ。
  • 1982年(昭和57年): 第2熱間圧延設備稼働。

脚注

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  1. ^ 2004年4月3日付日本経済新聞
  2. ^ “製鉄所組織の統合・再編成について”. 日本製鉄. (2019年11月1日). https://www.nipponsteel.com/common/secure/news/20191101_100.pdf 2019年11月1日閲覧。 

関連項目

外部リンク

座標: 北緯34度13分30.7秒 東経132度32分23.7秒 / 北緯34.225194度 東経132.539917度 / 34.225194; 132.539917





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