和倉温泉 温泉街

和倉温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/10 16:22 UTC 版)

温泉街

全国有数の高級温泉街として知られ、七尾湾に面して旅館が並ぶ。また、能登観光の玄関口でもあり、海のレジャーゾーンで知られる能登島にも近く、七尾市街にもフィッシャーマンズワーフ(能登食祭市場)など見所がある。

毎年4月8月に花火大会、6月能登よさこい祭りが開催され、宿泊客や地元の人々でにぎわう。

宿泊施設

【和倉温泉旅館協同組合加入旅館】 ◎和倉温泉5号8号10号13号源泉使用

  • 加賀屋
  • 茶寮の宿 あえの風
  • きまま、旅館ライフ 虹と海
  • ホテル海望
  • 天空の宿 大観荘
  • 多田屋
  • おくだや
  • ゆけむりの宿 美湾荘
  • 旅亭 はまなす
  • 宿守屋寿苑
  • お宿 すず花
  • 湯の華
  • 味な宿 宝仙閣
  • 大正ロマンの宿 渡月庵
  • 能州 いろは
  • 花ごよみ
  • 日本の宿のと楽
  • 湯快リゾート 和倉温泉金波荘
  • 十番館 ※和倉の源泉は引湯していません
  • はまづる
  • 加賀屋別邸 松乃碧
  • 白鷺の湯 能登 海舟

【和倉温泉旅館協同組合、以外の宿(和倉の源泉は引湯していません)】

  • 青海荘
  • HOTEL α-1能登和倉
  • 岡田屋
  • 過雁荘
  • コンドミニアムスイート和倉
  • みかさホテル和

泉質

ナトリウムカルシウム塩化物泉弱アルカリ性(泉源によっては中性)高張性高温泉。

無色透明だが塩分は非常に強く、よく温まる。神経痛や関節痛・腰痛などに効能が高い。

湧出量は、約2,618 t/日(約1,600 L/分)。泉温89.1度。

歴史

開湯1200年とされる歴史の古い温泉で、傷ついた白鷺が癒しているのを漁師が発見したと伝えられる[1]

地名の和倉とは「湧く浦」、つまり湯の湧く浦(入り江)であり、海の中から発見された[2]

そのため、潮が退いている時でないと湯を利用することができなかったが、近世には七尾城主の畠山氏加賀藩前田氏によって温泉が整備され、共同浴場が置かれた。

温泉地として本格的に開発されたのは明治時代になってからであり、戦後になって交通アクセスの向上に伴い、温泉街も大規模化した[2]

高度経済成長期に入ると能登半島方面に観光ブームが湧き起こり、その後七尾線の電化に伴い特急乗り入れが開始し、急速に宿泊客が増加した。

一時は、同じ石川県内加賀温泉郷や隣県である福井県芦原温泉と同じく歓楽要素を持っていたが、今日その傾向は薄く、旬刊旅行新聞が主催する「日本のホテル旅館100選」にて「日本一の旅館」と言われる加賀屋の影響もあって、各旅館とも高級指向を全面に打ち出している。

今日では山代温泉と並び、県内温泉地における宿泊客トップを競う形となっている。

2007年平成19年)3月に発生した能登半島地震では大半の旅館が被災し、ほとんどの旅館が営業停止となったが、大部分の旅館は同年4月1日までに営業を再開した。

沿革

万国鉱泉博覧会開催、三等賞受賞。
3月25日 - 能登半島地震により被災。ほとんどの旅館が営業停止となるが、4月1日までに営業を再開する。

交通アクセス

毎年6月に行われる能登よさこい祭り(画像は平成18年(2006年)まで開催していた「能登よさこい・キリコ祭り」の画像。※現在は能登よさこい祭り単独で開催)
鉄道
和倉温泉駅JR七尾線のと鉄道七尾線)下車、車で5分・徒歩で25分。
バス
北鉄能登バス能登島交通和倉温泉バスターミナル」下車、徒歩5分。
新高岡駅高岡駅より加越能バスわくライナー「和倉温泉観光会館」下車。
大阪駅京都駅金沢駅より西日本JRバス北陸道グラン昼特急号「和倉温泉」下車。
能越自動車道 和倉ICから石川県道47号七尾能登島公園線経由で5分。

  1. ^ 和倉温泉について 和倉温泉観光協会
  2. ^ a b 『全国温泉大事典』(1997年12月18日、旅行読売出版社発行)478ページ。


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