攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society
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主題歌
- オープニングテーマ
- 「player」
- 詞:Origa/曲:菅野よう子/唄:Origa with Heartsdales
- エンディングテーマ
- 「date of rebirth」
- 詞:Origa/曲:菅野よう子/唄:Origa
サウンドトラック
3D劇場版
攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D | |
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監督 | 神山健治 |
脚本 | 神山健治、菅正太郎 |
製作 | Production I.G |
出演者 |
田中敦子 阪脩 大塚明夫 山寺宏一 仲野裕 大川透 小野塚貴志 山口太郎 玉川紗己子 榊原良子 |
音楽 | 菅野よう子 |
配給 | Production I.G/ティ・ジョイ |
公開 |
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製作国 |
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言語 | 日本語 |
3D立体視アニメーション化して『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』と改題された劇場版は、Production I.G初の自主配給作品である[2]。キャッチコピーは、「それは、観る人を電脳化する3D。」「その問題を、解決してはならない。」。
タイトルロゴも『攻殻機動隊 S.A.C.(第1シリーズ)』を踏襲するデザインに変更されており、オープニングは完全新作となっている。
観客が電脳化感覚を味わうことを目的に制作されており、電脳インターフェイス描画など飛び出す部分はOVA版(2006年)では見切れているため作り直されている。また、背景美術など当時の技術では実現できなかった色を出すためフルグレーディング処理が全カットに施されている。
東北地方太平洋沖地震の影響が残る中、メイン館の新宿バルト9では公開初回から満席が続き、ミッドナイトショーを除き全回満席という高いシアターアベレージを得ており、2011年3月26日初日動員約2,500人、初日2日間の累計動員は4,580人、興収9,126,000円となり、全国9館の初日2日間の累計は動員11,768人、興収23,352,000円を記録した[6]。
また、ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では満足度89.5で第1位と高い評価を得ており、20〜30代を中心に3D作品やアニメの既存概念を打破する未知の3D映像という感想が多かった[7]。
20日間で興行収入1億円を突破したため2011年5月7日からスクリーン数を3倍に拡大して公開することが発表された[8]。
イベント・企画
- 世界初となる一部3D本編映像のネット配信をYouTubeにて行い、視聴用の立体視3Dメガネは月刊ヤングマガジン(2011年2月9日発売号と3月9日発売号)に同梱された[9][10]。
- 国内最大級の映画館である新宿バルト9全体、館内のカフェに至るまで『攻殻機動隊』仕様とされ、全デジタル対応スクリーンを使った完成披露オールナイト試写会が行われた。参加者は映画専門のクーポン購入サイトで募られたが7000人応募の最多記録となっている[11]。
- 劇場公開に先立ち、『攻殻機動隊 S.A.C.』TVシリーズ全52話が初めて劇場スクリーン公開。WOWOWでも『攻殻機動隊 S.A.C.』TVシリーズ全話と神山健治監督作品つながりで『東のエデン』全話が一挙放送され、バンダイチャンネルでは『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(押井守監督)、『攻殻機動隊 S.A.C.』各シリーズを約160分にまとめた『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man』『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Individual Eleven』、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』(2006年版)が無料配信された。
- 菅野よう子が手掛けた攻殻機動隊 S.A.C.シリーズのサウンドトラック(全5種類)は、一部CD版の入手困難だったが、劇場公開を記念して再版され、全面デジタル配信も行われた。着うたフルでも、テーマ曲『player』含む3曲が配信された。
- 警察庁が「サイバー犯罪撲滅キャンペーン」に本作のポスターを採用。ポスターデザインはそのままにコピーだけ「ネットは広大だわ。しかし逃げることは出来ない。」に差し替えられ、全国の警察関連施設など1万箇所に貼られることとなった[12]。
- 2011年4月29日、大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、田中敦子(草薙素子役)、大塚明夫(バトー役)、神山健治監督が登壇。Ustreamを通じて全世界に生中継を実施。全世界の視聴者総合ランキングで8位を記録している[13]。
