平面交差
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/12 05:19 UTC 版)
概要
「平面交差」は同一種だけでなく異種の交通を含む、包括的で一般化された概念である。
平面交差は、道路同士のものは交差点、鉄道同士のものはダイヤモンドクロッシング、鉄道と道路のものは踏切、道路と水路のものは洗い越しという。
交通というものを包括的・俯瞰的にとらえるときは、「交差点」や「ダイヤモンドクロッシング」などと種類ごとに分断されてしまった用語ではなく、「平面交差」という包括的・俯瞰的な用語を使う。
平面交差のメリットは立体交差と比較すると、一般論として言えば、作ることが簡単で短期に作れ、建設費用(コスト)が圧倒的に少なくて済むことである。 デメリットとしては、次のようなことがある。
- 道路同士の平面交差(交差点)の場合
- 交通事故が非常に起きやすい場所となる(※)。交差点の中でも付近でも起きるようになる。
- (※)令和2年(2020年)の交通安全白書によると、令和元年中の交通死亡事故発生件数を道路状況別に集計したものは、次のようになっている。「交差点内」 1,076件(交通事故全体の34.3%)、「交差点付近」 374件(交通事故全体の11.9%)。つまり総計すると、交通事故の実に46.2%が交差点の「内側」や「付近」で起きている。対して他の場所は「一般道路(交差点、カーブ、トンネル、踏切等を除いた道路形状)」 1,026件(32.7%)、「カーブ」 439件(14.0%)といったところである。
- 交通渋滞の原因となる。
- 鉄道同士の平面交差(ダイヤモンドクロッシング)の場合
- ダイヤを組む際に制約条件となってしまう。
- 鉄道と道路の平面交差(踏切)の場合
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