- 2011年6月11日深夜、観客動員10万人と興行収入2億円突破を記念して、神山健治監督と石井朋彦プロデューサーによる劇場生オーディオコメンタリー上映が行われ、会場の様子と本編2D版を無料配信、Ustreamでは全世界約21万チャンネルで首位、ニコニコ生放送の視聴者数は13万人を突破している[14]。また、東日本大震災によって公開が延期になっていた仙台市での上映が、2011年6月18日より開始されることが発表された[15]。
- 2011年6月20日、MOVIX仙台営業再開記念イベントとして神山健治監督の舞台挨拶付き上映会が行われた。
同時上映作品
- 『Xi AVANT(クロッシィ・アバン)』
- NTTドコモの次世代通信サービス「Xi」が普及した近未来を描く3分30秒の短編3Dアニメーション作品。『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』および『東のエデン』のスタッフにより制作されたが、東日本大震災の影響により2011年4月9日からの公開となった[16]。
- 『タチコマな日々』(一部劇場のみ)
- 本作の大ヒットを記念して、完全受注生産での発売となる『タチコマな日々大全集 ぜんぶいり!』(新作3話を追加した全73話、本作のDVD・Blu-ray発売に伴う)用に制作中であった新作の中から、シリーズ最長4分となる1話のみが本編と同じ3D立体視化の上で、2011年4月23日より先行公開された[17]。
劇場版スタッフ
- 監督:神山健治
- 制作:Production I.G
- プロデューサー:石井朋彦
- 配給:Production I.G、ティ・ジョイ
PPV版との相違点
- 全編3D化
- 全カットフルグレーディング
- オープニング作画変更
- タイトルロゴデザイン変更
受賞歴
- 第1回 国際3Dアワード 2011 Lumiere Japan 劇場映画部門賞[18]
小説版
3D劇場版公開に合わせ神山健治監督自らノベライズ。
- ^ a b “「攻殻機動隊S.A.C.」の続編「SSS」”. AV Watch. 2006年7月3日閲覧。
- ^ a b “特殊映像ラボラトリー第30回「攻殻機動隊S.A.C. SSS 3D」自主配給に乗り出すIG”. アニメ!アニメ!ビズ. 2011年3月24日閲覧。
- ^ 実際の総務省の英訳名は(Ministry of Internal Affairs and Communications)である。
- ^ 攻殻機動隊 S.A.C.シリーズと同じ世界観の前の時代を描いた「東のエデン」では、主要人物の一人が日本の立て直しを目的に内務省の復活を目論んでいた。そのため、その目論見が叶った形となる。
- ^ a b 小説版『攻殻機動隊 S.S.S.』p.201~202
- ^ 映画『攻殻機動隊 SAC SOLID STATE SOCIETY 3D』満席続出《観る人を電脳化する》体感型3Dに絶賛のコメント続出! CINEMA TOPICS ONLINE 2011年3月30日
- ^ “「未知の3D映像だった」『攻殻機動隊…』新作が満足度ランク首位”. チケットぴあ. 2011年3月28日閲覧。
- ^ “映画『攻殻機動隊』大ヒットを受け公開規模を3倍に拡大!”. @ぴあ映画生活. 2011年4月19日閲覧。
- ^ “邦画史上初!YouTubeで3D予告編が解禁に!メガネもダウンロードで入手可能!『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』”. シネマトゥデイ. 2011年2月9日閲覧。
- ^ “YouTube で3D動画を観よう。「攻殻機動隊 S.A.C. SSS 3D」の本編映像の一部を 3D で公開”. YouTube Japan Blog. 2011年2月9日閲覧。
- ^ “映画『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』完成披露オールナイトイベント開催”. CINEMA TOPICS ONLINE. 2011年2月28日閲覧。
- ^ “攻殻機動隊がサイバー犯罪を撲滅、「ネットは広大だわ。しかし逃げることは出来ない。」”. GIGAZINE. 2011年4月22日閲覧。
- ^ “『攻殻機動隊 3D』草薙素子&バトーの声優が登場する舞台あいさつ、Ustream全世界の視聴者総合ランキングで8位”. シネマトゥデイ. 2011年4月30日閲覧。
- ^ “映画『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』生コメンタリー上映会、約13万人が視聴!”. CINEMA TOPICS ONLINE. 2011年6月15日閲覧。
- ^ “被災地での上映も開始! 『攻殻機動隊』3D版が動員10万人を突破”. チケットぴあ. 2011年6月14日閲覧。
- ^ “「東のエデン」ファン必見!震災の影響で完成が遅れた「Xi AVANT」が「攻殻機動隊」と同時上映で初披露”. シネマトゥデイ. 2011年4月9日閲覧。
- ^ “映画『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』に『タチコマな日々』同時上映決定”. CINEMA TOPICS ONLINE. 2011年4月24日閲覧。
- ^ “第1回 国際3Dアワード2011 Lumiere Japan 表彰作品”. 国際3D協会 I3DS日本部会. 2011年12月28日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2011年10月20日閲覧。
- ^ 攻殻機動隊 S.A.C. meets NISSAN
固有名詞の分類
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